User Manual
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YamahaSteinbergFWDriver インストールガイド
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About画面
YamahaSteinbergFWDriverのバージョンを表示します。
ワードクロックについて
デジタルオーディオの世界では、「ワードクロック」と呼ばれる信
号を使ってオーディオ信号の処理タイミングを同期させていま
す。ワードクロック信号が正常にやり取りされていない場合は、た
とえ両方の機器が同じサンプリング周波数に設定されていても、
処理タイミングの微妙なずれにより、正常に信号が送受信できな
かったり、クリックノイズの原因となったりします。
通常は1台の機器がワードクロック信号を送信し、その他の機器
は受信したワードクロック信号に同期してデジタルオーディオ信
号を処理します。このワードクロックの送信側となる機器を「ワー
ドクロックマスター」、受信側となる機器を「ワードクロックス
レーブ」と呼びます。
YamahaSteinbergFWDriver対応機器によっては、外部機器を
ワードクロックマスターとして動作可能です。このとき、Clock
Sourceでワードクロック信号の送信元(ワードクロックソース)
を選択します。
オーディオドライバーのバッファーサイズの設定について
DAWソフトウェアなどのアプリケーションを使用中に、ノイズが
発生するなどオーディオデータを正しく録音/再生できないこと
があります。この場合、バッファーサイズ(オーディオバッファサイ
ズ)を調整することで改善できることがあります。バッファーサイ
ズは、通常、アプリケーションのオーディオドライバーの設定画面
で調整します。(WindowsのASIO対応アプリケーションでは、
YamahaSteinbergFWDriverのコントロールパネルのASIO
BufferSizeで調整します。)
バッファーサイズを大きくすると、コンピューターのCPUへの負
荷を軽減できますが、オーディオデータの録音/再生時にレイテン
シー(遅延)が大きくなります。逆にバッファーサイズが小さすぎる
と、録音/再生時にノイズが発生したり、一時的に音切れしたりす
る場合があります。
なお、適切なバッファーサイズは、お使いのコンピューターの性能
や使用状況(DAWソフトウェアで録音/再生しているオーディオ/
MIDIトラック数や使用しているプラグインソフトウェア数など)
によって異なります。