User Manual

MOTIF XSエディターとは
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターとは
MOTIF XSエディターは、MOTIF XSのボイスまたはマルチ音源(ソング/パターンモード)の設定を、コンピューター画
面を使って視覚的に確認しながら編集することができるソフトウェアです。MOTIF XS本体のパラメーターをコン
ピューターからリモートで編集したり、MOTIF XS内のデータをコンピューターに保存したりできます。
このMOTIF XSエディターは、
Studio Manager
Studio Connections対応DAWアプリケーション
のプラグインとして利用できます。
Studio Managerとは
Studio Manager V2は、ヤマハのハードウェア製品をリモートコントロールする複数のエディターソフトウェアを起
動させたり、複数のエディター設定を保存したりする共通のプラットフォームです。Studio Managerは、単独のアプ
リケーションとして、またCubase 4やCubase AI 4のようなStudio Connections対応DAWアプリケーションのプ
ラグインとして動作します。
詳細はStudio Manager取扱説明書(PDFマニュアル)をご参照ください。
Studio Connectionsとは
Studio Connectionsとは、Steinberg社とヤマハが先導する共同プロジェクトです。コン
ピューターを中心とした音楽制作環境では、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせて使用
する状況が一般的ですが、このような状況でハードウェアとソフトウェアそれぞれの良い部分
を活かしながら、さらに利便性の高い環境を提供するためのソリューションです。以下のよう
なソリューションを実現しています。
Recall
各エディターの設定は、Studio Managerでまとめて保存/呼び出しできます。
すなわち、複数の機器の設定をStudio Managerからまとめて呼び出す(リコールする)ことにより、システム全体の設
定を簡単な操作で変更できます。この機能をRecall (リコール)と呼びます。
さらに、Studio Connectionsに対応したDAWアプリケーションをお使いの場合は、各エディターのデータを、DAW
アプリケーションのプロジェクトファイルの一部として保存できます。これにより、DAWアプリケーションのプロ
ジェクトファイルを開くだけで、自動的に各機器の設定をリコールできます。
Studio ManagerからRecallが実行された場合、MOTIF XSエディターは、「エディター設定」の Auto Sync Setting (39ペー
)で設定されたデータと転送方向に従って、MOTIF XS本体とのデータ同期を行ないます。