User Manual
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MOTIF XSエディター VSTのデータ構成
MOTIF XSエディター VST マニュアル
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MOTIF XSエディター VSTのデータ構成
MOTIF XSエディター VSTでは、下記を1つのファイルとして保存できます。
•
グローバルのカレントデータ(エディットの最終状態 )
•
ボイスモードのカレントデータ(エディットの最終状態)
•
ソングまたはパターンモードのカレントデータ(ミキシングデータ、各パートでのボイスエディットの最終状態、ミキシング
ボイス×16)
•
ユーザーボイスデータ(ノーマルユーザー×3、ドラムユーザー×1)
カレントデータとは、各パートのボイス設定やパン、ボリューム、エフェクトなどのミキシング設定だけでなく、各
パートで最後に選択されていたボイスの、コモンエディットやエレメントエディットの最終状態も含んでいます。また、
保存できるボイスバンクのうち、ミキシングボイスだけはカレントデータに属します。エディターでは各パートのノー
マルボイスを、エレメントにまで踏み込んでエディットでき、またそのエディットした最終状態を、ユーザーボイスや
ミキシングボイスとして本体にストア(保存)しなくても、そのままファイルとして保存できます。したがって、保存し
たファイルをあとで再度読み込めば、エディットの最終状態をすぐに再現することができ、便利です。
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MOTIF XSエディター VSTでは、ミキサー部の「G」列に表示されているパラメーターの一部と、パラメーターカテゴリー部の
「Global Settings」のパラメーターを合わせて、「グローバルデータ」として扱っています。
MOTIF XSエディター VSTによって作られるデータの構成、MOTIF XS本体内部のメモリーでのデータ構成、および
両者の関係については下図をご覧ください。
MOTIFXSエディターVST(VST3プラグイン)
DAWアプリケーションのプロジェクトファイル(コンピューター)
グローバルのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ボイスモードのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ユーザーボイスデータ
ソングまたはパターンモ ードの
カレントデ ータ
(エディットの最終状態)
・マ ル チ コ モ ン デ ー タ
・ノーマルユーザー1(128ボイス)
・ノーマルユーザー2(128ボイス)
・ノーマルユーザー3(128ボイス)
・ドラムユーザー1(32ボイス)
パートボイスデータ
(16ボイス)
ミキシングボイスデータ
(16ボイス)
ボイスのストア
*2
同期
*1
同期
*1
同期
*1
ボイスのストア
*2
MOTIFXS本体
グローバルのカレントデータ
(エディットの最終状態)
グローバルデータ
ボイスモードのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ユーザーボイスデータ
ソングまたはパターンモ ードの
カレントデ ータ
(エディットの最終状態)
・マ ル チ コ モ ン デ ー タ
・マ ル チ コ モ ン デ ー タ
・ノーマルユーザー1(128ボイス)
・ノーマルユーザー2(128ボイス)
・ノーマルユーザー3(128ボイス)
・ドラムユーザー1(32ボイス)
パートボイスデータ
(16ボイス)
ミキシングデータ
ミキシングボイスデータ
(16ボイス)
エディターファイル
(拡張子:.X0E)
ボイスのストア
*2
(48ページ)
ボイスのストア
*2
(48ページ)
ボイスのストア
*2
(
48ページ
)
ボイスのストア
*2
(
48ページ
)
グローバルのストア
*3
(48ページ)
ミキシングのストア
*3
(49ページ)
*1 コンピューターとMOTIF XS本体が適切に接続されていてオンラインの状態に設定されていれば、エディター側でエディットしても本体側でエディットしても設定された状態は同期します。
*2 エディター側でストア(保存)操作を行なうことで、実機側でもストアが行なわれます。
*3 グローバルデータとミキシングデータについては、エディター側でのストア(保存)操作により、MOTIF XS本体のメモリーにデータが保存されます。