User Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 取扱説明書の使い方
- 付属品
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- スタートガイド
- コンピューター活用編
- 基礎編
- リファレンス編
- ボイスモードで演奏する(ボイスプレイ)
- ノーマルボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ドラムボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ボイスジョブによる便利機能
- パフォーマンスモードで演奏する(パフォーマンスプレイ)
- パフォーマンスを作り変える(パフォーマンスエディット)
- パフォーマンスジョブによる便利機能
- サンプリングでボイス/パフォーマンスを作る (サンプリングモード)
- ソングを再生する(ソングプレイ)
- ソングを録音する(ソングレコード)
- ソングに録音したデータを1つずつ修正する (ソングエディット)
- ソングを編集する(ソングジョブ)
- パターンを再生する(パターンプレイ)
- パターンを録音する(パターンレコード)
- パターンを修正する(パターンエディット)
- パターンを編集する(パターンジョブ)
- ソング/パターン再生時のマルチ音源を設定する (ミキシングモード)
- ソングやパターンにオーディオを録音する (サンプリングモード)
- マスターキーボードとして使う(マスターモード)
- システムに関する設定をする(ユーティリティーモードなど)
- ユーティリティーを設定する手順
- システムインフォメーション画面を表示する [SF6] INFO (インフォメーション)
- システム全般の設定をする [F1] General (ジェネラル)
- オーディオの入出力について設定する [F2] I/O (インプット/アウトプット)
- ボイスモードのマスターエフェクト/EQ などの設定をする [F3] Voice (ボイス)
- ボイスモードのオーディオ入力に関して 設定する [F4] VoiceAudio (ボイスオーディオ)
- リモートやMIDIの設定をする [F5] Control (コントロール)
- 工場出荷時の状態に戻す [JOB] (ファクトリーセット)
- シーケンサーの設定をする [SEQ SETUP](シーケンサーセットアップ)
- ファイルを操作する(ファイルモード)
- 資料
68
音源部やオーディオ入力部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざまな効果をかけ、音を加工する装置です。音
作りの最終段階でエフェクトを活用することによって、さらに表現力を加えます。
システムエフェクトは、各パートのセンドレベルによって出
力された信号をまとめてエフェクトに送り、効果のかかった
信号をリターンレベルで出力ラインとミックスするタイプの
エフェクトです。そのため、すべてのパートに対して効果を
かけることができます。
MOTIF XSでは、システムエフェクトとしてリバーブとコー
ラスの2つのエフェクトを搭載しています。
コーラスからリバーブへのセンドレベル(コーラストゥーリ
バーブ)が設定できます。これは、コーラスの出力音にリバー
ブをかけるためのもので、コーラスを通らない信号と同じ程
度のリバーブ感を加えることで、自然な効果を得ることがで
きます。
インサーションエフェクトは、ボイスに対して効果をかける
ためのエフェクトです。各ボイスにはインサーションA/Bを1
セットにした1系統のインサーションエフェクトが内蔵されて
いて、A/Bを異なったエフェクトに設定したり、ボコーダー
として機能させたりできます。ボイスコモンエディットのコ
ネクト画面(107ページ)で設定します。
MOTIF XSは8系統のインサーションエフェクトを内蔵して
いるので、パフォーマンスの場合、パート1〜4とA/Dイン
プットパートの合計5パートすべて、各パートのボイスに設定
されたインサーションエフェクトを有効に設定できます。ミ
キシングの場合は、パート1〜16、A/Dインプットパートの
合計17パートの中からボイスのインサーションエフェクトを
有効にする8パートを設定するしくみになっています。ただ
し、パフォーマンス/ミキシングモードの場合、ボコーダーを
有効にできるのはパート1のみです。
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかけるエフェクト
です。複数のエフェクトタイプがあります。
ノーマルボイスの各エレメント、ドラムボイスの各ドラム
キーが持つEQです。2バンドのシェルビングタイプのパラメ
トリックEQと、1バンドのピーキングタイプのパラメトリッ
クEQ、そして単に出力音をブーストするEQの3種類のタイプ
から選んでパラメーターを設定します。
パフォーマンスとミキシングの各パートに内蔵されている3バ
ンドのパラメトリックEQです。ローとハイはシェルビングタ
イプ、ミッドはピーキングタイプです。
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、5バンドの
EQです。ローとハイの形状を、ピーキングタイプかシェルビ
ングタイプかに切り替えることができます。
1
2
3
4
56