User Manual

Table Of Contents
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パッチ画面では、パターン(セクション)の各トラックに割り当
てられているフレーズを確認できます。
では、[F4]ボタンを押してパッチ画面に切り替えましょう。
フレーズとは、1トラックで構成されている数小節のシーケン
スデータで、ドラムやベース、ギターなど、パートごとの演
奏データが記録されています。ちょうど、セクションの1パー
ト分の演奏が独立したものだと考えればいいでしょう。なお、
1パターンには、最大256個のフレーズを録音できます。
この画面で分かるように、セクションに録音された演奏は、
いったんフレーズに記録されたあと、そのフレーズがトラッ
クに割り当てられることで、トラックで再生される状態にな
ります。
このため、あるセクションで録音したフレーズは、フレーズ
ナンバーを設定するだけで、他のセクションでも簡単に利用
できます。
ためしに、パッチ画面の各トラックに割り当てられているフ
レーズを別のフレーズに入れ替えたり、フレーズが割り当て
られていないトラックにフレーズを割り当てたりしてみま
しょう。
n
MOTIF XSにはプリセットフレーズはなく、初期状態ではす
べてのフレーズは何も録音されていません。ただしデモデー
タが読み込まれている場合は、デモデータで使われているフ
レーズについてはデータが入っています。フレーズはパター
ンナンバーによって切り替わるので、データが入っているフ
レーズ数はパターンナンバーによって異なります。他のパ
ターンナンバーに保存されているフレーズを別のパターンナ
ンバーで使いたいときは、[SF5] Copyボタンを押して、コ
ピーフレーズを実行します。コピーフレーズについて詳しく
は、212ページの[SF5] Copy (
4
)をご覧ください。
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ミキシングとは、パターン(セクション)を再生するための音源
設定です。ミキシングはパターンの16トラックに対応した
16パートで構成されていて、パートごとにさまざまな設定を
行なうことができます。パターンプレイから[MIXING]ボタン
を押してミキシング画面を表示すると、パートごとのボイス
やパン、ボリュームなどの設定を確認できます。
では、[MIXING]ボタンを押してミキシング画面を表示し、ボ
イスやパン、ボリュームなどを変更してみましょう。
1
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ミキシング画面が表示されます。
2
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ここでは、フレーズが割り当てられているトラックと同じ番
号のパートを選びましょう。
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どのトラックにフレーズが割り当てられているか分から
ない場合は、[EXIT]ボタンを押していったんパターンプ
レイに戻り、トラックを確認しましょう。
3
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[PROGRAM]ボタンを押してランプを点灯させると、バンク
ボタン、グループボタン、ナンバーボタンでボイスが選べる
状態になります。
4
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パートの設定について、さらに細かく変更する場合には、
ミキシング画面から[EDIT]ボタンを押してミキシングエ
ディットに入ります。ミキシングエディットについては、
リファレンス(233ページ)をご覧ください。
ミキシングの設定はパターンデータの中に含まれており、保
存すると、パターンデータ全体が保存されます。保存してお
きたい場合は、パターンストア(218ページ)をご覧ください。
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