User Manual

Table Of Contents
  
37
󰹴
 
パターンは、楽曲の素材を作成し、それを組み合わせて効率的に曲作りするとても便利なしくみです。ここでは、パターンのしく
みと活用方法について説明します。


MOTIF XSで曲を作るには、ソングモードで作る方法とパ
ターンモードで作る方法のふたつの方法があります。
ソングモードでは、曲を最初から終わりまで順を追って作っ
ていく方法で作成します。一方パターンモードでは、まず楽
曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディングなど)を作
成し、それを組み合わせることで効率的に曲作りを行います。
パターンモードにおける楽曲の素材をパターンといいます。
パターンは、パターンナンバー (01〜64)とセクション(A〜
P)で選びます。パターンナンバーは曲に当たり、セクション
は曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディングなど)に
当たります。パターンの長さは、ループ素材として使う2〜4
小節程度のものから、イントロやAメロに相当する16〜32
小節程度のものまで、1〜128小節の範囲で自由に設定でき
ます。たとえば、セクションAでイントロ、セクションBでA
メロ、セクションCでサビ、セクションDでBメロ、セクショ
ンEでエンディングを作成し、下図のように並べることで1曲
の伴奏部分ができあがります。
パターンモードのように曲を分割して曲作りする方法は、気
に入ったリズムパターンやひらめいたリフなどを曲の素材と
して次々にセクションに記録しておき、後から素材となるセ
クションを組み合わせて曲作りするために、アイデアを形に
しやすいという特長があります。また、MOTIF XSに搭載さ
せたアルペジオ機能やパフォーマンスレコード機能を活用す
れば、比較的簡単に曲を作ることができます。
n
パターンチェーン(213ページ)を使うと、素材となるセク
ションを組み合わせて曲作りができます。また、作成したパ
ターンチェーンは、チェーンエディット(215ページ)でソン
グデータに変換できます。

パターンを作成する前に、MOTIF XSに収録されているデモ
パターンを聴いてみましょう。
MOTIF XSには、パターン作成のヒントになる多数のジャン
ルを網羅したデモパターンが収録されています。
1


2


パターンプレイ画面が表示されます。
n
図のように、パターンは16トラックで構成されていま
す。そのため、単にリズムパターンだけを再生するわけ
ではなく、ベースやギター、キーボードなど、さまざま
な楽器のバッキングパターンが含まれているパターンも
あります。
3

4
F


パターンは、[■](ストップ)ボタンを押すまでループ再生され
ます。
5

グループボタン[A]〜[H]でセクションA〜Hを、バンクボタン
[USER 1]〜[USER DR]と[ETHNIC]ボタンでセクションI〜
Pを選びます。
n
再生しながらセクションを切り替えると、共通のテンポ
や楽器構成を持ちながら、演奏のバリエーションやト
ラック数が少しずつ変化するため、選択したパターンに
よっては、まるで曲がAメロからBメロ、サビへと展開し
ているように聞こえます。
続けて、他のパターンも聴いてみましょう。





    
 


 
SECTION
I-P
SECTION
A-H
SUB CATEGORY
PRE 1 PRE 2 PRE 3 PRE 4 PRE 5 PRE 6 PRE 7 PRE 8
ABCDEFGH
USER 1
USER 2
USER 3
GM DRGM
PRE DR
USER DR
PIANO KEYBOARD
ORGAN
GUITAR
BASS
BRASSSTRINGS
SAX/
WOODWIND
SYN LEAD
PADS/
CHOIRS
SYN COMP
CHROMATIC
PERCUSSION
DRUM/
PERCUSSION
SOUND
EFX
MUSICAL
EFX
ETHNIC