User Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 取扱説明書の使い方
- 付属品
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- スタートガイド
- コンピューター活用編
- 基礎編
- リファレンス編
- ボイスモードで演奏する(ボイスプレイ)
- ノーマルボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ドラムボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ボイスジョブによる便利機能
- パフォーマンスモードで演奏する(パフォーマンスプレイ)
- パフォーマンスを作り変える(パフォーマンスエディット)
- パフォーマンスジョブによる便利機能
- サンプリングでボイス/パフォーマンスを作る (サンプリングモード)
- ソングを再生する(ソングプレイ)
- ソングを録音する(ソングレコード)
- ソングに録音したデータを1つずつ修正する (ソングエディット)
- ソングを編集する(ソングジョブ)
- パターンを再生する(パターンプレイ)
- パターンを録音する(パターンレコード)
- パターンを修正する(パターンエディット)
- パターンを編集する(パターンジョブ)
- ソング/パターン再生時のマルチ音源を設定する (ミキシングモード)
- ソングやパターンにオーディオを録音する (サンプリングモード)
- マスターキーボードとして使う(マスターモード)
- システムに関する設定をする(ユーティリティーモードなど)
- ユーティリティーを設定する手順
- システムインフォメーション画面を表示する [SF6] INFO (インフォメーション)
- システム全般の設定をする [F1] General (ジェネラル)
- オーディオの入出力について設定する [F2] I/O (インプット/アウトプット)
- ボイスモードのマスターエフェクト/EQ などの設定をする [F3] Voice (ボイス)
- ボイスモードのオーディオ入力に関して 設定する [F4] VoiceAudio (ボイスオーディオ)
- リモートやMIDIの設定をする [F5] Control (コントロール)
- 工場出荷時の状態に戻す [JOB] (ファクトリーセット)
- シーケンサーの設定をする [SEQ SETUP](シーケンサーセットアップ)
- ファイルを操作する(ファイルモード)
- 資料
33
今度はMOTIF XSを使って曲作りにチャレンジしてみましょう。MOTIF XSには、曲を作るためのシーケンサーが内蔵されてい
ます。シーケンサーとは、楽器の演奏を演奏データ(MIDIデータ)として記録する機能のことで、この機能を利用すれば、ビッグバ
ンドやオーケストラの演奏なども1人で作り上げることができます。さらにMOTIF XSのシーケンサーは、別売りのDIMMを本体
に取り付けることで、ボーカルなどの音声の録音や編集もできるので、1台で楽曲を完成させることも可能です。
シーケンサーを使って曲作りを行なうための用語を解説します。
ソングとは、まとまった1つの楽曲のことで、通常は1つのソ
ングで1曲を作成します。MOTIF XSには64ソング分のメモ
リーが用意されています。
トラックとは、演奏を録音するためのメモリーのことで、1つ
のトラックには1パート分の楽器の演奏が録音できます。
MOTIF XSのソングには、16トラックが用意されていて、
16パート分の楽器演奏を録音/再生可能です。
トラックに録音した演奏データを再生するときに、ソング専用
の音源として機能するのがミキシングです。ミキシングには、
ソングの16トラックに対応した16個のパートが用意されてい
て、各トラックを再生するためのさまざまな設定ができます。
ミキシングは、ソングごとに1つずつ用意されています。
n
ソングやトラック、ミキシングなど、ソングの構造について
詳しくは58ページをご覧ください。
リアルタイム録音とは、メトロノームに合わせて鍵盤を演奏
してデータを入力する方法です。録音後にタイミングを揃え
たり(クオンタイズ)、間違った音符を修正したり(ソングエ
ディット)できるので、気軽に録音できます。
リアルタイム録音には、replace (リプレース)、overdub
(オーバーダブ)、punch (パンチ)の3つの方法があります。
replaceは元のデータを消して上書き録音し、overdubは元
のデータを残したまま重ね録音し、punchは元のデータの指
定した範囲を部分的に上書き録音します。
ソングの作成に入る前に、デモソングを再生しながら、
トラックのミュート/ソロやコントロールスライダーの活用方
法について紹介しましょう。
下記の手順に入る前に「デモソングを聴いてみよう」(21
ページ)を参考にしてデモソングの再生をスタートさせ、実際
に音で確認しながら操作してみましょう。
••••••••••••••••••••••••••••••••••••
特定のトラックの発音をオフにする機能です。
1
ナンバーボタン[1]〜[16]のランプが点灯します。
2
続けて複数のトラックをミュートすることも可能です。
3
あとで録音を行なうときのために、すべてのトラックの
ミュートを解除しておきましょう。
••••••••••••••••••••••••••••••••••••
特定のトラックだけを発音させて、他のトラックの発音をす
べてオフにする機能です。
1
PA RT SELECT ARP ON/OFF
PA RT MUTE ARP HOLD
PERFORMANCE
CONTROL
123456 87
910111213141516
TRACK
MUTE SOLO
PA RT SELECT ARP ON/OFF
PA RT MUTE ARP HOLD
PERFORMANCE
CONTROL
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TRACK
MUTE SOLO