User Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 取扱説明書の使い方
- 付属品
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- スタートガイド
- コンピューター活用編
- 基礎編
- リファレンス編
- ボイスモードで演奏する(ボイスプレイ)
- ノーマルボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ドラムボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ボイスジョブによる便利機能
- パフォーマンスモードで演奏する(パフォーマンスプレイ)
- パフォーマンスを作り変える(パフォーマンスエディット)
- パフォーマンスジョブによる便利機能
- サンプリングでボイス/パフォーマンスを作る (サンプリングモード)
- ソングを再生する(ソングプレイ)
- ソングを録音する(ソングレコード)
- ソングに録音したデータを1つずつ修正する (ソングエディット)
- ソングを編集する(ソングジョブ)
- パターンを再生する(パターンプレイ)
- パターンを録音する(パターンレコード)
- パターンを修正する(パターンエディット)
- パターンを編集する(パターンジョブ)
- ソング/パターン再生時のマルチ音源を設定する (ミキシングモード)
- ソングやパターンにオーディオを録音する (サンプリングモード)
- マスターキーボードとして使う(マスターモード)
- システムに関する設定をする(ユーティリティーモードなど)
- ユーティリティーを設定する手順
- システムインフォメーション画面を表示する [SF6] INFO (インフォメーション)
- システム全般の設定をする [F1] General (ジェネラル)
- オーディオの入出力について設定する [F2] I/O (インプット/アウトプット)
- ボイスモードのマスターエフェクト/EQ などの設定をする [F3] Voice (ボイス)
- ボイスモードのオーディオ入力に関して 設定する [F4] VoiceAudio (ボイスオーディオ)
- リモートやMIDIの設定をする [F5] Control (コントロール)
- 工場出荷時の状態に戻す [JOB] (ファクトリーセット)
- シーケンサーの設定をする [SEQ SETUP](シーケンサーセットアップ)
- ファイルを操作する(ファイルモード)
- 資料
273
図のようなディレクトリー構成を持つハードディスクを例に
とって、ディレクトリーの移動について説明しましょう。
まず、このハードディスクのルートディレクトリーを開くと、
AとBの2つのディレクトリーだけが表示されます。次にディ
レクトリー Aに入ると、CとDの2つのディレクトリーが表示
されます。さらにディレクトリー Cに入ると、ディレクト
リーは何も表示されなくなり、ディレクトリー Cに保存され
ているファイルだけが表示されます。
このように、表示されるディレクトリーの中に入って階層構
造の下側に移動することを、「階層を降りる」といいます。
次に、ディレクトリー Cからディレクトリー Bに移動してみ
ましょう。まず階層を一つ上がってディレクトリー Aに移動
します。さらにもう一度階層を上がってルートディレクト
リーに移動します。すると再びディレクトリー AとBが表示さ
れる状態になるので、目的のディレクトリー Bに入ります。
このように、離れた位置にあるディレクトリーに移動するた
めには、上下に接しているディレクトリーを1つずつたどりな
がら目的のディレクトリーに移動する必要があります。
n
ファイル画面(275ページ)では、階層を降りる操作は、移動
したいディレクトリーにカーソルを合わせて[ENTER]ボタン
を押します。
階層を上がる操作は、ディレクトリー /ファイルリスト(
3
)の
最上段に移動して[ENTER]ボタンを押します。
ファイルやディレクトリーの場所を示す表示のことをパスと
呼んでいます。パスの書き方は、デバイス(記憶装置)からス
ラッシュ (/)でディレクトリー名をつないでいきます。たとえ
ば、先ほどの図でディレクトリー Cをパス付きで表示すると、
「/USBHDD/A/C」となります。
メモリーやハードディスクなどのデバイス(外部記憶装置)を、
MOTIF XSが認識して使用可能な状態にすることを指します。
MOTIF XSでは、USB記憶装置の場合はUSB端子に接続す
る事で自動的にマウントが実行されます。ネットワークで接
続されたコンピューターのデバイスについては、マウント画
面(277ページ)でマウントの操作を行ないます。
なお、マウントを解除することをアンマウント(Unmount)と
呼びます。
メモリーやハードディスクなどのデバイス(外部記憶装置)を初
期化することをフォーマットと呼びます。フォーマットする
と、そのデバイスに保存されているすべてのファイルやディ
レクトリー (フォルダー )は消えてしまいます。
メモリーやハードディスクなどのデバイスにデータを保存す
ることをセーブ、デバイスからファイルを読み込むことを
ロードと呼びます。
MOTIF XSでは、ロード可能なファイルタイプとセーブ可能
なファイルタイプが下記表のように異なります。目的に応じ
て、適切なファイルタイプを選びましょう。
All (オール) .X0A ユーザーメモリー上のすべてのデータ
を、まとめて1つのファイルとして保存
(セーブ)します。
All Voice
(オールボイス)
.X0V ユーザーバンク(フラッシュ ROM)に保
存(ストア)されたすべてのボイスデータ
を、まとめて1つのファイルとして保存
(セーブ)します。サンプリングで取り込
まれたサンプルを使っているユーザーボ
イスがある場合、該当するウェーブ
フォームも合わせて保存(セーブ)されま
す。
All Arpeggio
(オールアルペジオ)
.X0G アルペジオメモリー (フラッシュ ROM)
上に作成された全ユーザーアルペジオ
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します。
All Song
(オールソング)
.X0S シーケンスメモリー (フラッシュ ROM)
に保存(ストア)されたすべてのソング
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します。各ソングに保存
(ストア)されているすべてのミキシング
データとミキシングボイス、すべてのサ
ンプルボイスも合わせて保存(セーブ)さ
れます。
All Pattern
(オールパターン)
.X0P シーケンスメモリー (フラッシュ ROM)
に保存(ストア)されたすべてのパターン
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します。各パターンに保
存(ストア)されているすべてのミキシン
グデータとミキシングボイス、すべての
サンプルボイスも合わせて保存(セーブ)
されます。
SMF
(スタンダードMIDI
ファイル)
.MID ソング/パターンモードで作成した1つの
シーケンスデータのうち、シーケンスト
ラック(TR1〜16)とテンポトラックの
データを、スタンダードMIDIファイル
(フォーマット0)として保存(セーブ)しま
す。