User Manual

Table Of Contents
  
250
 
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beat1でスライスした結果、アタックの音がダブって聞こえ
たり、リズム感が崩れたりした場合は、スライスタイプを
beat3に設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。

はじめに、スライスタイプをphrase1に設定してスライスし
てみましょう。
phrase1でスライスした結果、アタック感が弱くなったり、
リリース部分の音がダブって聞こえたりした場合は、スライ
スタイプをphrase2に設定してスライスします。さらに、分
割の細かさをサブディバイドで大きく調整し、センスで微調
整します。
phrase1でスライスした結果、サンプルのつなぎ目が目立ち
すぎる場合は、スライスタイプをphrase3、サブディバイド
を小さく設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。こ
の設定は、ストリングやブラスの長く伸びた音(ビブラートが
かかっていないもの)や、ピッチが一定した音をスライスする
場合に適しています。また、ディケイが短く、パーカッシブ
なフレーズにかけると、エコーっぽい効果をかけることがで
きます。
phrase1でスライスした結果、サンプルのつなぎ目が目立ち
すぎる場合は、スライスタイプをphrase4、サブディバイド
を大きく設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。こ
の設定は、ストリングやブラスの長く伸びた音(ビブラートが
かかっているもの)や、ボーカルなどをスライスする場合に適
しています。
スライス処理によって作られるウェーブデータは、切り出さ
れた個々のウェーブデータの長さが、それぞれ元の1.5倍とな
るようにテール部が合成されて付加され、さらに先頭と末尾
にフェード部が付加されます。これら付加されるデータによ
り、再生時のBPMを変更した場合の音質を高めると同時に、
サウンドのスムーズなつながりを得ています。(ただし、スラ
イスタイプ=quickの場合、テール部分は付加されません。)
スライス処理を実行するためには、ウェーブメモリー上に、
これらの合成演算を行なうための作業空きエリアと、出来上
がった分割波形を置くための空きエリアが必要となります。
サンプリング周波数が44.1kHzの場合、各スライスタイプご
とに必要な空きエリアのサイズは、およそ以下のようになり
ます。
「N」は、モノラルサンプルの場合は5.5、ステレオサンプル
の場合は8です。ステレオサンプルの場合、分割数はモノラル
サンプルの場合の2倍で計算します。

  
サンプリングエディットでは、録音したサンプルを修正したり、サンプルの設定を変更したりできます。サンプリングメイン画面
から[EDIT]ボタンを押すとサンプリングエディット画面が表示されます。[EXIT]ボタンを押すとサンプリングメイン画面に戻り
ます。
サンプリングエディットの内容は、ボイス/パフォーマンスモードからサンプリングモードに入った場合とまったく同じです。
サンプリングエディットについては168ページをご覧ください。

  
サンプルやウェーブフォームを編集/加工するための機能です。18種類のサンプリングジョブが用意されています。
サンプリングジョブの内容は、ボイス/パフォーマンスモードからサンプリングモードに入った場合とまったく同じです。サンプ
リングジョブについては171ページをご覧ください。

beat 1 元波形サイズ×N+(0.3×分割数) kbyte
beat 2 元波形サイズ×N+(0.2×分割数) kbyte
beat 3 元波形サイズ×N+(0.3×分割数) kbyte
phrase 1 元波形サイズ×N+(5.8×分割数) kbyte
phrase 2 元波形サイズ×N+(1.4×分割数) kbyte
phrase 3 元波形サイズ×N+(0.4×分割数) kbyte
phrase 4 元波形サイズ×N+(1.4×分割数) kbyte
quick 元波形サイズ×N+(0.7×分割数) kbyte