基 本 編 応 用 編 Hybrid Piano NU1 資 料 取扱説明書 ご使用の前に必ず4〜7ページの「安全上のご注意」 をお読みください。 JA
このたびは、ヤマハハイブリッドピアノをお買い求めいただきまして、 誠にありがとうございます。 この楽器の優れた機能を十分に活かして演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。 また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。 何物にも代え難いアコースティックピアノの価値と、演奏者に自由をもたらすデジタル技術 を融合したピアノ、それがハイブリッドピアノです。 特長 アップライトピアノアクションによる本物のタッチ感 鍵盤を弾くとアクションがはたらき、ハンマーが動くアコースティックピアノと同様の機構により、アッ プライトピアノに極めて近いタッチ感を実現しました。 「CFXサンプリング」搭載 CFXサンプリングは、ヤマハ最高峰のフルコンサートグランドピアノ「CFX」から最高の1台を選び、最 新の技術でサンプリングしたピアノ音色です。重厚な低音と中高音域の輝かしい響きが原音に忠実に再現 され、自然なピアノ音色に仕上がっています。 調律なしでベストコンディション ハイブリッドピアノは、アコースティックピアノとは異なり、調律の必要がありません。長期間のご使用 に関わらず、いつで
目次 バックアップデータと楽器の初期化...................................26 バックアップデータ ........................................................ 26 楽器の初期化(イニシャライズ) ..................................... 26 基本編 簡単な準備だけでピアノ演奏を楽しめます。さっそく 音を出してみましょう。 音を出してみましょう ............................................................ 9 ペダルを使う ....................................................................11 ヘッドフォン(別売)を使う .............................................12 I. A.コントロール(インテリジェント アコースティック コントロール) .................................
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたし ます。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示 するために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生す
警告 電源 / 電源コード 禁止 水に注意 電源コードをストーブなどの熱器具に近づけ 本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったもの たり、無理に曲げたり、傷つけたりしない。ま を置かない。また、浴室や雨天時の屋外など た、電源コードに重いものをのせない。 禁止 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 湿気の多いところで使用しない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源 電源は必ず交流100Vを使用する。 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 た上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修 理ご相談センターに点検をご依頼ください。 必ず実行 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 電源コード/プラグは、必ず付属のものを使用 感電のおそれがあります。 する。 必ず実行 ほかの電源コード / プラグを使用すると、発熱や感 電の原因になります。 電源プラグにほこりが付着している場合は、 必ず実行
設置 取り扱い 不安定な場所に置かない。 鍵盤蓋や本体のすき間に手や指を入れない。 本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々が けがをしたりする原因になります。 また、鍵盤蓋で指などをはさまないように注 禁止 禁止 この製品を持ち運びする場合は、必ず2人以上 で行なう。 必ず実行 意する。 お客様がけがをするおそれがあります。 鍵盤蓋やパネル、鍵盤のすき間から金属や紙 片などの異物を入れない。 この製品を 1 人で無理に持ち上げると、腰を痛めた り、この製品が落下して破損したり、お客様やほか の方々がけがをしたりする原因になります。 禁止 感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因にな ることがあります。 本体を移動するときは、必ず電源コードなど の接続ケーブルをすべて外した上で行なう。 必ず実行 コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し たりするおそれがあります。 この製品を電源コンセントの近くに設置す る。 必ず実行 本体の上にのったり重いものをのせたりしな 電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコ
必ず実行 イスのネジを定期的に締め直す。 小さなお子様の後方への転倒に注意する。 イスを長期間使用すると、イスのネジがゆるむこと があります。ネジがゆるんだ場合は、付属のスパナ で締め直してください。 背もたれがないため、後方へ転倒してけがをするお それがあります。 必ず実行 イスの脚で床やたたみを傷つけないよう注意 する。 必ず実行 イスの下にマットを敷くなどして、床やたたみを保 護されることをおすすめします。 注記(ご使用上の注意) 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。 ■ 製品の取り扱いに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音が生じる 原因になります。 • 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、ほこりや 振動の多いところで使用しないでください。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする原因になり ます(5℃〜40℃の範囲で動作することを確認
基本編 各部の名前 概観 譜面立て(9、10ページ) 電源スイッチ (9、10ページ) 操作パネル (下記参照) 鍵盤蓋 (9、10ページ) マスターボリューム [MASTER VOLUME] つまみ(10ページ) <本体正面> 端子パネル (27ページ) トゥーデバイス [USB TO DEVICE] 端子(23ページ) フォーンズ [PHONES]端子 (12ページ) <本体背面> イン [AC IN]端子 (9ページ) ペダル(11ページ) アジャスター (高さ調節に使います。) 操作パネル q 画面 ....................................................................................下記参照 デモ ソング w [DEMO/SONG]ボタン ............................................... 13ページ q リバーブ e [REVERB]ボタン....................................................
音を出してみましょう 基本編 1 電源コードを接続する イン 1-1 電源コードの本体側のプラグを[AC IN]端子に差し込みます。 [AC IN]端子の位置は「各部の名前」(8ページ)でご確認くだ さい。 AC IN 警告 電源コードは必ず付属のものをお使いください。他の電源コード を使用すると、発熱や感電の原因になります。 1-2 コンセント側(家庭用AC100V)のプラグを差し込みます。 警告 電源は必ずAC100Vを使用してください。 2 本体正面のくぼみに両手を掛け、鍵盤蓋を持ち上げて 開ける 注意 鍵盤蓋を開閉するときは、両手で静かに行ない、途中で手を離さないで ください。また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、鍵盤蓋の端と 本体の間に手や指をはさまないようご注意ください。 注意 手や指をはさまないように注意 3 鍵盤蓋の上部を折りたたみ、譜面立てを開く 必要に応じて楽譜を譜面立てに乗せます。 4 鍵盤の右側にある[ ]電源スイッチを押して、電源を入れる 電源ランプが点灯し、鍵盤左側にある画面(8ページ)に「nU1」の表示が現れます。表示が終わると楽器が起動します。
音を出してみましょう 5 鍵盤を弾く 音量を調節する マスターボリューム 音量は、鍵盤の下の正面左側の[MATER VOLUME]つまみ(8ページ)で調節します。実際に鍵盤を弾いて音を出しなが ら、音量を調節してください。 MASTER VOLUME 小さくなる 大きくなる MIN MAX USB TO 注意 大きな音量で長時間使用しないでください。聴覚障害の原因になります。 6 もう一度[ ]電源スイッチを押して電源を切る 電源ランプが消灯します。 注意 電源スイッチを切った状態でも微電流が流れています。楽器を長時間使用しないときは必ずコンセントから電源プラグを抜いて ください。 7 譜面立てを閉じる 開いたままの状態で鍵盤蓋を閉めると、譜面立てが鍵盤とぶつかる ので、必ず閉じましょう。 8 折りたたんである鍵盤蓋の上部を開き、両手を使って静かに鍵盤蓋を閉める 注意 手や指をはさまないように注意 10 NU1 取扱説明書
音を出してみましょう ペダルを使う 右のペダル(ダンパーペダル) このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても弾いた音を長く響かせることができま す。ペダルを踏むのをやめると、すぐに持続している音は止まります。この楽器のダンパー ペダルはハーフペダルに対応しており、どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるか (ハーフペダルポイント)を設定できます。 ここでダンパーペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤とその あと弾いた音すべてが長く響く ●ハーフペダル機能 ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸 びます。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の 響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。 ●ハーフペダルポイントの設定 どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるか(ハーフペダルポイント)を、設定しま す。 ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、A#5〜E6の鍵盤のどれかを押します。 ハーフペダルの効果は、数値(-2〜0〜4)が小さいほど浅い踏み込み位置でかかり、数値が 大きいほど深
音を出してみましょう ヘッドフォン(別売)を使う ヘッドフォンを使う場合は、楽器本体底面の左側にある フォーンズ [PHONES]端子に接続します。ヘッドフォンを接続すると MASTER VOLUME 自動的にスピーカーから音が出なくなります。 [PHONES]端子は2つありますので、ヘッドフォンを2本 接続して2人で演奏を楽しむこともできます。 MIN MAX USB TO DEVICE PHONES 注意 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚 障害の原因になります。 ステレオフォーンプラグ (標準) I. A.コントロール(インテリジェント アコースティック コントロール) インテリジェント アコースティック コントロール I. A.コントロール(Intelligent Acoustic Control)とは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能で す。音量が小さい場合でも、低音や高音がしっかりと聞こえるようになります。I. A.コントロールは、この楽器のスピーカー からの出力音のみに有効です。 ●I. A.
応用編 楽器を使いこなす 音色を選ぶ ●グランドピアノ1の音色を選ぶ ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押して離すとグランドピアノ1が選ばれます。 ●他の音色を選ぶ 応用編 [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、[+]または[−]ボタンを押すと音色が切り替わりま す。 音色リスト 画面 音色名 音色紹介 1 グランドピアノ1 フルコンサートグランドピアノからサンプリングしました。クラシッ クはもちろん、どんなジャンルのピアノ曲にも合います。 2 グランドピアノ2 明るい響きを持った広がりのあるクリアなピアノの音です。ポピュ ラー音楽に最適です。 3 エレクトリックピアノ1 FMシンセサイザーによる電子ピアノの音です。ポピュラー音楽に最適 です。 4 エレクトリックピアノ2 金属片をハンマーでたたいて発音させる電気ピアノの音です。弱く弾 いたときは柔らかく、強く弾くと芯のある音がします。 5 ハープシコード バロック音楽でよく使われる楽器の音です。タッチによる音量変化は ありません。 音色デモ曲を聞く この楽器には、すべての音色にふさわしい
楽器を使いこなす メトロノームを使う この楽器は、メトロノーム(ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)機能を備えています。 メトロノーム 1 [METRONOME]ボタンを押してメトロノームを鳴らす メトロノームが鳴っている間、LED画面に表示されている右端の点とメトロノームボタ ンがテンポに合わせて点滅します。 120.
楽器を使いこなす タッチ感度を変える 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付き方(タッチ感度)を4種類から選びます。使う音色や演奏する曲、好みによって使い分 けてください。 ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、A6〜C7の鍵盤を押してタッチ感度を設定します。 この間、画面にはタッチの番号が表示されます。 タッチ感度 応用編 A6 C7 画面 鍵盤 OFF A6 フィックス 弱く弾いても強く弾いても鳴る音の強弱は変わりません。 説明 1 A#6 ソフト 軽いタッチで大きい音を出すことができます。 2 B6 ミディアム 標準的なピアノタッチです。 3 C7 ハード 強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。 初期設定:2(ミディアム) NOTE タッチ感度の設定は、電源を切ると 初期設定に戻ります。 NOTE 鍵盤自体の重さは変わりません。 音に残響を付ける(リバーブ) グランドピアノの響きを再現した残響効果をかけることができます。また、そのかかり具合を変えることもできます。 リバーブのオン/オフの切り替え リバーブ [RE
楽器を使いこなす キー (調)を変える(トランスポーズ) 弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さに半音単位でキー (調)を合わせることができます。この機能をトラン スポーズ(移調)といいます。 たとえばトランスポーズを「+5」に設定すると、 「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることになり、「ハ長調」の 弾きかたで「ヘ長調」の演奏になります。 初期設定:0(標準キー ) 設定範囲:-6〜6 ●半音単位でキーを下げる ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したまま、F#2(-6)〜B2(-1)鍵盤を押します。 ●半音単位でキーを上げる [FUNCTION]ボタンを押したまま、C#3(+1)〜F#3(+6)鍵盤を押します。 NOTE トランスポーズ量は、電源を切ると 初期設定に戻ります。 ●元のキーに戻す [FUNCTION]ボタンを押したまま、C3鍵盤を押します。 F#2 F#3 C3 -6 -4 -2 +1 +3 +6 -5 -3 -1 0 +2 +4+5 キーを下げる キーを上げる 標準キー 操作中は、画面には設定した値が表示されます。 音の高さを微調
楽器を使いこなす 音律(調律法)を設定する 音律(調律法)を選ぶ機能です。現在もっとも一般的なピアノの調律法「平均律」が完成するまでには、時代と共にさまざま な音律が考えられ、またそれによる音楽が誕生しました。当時の調律法で演奏することでその曲が誕生した時の響きを味わ うことができます。 音律の選択 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したままC5〜F#5鍵盤のどれかを押します。この間、画面には音 律番号が表示されます。 F#5 初期設定:1 (平均律) C5 画面 鍵盤 音律 説明 1オクターブを12の間隔で等分した音律です。現在もっとも ポピュラーな、ピアノの調律法です。 1 C5 平均律 2 C#5 純正律 長調 3 D5 純正律 短調 4 D#5 ピタゴラス音律 ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた、5度音 程だけの組み合わせからできた音律です。3度はうなりが生じ ますが5度と4度の音程が美しく、旋律の演奏に向いていま す。 5 E5 中全音律 ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律 です。16世紀後半から
曲(ソング)を再生する トゥーデバイス この楽器では、楽器に内蔵されているソングや、[USB TO DEVICE]端子に接続したUSBフラッシュメモリーに保存されて ミ デ ィ るソングを再生できます。この楽器で再生できるソングには、MIDI ソングとオーディオソングの2種類があります。 MIDIソングとオーディオソング MIDIソングは、鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じように、どの鍵盤をどのくらいの強 さでどのタイミングで弾いた、といった演奏情報が記録され、音そのものは記録されません。記録された演奏情報にもとづ いて、(電子ピアノなどの)音源部が鳴ることではじめて音になります。データ容量が小さく、また、音色の変更などの編集が しやすいのが特長です。 オーディオソングは、演奏した音そのものを記録したデータです。カセットテープやボイスレコーダーなどに録音するのと 同じしくみで記録したものです。携帯音楽プレーヤーなどでも再生できるので、ほかの人に自分の演奏を聞いてもらうこと が手軽にできます。 この楽器で再生できるソング ソングカテゴリーリスト ソング カテゴリー ソン
曲(ソング)を再生する ソングを再生する USBフラッシュメモリーに入っているソングを再生したい場合は、「USBフラッシュメモリーを接続する」(23ページ)を読み、 トゥーデバイス USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子に接続してから下記手順に従ってください。 1 デモ ソング [DEMO/SONG]ボタンを押したまま[+]または[−]ボタンを押し て、ソングカテゴリー (18ページ)を選ぶ 2 [+]または[−]ボタンを押して、ソング番号または「*.rd」(ランダ ム)、 「*.AL」(オール)を選ぶ C.xx、F.xx、L.xxを表示するには、[+]ボタンを長押しするか、[−]ボタンを数回押して ください。 C.xxは A.99 の次に、 F.xxは S.99 の次に、 L.xxは U.10 の次に表示されます(データがない 場合は表示されません)。 ●特定のソング番号(P.01 や U.
曲(ソング)を再生する プレイ 4 ストップ もう一度[PLAY/STOP]ボタンを押して再生をストップする 手順2で特定のソング番号を指定した場合は、1曲の再生が終了と同時にストップしま す。 文字種の設定 この楽器で曲が読み込めない場合は、ファイル名やフォルダー名の文字種に問題があること があります。下記の2つの文字種から選択して設定してください。 設定範囲:JA (日本語)/ Int (イン ターナショナル) 初期設定:JA (日本語) ● 日本語 日本語やアルファベットを読み込めます(ウムラウトは読み込めません)。 A-1の鍵盤とB-1の鍵盤を押したまま、電源を入れます。 A-1 B-1 ● インターナショナル アルファベットやウムラウトを読み込めます(日本語は読み込めません)。 A-1の鍵盤とA#-1の鍵盤を押したまま、電源を入れます。 A-1 A#-1 20 NU1 取扱説明書
演奏を録音する 自分の演奏を、下記いずれかの方法で録音してみましょう。録音した演奏はユーザーソング(18ページ)として保存されるの で、再生させて聞いてみましょう。 ミディ ●MIDI 録音 録音した演奏をSMF(フォーマット0)のMIDIソングとして、楽器本体またはUSBフラッシュメモリーに保存します。 この楽器には、10曲まで録音できます。 録音した演奏をオーディオソングとしてUSBフラッシュメモリーに保存します。一般的なCD音質のステレオWAV形式で保 存されるので、コンピューターを使って携帯音楽プレーヤーなどに転送して再生できます。録音可能時間はUSBフラッシュ メモリーの容量によって異なります。 USBフラッシュメモリーが必要な場合 MIDIソングの録音先は、楽器本体またはUSBフラッシュメモリーで、オーディオソングの録音先は、USBフラッシュメモリー のみです。必要に応じて、USBフラッシュメモリーを準備し、 「USBフラッシュメモリーを接続する」(23ページ)をお読みの 上、下記手順に従ってください。 1 必要に応じて、USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子 へ接
演奏を録音する レコード 5 [RECORD]ボタンを押して録音モードに入る プレイ ストップ [RECORD]のランプが点灯します。また、[PLAY/STOP]のランプがテンポに合わせ て点滅します。 点灯 点滅 録音を中止する場合は、もう一度[RECORD]ボタンを押します。 6 空き容量が少ない場合 本体内部メモリーやUSBフラッ シュメモリーの空き容量が少ない場 合は、[RECORD]ボタンを押した あとに「Enp」と表示されます。こ の場合、録音はスタートできます が、録音途中で記憶容量がいっぱい になるおそれがあります。あらかじ め不要なファイルを削除(25ページ) して、空き容量を確保することをお すすめします。 録音をスタートする ミディ ●MIDI 録音の場合 鍵盤を弾く、または[PLAY/STOP]ボタンを押して録音をスタートさせます。録音中、 画面には小節番号が表示されます。 1. 2. 小節番号 ●オーディオ録音の場合 [PLAY/STOP]ボタンを押して録音をスタートさせます。 録音中、画面には録音の経過時間が表示されます。 0.01.
USBフラッシュメモリーを使う この楽器では、以下のように、ソングファイルの操作ができます。 ●USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する ●楽器に録音したソングをUSBフラッシュメモリーにコピーする ●楽器またはUSBフラッシュメモリー内のソングを削除する NOTE 以下の状態のときは、ファイル操作 はできません。 ・ ソング再生中(18ページ) ・録音中(21ページ) 応用編 USBフラッシュメモリーを接続する トゥーデバイス [USB TO DEVICE]端子ご使用上の注意 USBフラッシュメモリーの取り扱いについて 本機には[USB TO DEVICE]端子があります。[USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続する場合 は、以下のことをお守りください。 本機にUSBフラッシュメモリーを接続すると、楽器本体で 制作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり、 USBフラッシュメモリーのデータを楽器本体で再生したり できます。 NOTE USBフラッシュメモリーの取り扱いについては、お使いのUSBフ ラッシュメモリーの取扱説明書もご参照ください。
USBフラッシュメモリーを使う USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する 注記 フォーマットを実行するとUSBフラッシュメモリーに保存されているデータがすべて消去されます。大切なデータはコンピューター など、ほかの記憶装置に保存しておいてください。 トゥーデバイス 1 2 [USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続する ファンクション プレイ ストップ [FUNCTION]ボタンと[PLAY/STOP]ボタンを押したまま [RECORD]ボタンを押す 「For」が表示されたあと、「n Y」(no/yes)が表示されます。 この操作をキャンセルする場合は、[−]ボタンを押します。 3 [+]ボタンを押してフォーマットを実行する 画面に「-」が流れ、フォーマットの実行中を示します。 フォーマットが終わると、「End」が表示されます。 NOTE ソング録音(22ページ)やコピー (下記)、削除(25ページ)を実行し ようとすると、画面に「UnF」 (USBフラッシュメモリーが未 フォーマット)が表示されることが あります。その場合は、左記手順2 から、フォーマッ
USBフラッシュメモリーを使う ソングを削除する ユーザーソングを削除できます。 トゥーデバイス 1 必要に応じて、USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子 へ接続する 2 削除するソングを選ぶ NOTE 手順3を実行するとソング再生がで きなくなります。削除したいソング の確認再生は、手順3へ進む前に済 ませてください。 ソングの選択方法は、19ページをご覧ください。 ファンクション レコード [FUNCTION]ボタンを押したまま[RECORD]ボタンを押す 応用編 3 「dEL」が表示されたあと、「n Y」(no/yes)が表示されます。 ソングの削除をキャンセルする場合は、[−]ボタンを押します。 4 [+]ボタンを押して削除操作を実行する 画面に「-」が流れ、削除の実行中を示します。削除が終わると、 「End」が表示されま す。 NOTE コンピューターを使って楽器に保存 した外部ソングは、この方法では削 除できません。コンピューターを 使って削除してください。 注記 「-」が流れて表示されているときは、電源を切ったり、USBフラッシュメモリーを取
バックアップデータと楽器の初期化 バックアップデータ 下記のデータは、楽器の内部メモリーに自動的に保存されます。これをバックアップデータといいます。バックアップデー タと、内部メモリーに保存されたユーザーソングや外部ソングは、電源を切っても記憶されています。 • • • • • • • • 文字種 ....................................................................20ページ チューニング ........................................................16ページ I.A.コントロール オン/オフ..............................12ページ I.A.コントロールのかかり具合 ...........................12ページ ハーフペダルポイント .........................................11ページ メトロノームのボリューム .................................
他の機器と接続する 注意 外部のオーディオ機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った上で行なってください。また、電源を入れたり切ったりする 前に、必ず機器のボリュームを最小(0)にしてください。感電または機器の損傷のおそれがあります。 端子パネル q w e r t 応用編 USB TO DEVICE 端子パネルの位置については、8ページの「各部の名前」をご覧ください。 (鍵盤下の正面左側) トゥーホスト q USB [TO HOST]端子 USBケーブルを使ってこの楽器のUSB [TO HOST]端子とコンピューターを接続する と、コンピューターとソングファイルをやりとりしたり、コンピューター用の音楽ソフ トを楽しんだりできます。 詳しくは電子マニュアル「コンピューターとつなぐ」をご覧ください。 ミディ イン NOTE USBケーブルは、ABタイプのもの をご使用ください。また、3メート ル以下のケーブルをご使用くださ い。USB3.
他の機器と接続する 初期設定:オン ●入力音のノイズをカットする(ノイズゲート) イン この楽器では、AUX IN に入力した音に対し、余分なノイズをカットしています。 しかし、本来ノイズではないピアノの減衰音のような小さな音をノイズとみなしてカッ トしてしまうことがあります。このような場合は、ノイズゲートをオフに設定してくだ さい。 ファンクション [FUNCTION] ボタンを押したままC#6鍵盤を押すたびに、ノイズゲートのオン/オフが 切り替わります。 C#6 アウト r AUX OUT [L/L+R] [R]端子 アンプ内蔵スピーカーなどを接続して、より大きな音を出すことができます。 楽器本体 アンプ内蔵スピーカー AUX OUT AUX IN フォーンプラグ (標準) フォーンプラグ (標準) オーディオ接続ケーブル 注意 AUX OUTに外部機器を接続した場合、電源を入れるときは楽器本体→外部オーディオ機器の 順に、電源を切るときは外部オーディオ機器→楽器本体の順に行なってください。また、電源 を入れたり切ったりする前に、必ず機器のボリュームを最小(0)にしてください。感電
ミディ MIDI について MIDI(Musical Instrument Digital Interface)とは、MIDI端子を備えたMIDI 機器(電子楽器など)間や、MIDI機器とコンピューター間で演奏データや命令を 送受信しあうための、各種送受信データ様式についての統一規格です。 MIDI機器間(またはMIDI機器とコンピューター間)でMIDIデータを送受信する ことにより、電子楽器から外部MIDI機器の演奏をコントロールしたり、外部 のMIDI機器やコンピューターから電子楽器をコントロールしたりできます。 MIDIデータを送信する 端子です。 NOTE 機種ごとに扱えるMIDIデータが同じではないため、 接続しているMIDI機器間で共通に扱えるデータだけ が送受信できます。共通に扱えるデータは、電子マ ニュアル「MIDIリファレンス」の「MIDIインプリメ ンテーションチャート」をご覧ください。 NOTE この楽器から再生中のMIDIソングデータの送信は、 3〜16チャンネルのみです。 外部MIDI機器との接続例 例1) 下記の接続で、この楽器の鍵盤を使って外部のMIDI音源を鳴らせます。
資料 メッセージ一覧 メッセージ 内容 CLr 楽器を初期化しています。 con 楽器をコンピューターと接続してミュージックソフトダウンローダーを使用しています。このメッセージ が表示されているときは、楽器の操作ができません。 文字種の設定(20ページ)が、選択しようとしているソングのファイル名に合っていません。文字種を切 り替えてください。 E01 この楽器では対応していないデータ形式です。または、データに問題があるため選択できません。 USBフラッシュメモリーが見つかりません。または、USBフラッシュメモリーに異常が発生しました。 USBフラッシュメモリーを接続し直してから、操作を実行してください。ほかに問題がないのに、この メッセージが繰り返し表示される場合は、USBフラッシュメモリーが壊れている可能性があります。 E02 USBフラッシュメモリーにプロテクトがかかっています。 E03 USBフラッシュメモリーのメモリーの空き容量が不足しています。またはファイルやフォルダーの数が 制限を超えました。 E04 オーディオソングの再生/録音に失敗しました。録音や削除を繰り返し行な
困ったときは 現象 考えられる原因 解決法 本体の電源が入らな い。 電源プラグが差し込まれていません(本体側と コンセント側)。 電源プラグを本体と家庭用(AC100V)コンセ ントに、確実に差し込んでください(9ページ)。 本体のスピーカーから 雑音が出る。 本体の近くで携帯電話を使っています(または 呼び出し音が鳴っています)。 本体の近くでは、携帯電話の電源を切ってくだ さい。本体の近くで携帯電話を使ったり、呼び 出し音が鳴ったりすると、雑音が出る場合があ ります。 電源を入れたとき、ま たは切ったとき、 「カ チッ」と音がする。 電気が流れたためです。 異常ではありません。 音量が下がっています。 [MASTER VOLUME]つまみを回して音量を上 げてください(10ページ)。 ヘッドフォンを接続しています。 ヘッドフォンのプラグを抜いてください(12 ページ)。 ローカルコントロールがオフになっています。 ローカルコントロールをオンにしてください (29ページ)。 特定の音域でピアノ音 色の音の高さ、音質が おかしい。 ピアノ音色では、ピアノ本来の音をできる
楽器のお手入れ この楽器をいつまでもきれいに保つため、下記のお手入れを定期的に行なうことをおすすめします。 ■ 本体やイスのお手入れ 乾いたガーゼのような柔らかい布や、水を固く絞った柔らかい布で拭いてください。 注記 ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用すると、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。 本体にほこりや手あかが付いた場合は、乾いたガーゼのような柔らかい布で軽くふき取ってください。強く拭くと、ほこり の粒子で本体の表面に傷がつく場合があります。つやを保つためには、ユニコンをピアノクロスに含ませてムラなく拭き、 別の布で伸ばすように磨き上げます。ユニコンは楽器店などでお買い求めいただき、使用上の注意をよくご確認のうえご使用 ください。 ■ 鍵盤のお手入れ 水をしみこませて固くしぼった柔らかい布で汚れを拭き取った後、乾いた布でカラ拭きします。白鍵の汚れがひどい時は、 ピアノクリーナー (別売)の使用をおすすめします。この際、キークリーナーが黒鍵につかないようにご注意ください。また、 使用後は、キークリーナーが鍵盤に残らないよう、乾いた布で拭きとってください。 ■ イ
仕様 サイズ/質量 寸法 幅 高さ 奥行き 質量 鍵盤数 鍵盤 操作子 ペダル 本体 ディスプレイ パネル言語 鍵盤蓋 譜面立て 音源 音源/音色 ピアノ音源の効 果 効果 発音数 プリセット タイプ 録音 録音/再生 (MIDIソング) 再生 プリセット ソング ファンクション メモリー 接続端子 アンプ/ スピーカー 電源 付属品 音源方式 サステインサンプリング キーオフサンプリング ストリングレゾナンス 最大同時発音数 音色数 リバーブ 録音曲数 トラック数 データ容量(最大) データ容量(最大) フェノール フィックス/ソフト/ミディアム/ハード 3 ○ ダンパー (ハーフペダル対応)、ソステヌート、ソフト ○ 7セグメントLED 英語 ○ ○ CFXサンプリング ○ ○ ○ 256 5 ○ 10 1 約1.5MB(約550KB/曲) 約550KB/曲 曲数 50(ピアノ曲)、5(音色デモ曲) 録音 再生 SMF(フォーマット0) SMF(フォーマット0、1)、ESEQ(ピアノプレーヤー用ソングのみ) 80分/曲 .wav(サンプリング周波数44.
索引 A ア テ AUX IN .............................................. 27 AUX OUT ......................................... 28 アフターサービス.............................. 36 安全上のご注意..................................... 4 G イ GPレスポンスダンパーペダル ........ 11 インテリジェント アコースティック コントロール ................................. 12 デモ曲 ................................................. 13 デモ曲リスト ..................................... 13 電源 ........................................................ 9 テンポ ...............................
On/ OFF v -3 -2 -1 1 3 4 2 3 +2 4 +1 +3 MIN 0 b 1 2 MIN 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 14 16 19 MAX 14 16 19 MAX -5 -4 10 12 13 15 17 18 20 11 ⁄1 -6 10 12 13 15 17 18 20 11 z -3 -2 -1 0 3 4 5 6 +6 +2 +4 +5 +1 +3 n 0 2 x C D C# D# E z メトロノーム音量 x メトロノームの拍子 c メトロノーム/ソングのテンポ v I.A.コントロールオン/オフ b I.A.コントロールのかかり具合 n トランスポーズ m ベース音 F G A F# G# A# m +1 c B 1 2 3 4 5 , 6 7 -2 -1 0 +2 +4 +1 +3 ⁄2 On/ OFF On/ OFF . ⁄0 , 音律 .
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマ ハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 保証書 本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上 げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。 ● 保証期間 保証書をご覧ください。 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書を ご覧ください。 ● 保証期間経過後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させ ていただきます。 有寿命部品については、使用時間や使用環境などにより劣化し やすいため、消耗劣化に応じて部品の交換が必要となります。 有寿命部品の交換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談セ ンターへご相談ください。 有寿命部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、 接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、ドラムパットなど ● 補修用性能部品の最低保有期間 製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製 造打切後8年です。 ● 修理のご依頼 まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、