User Manual
【3】パフォーマンスもすごい
(1)パフォーマンスとは
MU2000/1000をDTM音源としてではなく、キーボードの拡張音源として使う時に
便利なのがパフォーマンスです。
パフォーマンスとは4つのボイスを組み合わせて作る音色のことで、4つのボイスを
重ねて音を厚くしたり、鍵盤の位置やタッチの強さによって発音するボイスを変
えて音に変化を付けることが可能です。
元になるボイスとしては、本体内のプリセットボイス以外にも、プラグインボード
を挿している場合はボード上のボイスや、MU2000の場合にはサンプリングモード
で作成したボイスなども使えます。
しかも、1つの音色に対して5系統のエフェクト(リバーブ、コーラス、バリエー
ション、インサーション×2)とマルチEQを使うことができるため、通常のボイス
よりもはるかに多彩な音を出すことができます。
(2)パフォーマンスモードに切り替えよう
パフォーマンスは、MU2000/1000をパフォーマンスモードに切り替えたときだけ
使うことができます。
パフォーマンスモードでは、MU2000/1000は1つのMIDIチャンネルの演奏データだ
けを受信して発音する状態になります。このように、同時に1パート分の演奏デー
タしか再生できない音源は、一般的にシングル音源と呼ばれます(一方、同時に複
数パートが再生できる音源はマルチ音源と呼ばれます)。
では、MU2000/1000をパフォーマンスモードに切り替えてみましょう。
1.[UTIL]ボタンを押して、ユーティリティモードのメニューを表示します。
2.[SELECT←/→]ボタンを押してカーソルを「MODE」に移動し、[ENTER]ボタンを
押してサウンドモジュールモード画面を表示します。