User Manual

【2】MU2000/1000にギターやボーカルマイクをつなごう
   〜A/Dインプット〜           
MU2000/1000のフロントパネルの左上には、A/DINPUTと書かれた端子があります。
これは、マイクやギターなどのアウトプット端子と接続して、外部機器の音を本体内
に取り込むための端子です。
といっても、外部の音を単に取り込んでいるだけではありません。外部の音を単に取
り込むだけならリアパネルのINPUT端子がありますが、ここから入力された音は本体
内の音とミックスされてアウトプット端子から出力されるだけです。
A/Dインプット端子では、入力された音がいったんデジタル信号に変換され、
MU2000/1000本体内のさまざまな処理を受けることができます。たとえば、パートの
設定や7基の超強力なエフェクト、システムEQなど、MU2000/1000本体のボイスから
出力された音声信号とほとんど同じに扱われると云っていいでしょう。
A/Dインプット端子はどんな使い方ができるのか、簡単にまとめてみましょう。
(1)サンプリング
MU2000だけの機能ですが、すでにこの講座のパート4でご紹介したように、A/Dイン
プット端子を使ってサンプリングが実行できます。
先ほども説明したようにA/Dインプット端子から入力された音はデジタル信号に変換
されているので、それをメモリーに記憶するだけでサンプリングが実行できるワケで
す。