User Manual

ウ」という独特な効果を再現することができます。アナログシンセサイザーでは、
鍵盤を押さえるごとにカットオフ・フリケンシーを自動的に変化させてこの効果を
作っており、XG対応音源でもシンセベース1のボイスでは同様の方法で効果が作ら
れています。
[シンセベース1]
Click!
なお、レゾナンスをかけると、カットオフ・フリケンシー付近のレベルが持ち上げ
られる一方、カットオフ・フリケンシーよりも低い周波数についてはレベルが下
がってしまいます。そのため、レゾナンスをかけ過ぎると低域がなくなり、音痩せ
するので注意してください。
●ハイパスフィルターのはたらき
ハイパスフィルターでは、カットオフフリケンシーよりも低い周波数が取り除かれ
ます。
カットオフフリケンシーの値を上げると、取り除かれる周波数成分が多くなりま
す。低い周波数は音に音程感や重みを付け加える働きをしているため、それが多く
取り除かれると結果的に音は音程感が希薄になり、軽く薄っぺらになります。
[カットオフフリケンシーが+0]
Click!
[カットオフフリケンシーが+60]
Click!
[カットオフフリケンシーが高い場合]