
DX7の音作りがあまりに難しかったこと、そしてプロミュージシャンの作った音色
データがカートリッジで出回ったことから、DX7でいい音を作れることよりも、気
に入った音色データを集めること、そして必要なデータをすぐに取り出せることが
重要になりました。
そりゃ、自分で作った音より、福田さんや生方さんの作った音の方が100倍もかっ
こいいですからね。
その後、多くの音色がプリセットされたPCMシンセサイザーの登場によって、その
傾向は定着していきました。
かくて、シンセサイザーでの音作りがすっかりはやらなくなってしまったと云うわ
けです。