User Manual
Mixer
MRXDesignerユーザーガイド
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❑ Mixer
MRX では DelayMatrix、DuganAutomixer、MatrixMixer と Summer の 4 種類のミキサーがあります。
デザインシートに配置するとき、(DelayMatrix の場合、遅延量の最大値と ) チャンネル数を選択しますが、入
出力に合わせて選択してください。DelayMatrix の遅延量は最大 500ms で入出力の最大は 16In/16Out
です。DuganAutomixer の最大入力数は 24ch です。MatrixMixer の入出力の最大は 64In/64Out です。
Summer の入出力の最大は 16In/1Out です。Summer は入力された音声を単純にミックスして出力する
ため、コンポーネントエディターがありません。ここでは 16 チャンネルの場合の画像で説明します。
DuganAutomixer の出力は上から以下のようになっています。
DiscreteOut(効果がかかった音 )× マイク本数
GroupMixOut( グループごとにミックスされた音 )×グループ数
「DuganAutomixer」コンポーネントエディター
オートミキサーは、台本がないようなスピーチ用途において、有効なマイクを検出してゲイン配
分を自動最適化することで、エンジニアがフェーダー操作に掛かり切りになることなく、複数の
マイク間で一貫したシステムゲインを維持します。
MRX に搭載されている DuganAutomixer では、スピーチ用途において最大 24 本のマイク
のオートミックスゲインを自動調整します。
ここでは 3 本のマイクを使用した DuganAutomixer の状態を説明します。
1 人が話す場合 2 人が話す場合
マイクの入力音声 (dB)
オートミックスでのゲイン
(dB)
マイクの入力音声 (dB)
オートミックスでのゲイン
(dB)
1 人が話した場合には、そのマイクのゲインが瞬時
に上がり、他のマイクのゲインは下がります。別の
1 人が話した場合も同様の動作です。
2 人が同時に話した場合には、トータルゲインが一
定となるよう 2 本のマイク間でゲインが自動配分
され、残り 1 本のマイクのゲインは下がります。