User Manual
MRXDesigner の概要
MRXDesignerユーザーガイド
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MRXDesigner の概要
MRX は使用するコンポーネントを自在に配置することで、自由にシステムデザインできるフリーコンフィ
グレーション方式のプロセッサーです。
MRX は DCP/WirelessDCP/MCP1 などの外部コントローラーで操作できます。
PGM1 を使用するとページングシステムを構築できます。
MRXDesigner は、MRX をデザインする専用のウィンドウです。
MRXDesigner ではコンポーネントをデザインシートに自由に配置して、コンポーネントを結線して、コン
パイルするという作業をします。
そのあと、MRX 本体と通信してコンポーネントエディターなどを使ってパラメーターの設定をします。
パラメーターのストア / リコールはスナップショット形式で行ないます。
ストア / リコールしたい複数のパラメーターだけをグループ化し ( パラメーターセット )、パラメーターセッ
トごとに 10 パターンのパラメーター値をスナップショットとしてストアできます。
スナップショットはプリセットに登録することで MTX、XMV や DCP などの機材と一緒にリコールできま
す。複数のスナップショットをまとめて ( スナップショットグループ )、1 つのプリセットに登録できます。ス
ナップショットやスナップショットグループはリモートコントローラーからリコールできます。
複数のパラメーターをリンクできます ( パラメーターリンクグループ )。
コンポーネントごとにリンクできます ( ギャングエディットグループ )。
コンポーネントの初期値やコンポーネント、コンポーネント間のワイヤーなどの情報をユーザースタイルと
いう形でコンピューターに記憶できます。ユーザースタイルを記憶させておくことで、コンポーネントを配置
するたびに設定を変更する作業から解放されます。ユーザースタイルは他のコンピューターにも持ち出すこ
とができます。
コンポーネントやコンポーネント間のワイヤーは UserDefinedBlock としてブロック化できます。複数の
コンポーネントをまとめて 1 つのブロックとすることで、スタイルシートの見た目をすっきりさせたり、ブ
ロックのコピーで簡単に同じ機能を別チャンネル用に作ったりできます。ブロックごとに「ViewOnly」モー
ドや「Protect」モードを設定すると、「ProtectUserDefinedBlock」を実行したときにブロックを保護す
ることができます。