User Manual
AcousticEchoCanceller(AEC)
MRXDesignerユーザーガイド
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2 [NR] ボタン
近接地にあるプロジェクターや空調などの恒常的なノイズの除去を行なうノイズリダクショ
ン機能のオン / オフを切り替えます。通常はオンにすることをおすすめします。
3 [THRESHOLD] ノブ
ノイズリダクション行なう際、Threshold レベルを超えたノイズを、Threshold として設定
したレベルまで減衰させます。
4 レベルメーター
入出力やアコースティックエコーに関する情報を表示します。
• [IN] レベルメーター
マイクからの入力レベルを表示します。
• [REF] レベルメーター
Reference からの入力レベルを表示します。
• [OUT] レベルメーター
AEC からの出力レベルを表示します。
• [ERL] レベルメーター
"Reference 入力 " と "AEC が推定したマイク入力に含まれるエコー量 " の比を表示しま
す。
ERL(EchoReturnLoss) が 0dB から− 16dB 程度になるのが、良好な設置環境の目安
です。0dB より大きいとマイクの入力レベルが大きいか、マイクとスピーカーが近い可能
性があります。− 16dB より小さいとマイクの入力レベルが小さい可能性があります。
• [ERLE] レベルメーター
AEC が学習の結果、マイク入力から除去したアコースティックエコーの量を dB で表示
します。エコーが正しく除去できている場合はマイナスの値を示します。
• [TER] レベルメーター
最終的に除去したアコースティックエコーの量を dB で表示します。
5 [RESET] ボタン
クリックすると、AEC が学習した情報をリセットします。
6 ポートテキストボックス
ポートの名称を表示します。ダブルクリックすると名称を変更できます。