User Manual

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TOOLS for MOTIF-RACK ES インストールガイド
Open Plug-in Technologyについて
Open Plug-in Technology (以下OPT) は、DAWアプリケーションなどのソフトウェアからMIDI機器をコントロールするための新しいソフトウェアプラグインフォー
マットです。たとえば、シンセサイザー、プラグインボードの音色エディターや、ミキサーをコントロールするエディターなどを、別々に起動させるのではなく、OPT
に対応したアプリケーションの中で動作させることができます。アプリケーションごとにMIDI ドライバーの設定などをする必要がなくなり、音楽制作をより快適で
シームレスに行なう環境を実現します。
従来のOPTに加えて、トータルリコールを実現するためのOpen Plug-in Technology Version 2 (以下OPT2)があります。Studio Managerは、OPT2対応のホス
トアプリケーションです。
●OPTのレベルと概要
OPT対応のホストアプリケーションは、以下の3 つのレベルに分けられます。
OPT対応のプラグインソフトウェアは、OPT対応のホストアプリケーションに直接プラグインされます。
MOTIF-RACK ES Voice Editor動作表
Voice Editor for MOTIF-RACK ESは、以下のように動作します。
Voice Editor for MOTIF-RACK ESはレベル2 (PROCESSORS)、レベル3 (VIEWS)のホストアプリケーションではすべての機能が動作します。
レベル1 (PANELS)のホストアプリケーションではバルク受信ができません。
n
ホストアプリケーション側に対応する機能がない場合は、期待どおりに動作しない場合があります。
対応レベルは、OPTのロゴで確認できます(ホストアプリケーションのバージョン情報などに表示されます)。
MOTIF-RACK ES Multi Part Editor動作表
Multi Part Editor for MOTIF-RACK ESはレベル2 (PROCESSORS)、レベル3 (VIEWS)のホストアプリケーションではすべての機能が動作します(ホストアプリ
ケーションによっては、リモートコントロールが機能しません)。レベル1 (PANELS)のホストアプリケーションではバルク受信およびリモート操作ができません。
n
ホストアプリケーション側に対応する機能がない場合は、期待どおりに動作しない場合があります。
対応レベルは、OPTのロゴで確認できます(ホストアプリケーションのバージョン情報などに表示されます)。
レベル1(PANELS)のホストアプリケーション では、プラグインソフトウェアの基本的な機能をサポートしてお り、代表的な例としては、コン
ピューター 上でプラグインソフトウェア(エディターな ど)のパネルを使って音色エディットができ ます。
レベル2(PROCESSORS)のホストアプリケーション では、プラグインソフトウェアか らMIDIデータを受信するなど 、レベル1よりも一歩進んだ
エディット ができます。プラグインソフト ウェアの多くの機能をサポートしていますが、一部対応してい ない機能(イベント挿入など)があります。
レベル3(VIEWS)のホストアプリケーシ ョンでは、プラグインソフトウ ェアが持っているすべての機能が 動作します。ヤマハのシーケンスソフト
「SOL」や「SQ01」はOPTレベル3 (VIEWS)に対応しています。
ホストアプリケーション対応レベル
MOTIF-RACK ES Voice Editorの動作
動作可否 機能制限の内容
VIEWS (レベル3) 動作する なし
PROCESSORS (レベル2) 動作する なし
PANELS (レベル1) 動作する バルク受信に未対応
ホストアプリケーション対応レベル
MOTIF-RACK ES Multi Part Editorの動作
動作可否 機能制限
VIEWS (レベル3) 動作する なし
PROCESSORS (レベル2) 動作する なし
PANELS (レベル1) 動作する バルク受信、リモートコントロールに未対応
ホストアプリ
ケーション
エディター
エディター
エディター
OPT