User Manual
取扱説明書
39
本格的なエディットをする
(マルチエディット )
マルチエディットモードは、本格的なミキサー機能としてはたらき、
ミキシングエディットモードよりも細かくマルチのエディットが行な
えます。ボイスエディットモードと同じ要領でマルチのエディットが
行なえます。マルチエディットにはコモンエディットとパートエ
ディットの2種類があります。マルチの全パートに共通の設定はコモン
エディットで、パートごとの設定はパートエディットで行ないます。
1.
[MULTI]ボタンを押してマルチモードに入り、エディットの
対象とするマルチを選びます(36ページ)。
はじめから新しいマルチを作りたい場合は、エディット前に
[UTILITY]のJobSel (ジョブセレクト)画面のInitialize (イニシャ
ライズ)の機能を使って、特定のマルチの設定内容だけをクリアし
ておくと便利です(47ページ)。
2.
[EDIT]ボタンを押してマルチエディットモードに入ります。
3.
目的に応じて、コモンエディットまたはパートエディット画
面を呼び出します。
すべてのパートに共通のパラメーターをエディットする場合は、
コモンエディット画面を呼び出してください。パート別のパラ
メーターをエディットする場合は、パートエディット画面を呼び
出してください。
コモンエディット画面を呼び出す場合は、[SHIFT]ボタンを押し
ながら[COMMON]ボタンを押します。
パートエディット画面を呼び出す場合は、[MUTE/SEL/ENTER]
ボタンが消灯していることを確認し、[1/5/9/13]〜[4/8/12/
16]ボタンのどれかを押すことで、エディットしたいパートを選
択します。また、[SHIFT]ボタンを押しながらPART[
E
][
F
]
ボタンを押すと、1つずつパートを移動できます。
[MUTE/SEL/ENTER]ボタンが点灯している場合は、[MUTE/
SEL/ENTER]ボタンを一度押して消灯させてください。
n
プラグインボードをお使いの場合は、[1/5/9/13]、[2/6/10/
14]ボタンを何度か押すことで、プラグインパート1、2も選択で
きます。
4.
PAGE[
E
][
F
]ボタンを使ってエディットしたい画面を呼
び出し、パラメーター値をエディットします。
カーソル[∧][∨]ボタンでパラメーターを選択し、データダイアル
で値を設定します。
n
各コントローラーに何の機能を割り当てるかについては、各パート
に割り当てられたボイスの、ボイスエディットモードでの設定に従
います。
ボイスネーム、マスター EQのオフセット値な
どの、一般的な設定を行ないます。
各マルチで使うマスター EQを設定します。
マスターエフェクトのタイプやパラメーター
を設定します。
外部MIDIコントローラーを操作したときに発
生する、コントロールナンバーを設定します。
マルチ各パートのボイスに関するパラメーターを
設定します。パートに割り当てるボイス、受信
MIDIチャンネル、ボイスの発音域、音量域、アル
ペジオのオン/オフ、ポルタメント、ピッチベンド
の変化幅などを設定できます。パートに割り当て
るボイスは、「ミキシングエディット」(37ページ)
でも設定できます。
各パートをどの出力端子から出力するか設定でき
ます。特定のパートに外部エフェクトをかけたい
場合などに設定します。また、各パートの音量、
パン、リバーブやコーラスのセンド量などを設定
します。
ピッチ、フィルター、アンプリチュードといった、
各パートのボイスサウンドを決めるパラメーター
を設定します。
各パートで使うEQを設定します。
各パートがバンクセレクト、プログラムチェンジ、
コントロールチェンジ、ピッチベンド、モジュ
レーションホイールなどのMIDIメッセージを受信
するかしないかを設定します。
パートに割り当てるボイスのカテゴリーサーチ
E
F
ボイスモード同様に、カテゴリーサーチを使ってボイスを選択で
きます。操作方法は、ボイスモードのカテゴリーサーチと同様で
す(24ページ)。
TIP