User Manual

取扱説明書
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MOTIF-RACK ESのモードと基本操作
ここでは、MOTIF-RACK ESを使う上での基本となるモードの構成や、いろいろなモードで共通して使われる操作方法などについて説明します。
MOTIF-RACK ESでは、以下の3つのモードを切り替えてご使用いただけます。演奏方法や音楽制作の状況にあわせて、好きなモードを選んでく
ださい。
ボイスモード(23ページ )
高品位でバリエーション豊かな音色(ボイス)を使った鍵盤演奏が楽し
めるモードです。同時に使用できるボイスは1つだけです。
バンドの1パートを演奏する場合などに活用できます。ボイスには、
以下の3種類があります。
ノーマルボイス(楽器の音色)
ドラムボイス(打楽器を中心とした音色)
プラグインボードのボイス(シングルパートプラグインボードを取り
付けた場合のみ)
パフォーマンスモード(30ページ )
ボイスを複数重ねて(レイヤー )したり、鍵盤を別々の発音領域にわけ
たりして演奏するためのモードです。
1つの鍵盤で鳴る音の厚みを増す、ベースとメロディごとに鍵盤の領
域をわけるなどといった使い方ができます。
ボイスモード同様、(特にソロライブなどで)鍵盤演奏をするのに活用
できるモードです。
マルチモード(36ページ )
MOTIF-RACK ESをシーケンサー用のマルチ音源として利用する場合
に使うモードです。
複数のボイス(最大33パート)を同時に鳴らすことができます。
シーケンサーのソングファイルの各トラックにMOTIF-RACK ESの各
ボイスを割り当てることで、MOTIF-RACK ES一台だけでアンサンブ
ル演奏を行なえます。
そのほかにも、以下のような機能があります。
クイックガイド
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鍵盤を押さえるだけでさまざまなリズムやフレーズを
自動演奏します。
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
外部MIDIコントローラーで、MOTIF-RACK ESの
さまざまな機能をコントロールします。
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
本体のファクトリーセット(工場出荷時の状態に戻す)、
データの初期化やコピー、本体の設定を外部機器に保
存するバルクダンプなどを行なえます。
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
エディットしたボイスやさまざまな設定を本体に保存
します。
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
システム全体に関する設定を行ないます。
オーディション機能について
[SHIFT]ボタンを押しながら[AUDITION]ボタンを押すと、現在
選ばれているボイスを聞くことができます。選択中のボイスに割
り当てられたフレーズが鳴ります。
オーディションフレーズの変更
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フレーズのタイプや音の高さは、ボイスエディットモードで変更
できます。コモンエディットのGeneral (ジェネラル)画面に(65
ページ)、オーディションフレーズに関する以下のパラメーターが
あります。
 
オーディションフレーズのタイプを選択します。
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オーディションフレーズの音程(音の高さ)を半音単位で移調
します。
 

オーディションフレーズのベロシティを変更します。
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オーディションフレーズは、MIDI出力できます。また、送信チャ
ンネルを変更することもできます(90ページ)。
n
オーディションフレーズによっては、コントロールチェンジで音質
をエディットしている場合があります。
n
オーディションフレーズにアルペジオデータが含まれている場合、
マルチモードのアルペジオ設定によっては、ボイスモードとマルチ
モードで発音されるフレーズが異なる場合があります。
TIP
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