User Manual
各部の名称と機能
MGP16X/MGP12X 取扱説明書
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t LEVELERスイッチ/インジケーター
iPod/iPhoneやその他のオーディオプレーヤーから楽
曲を再生する場合、ジャンルや年代によって音量(マス
タリングレベル)が異なるために楽曲ごとにフェーダー
調整が必要になることがあります。
スイッチをオン( )にすると、この音量が一定レベ
ルになるように自動的に音量を調整します。オンの状
態でLEVELERインジケーターが点灯します。
NOTE
iPod/iPhone以外のオーディオプレーヤーをリアパネルの入
力端子(LINE)に接続する場合は、楽曲の音量レベルが小さい
ものを基準に入力レベルを調整後、LEVELERスイッチをオ
ンにしてください。入力レベルは、PFLスイッチをオンにし
たときにレベルメーターの「< 」(0)の位置をときどき超え
るようにします。
y GAINコントロール
入力信号の感度を調整します。モノラルチャンネルに
は26dBスイッチ(w)があり、調節範囲を変更できま
す。調整できる感度の範囲は以下のとおりです。
モノラルチャンネル
ステレオチャンネル
−34dB〜+10dB
u COMPコントロール/インジケーター
コンプレッサーのかかり具合を調節します。COMPコ
ントロールを右に回すと、圧縮効果だけでなく出力レ
ベルも自動的に調整されます。過大入力を圧縮して信
号を歪ませずに全体の音圧を上げることができます。
コンプレッサーが作動すると、COMPインジケーター
が点灯します。
NOTE
COMPコントロールのレベルを上げすぎると、出力レベルが
上がるためハウリングしやすくなります。少し抑えて設定し
てください。
i STEREOIMAGEスイッチ
入力されたステレオ信号を、以下の3種類の信号に切
り替えて出力できます。
•MONO:モノラル信号
•BLEND:LとRの入力をそれぞれ一定の比率でミッ
クスし、パンをコントロールしたステレオ信号
•STEREO:入力されたそのままのステレオ信号
o EQ(イコライザー:HIGH、MID、LOW)
3バンドイコライザーで、各チャンネルの高域、中域、
低域を調整します。ツマミを「▼」の位置にするとフ
ラットな特性となります。ツマミを右に回すとその周
波数帯域が増幅され、左に回すと減衰されます。中域
(MID)は、上のツマミで基本周波数を設定し、下のツ
マミで増幅/減衰量を設定します。CH9/10と
CH11/12(MGP16X)、CH5/6とCH7/8
(MGP12X)は、基本周波数2.5kHz固定で増幅/減衰
量のみ設定します。各帯域のイコライザータイプ、基
準周波数、可変幅は下記のとおりです。
* 250Hz〜5kHzで調整できます。ツマミの位置を中央に合
わせたときは、2.5kHzになります。
!0 AUX1PRE、AUX2コントロール
各チャンネルからAUX1バス、AUX2バスに送られる
信号のレベルをそれぞれ調整します。ツマミの「▼」
(ノミナル)の位置を目安に調整してください。AUX1
コントロールはチャンネルフェーダー調整前(プリ
フェーダー )の信号を調整します。AUX2コントロー
ルで調整する信号は、PREスイッチ(!1)で決めます。
!1 PREスイッチ
AUX2バスに送られる信号の取り出し位置を、イコラ
イザー通過後でチャンネルフェーダー調整前(プリ
フェーダー )またはチャンネルフェーダー調整後(ポス
トフェーダー )に切り替えます。このスイッチをオン
( )にするとプリフェーダー信号がAUX2バスに送
られ、チャンネルフェーダーの影響を受けません。
!2 FX1、FX2コントロール
各チャンネルからFXバスに送られるポストフェーダー
の信号のレベルを調整します。ツマミの「▼」の位置
を目安に調整してください。
NOTE
• 信号をバスへ出力するには、ONスイッチ(!4)をオン( )
にしてください。
• ステレオチャンネルの場合は、LINEL(奇数チャンネル)と
LINER(偶数チャンネル)の信号がミックスされて、バスへ
送られます。
26dBスイッチ 調節範囲
オン −34dB〜+10dB
オフ −60dB〜−16dB
バンド タイプ 基準周波数 可変幅
HIGH シェルビング 8kHz
±15dBMID ピーキング 2.5kHz*
LOW シェルビング 125Hz










