User Manual
はじめに
取扱説明書
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はじめに
このたびはヤマハオーディオインターフェースRSio64-
Dをお買い求めいただきまして、ありがとうございます。
RSio64-Dの優れた機能を十分に発揮し、末永くご愛用
いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお
読みください。
特長
RSio64-D
は、Dante⇔Mini-YGDAIカードのフォー
マットコンバーター、ルーターとして活用できるインター
フェースです。
豊富な入出力フォーマットへの対応とプロセッシングを可
能にするMini-YDGAIカードをDanteネットワークに接
続できるため、ブロードキャスト/ライブ/レコーディン
グ/ポストプロダクションなど幅広いシーンに対応できま
す。また、CL/QLシリーズなどから本体設定のフルコン
トロールを実現しています。
• 入出力カードに限らずプロセッシングカードなど豊富
なMini-YDGAIカードを使用可能。
• 異なるワードクロック経路とデジタル接続できるよう
に各MYスロットにSRC(SamplingRate
Converter)を搭載。
• Mini-YGDAIカード間のルーティングを含む汎用性の高
い7種のルーティングパターンをプリセット。また、R
RemoteV4やCL/QLシリーズからのマトリックス
パッチにも対応。
• EXTDCINPUT装備による電源二重化に対応。
• Danteリダンダンシー (Primary/Secondary)に対応。
NOTE
Mini-YDGAIカードを取り付ける前に、RSio64-D対応カー
ドかどうか、あるいはほかのヤマハまたはサードパーティー
製のカードと組み合わせて何枚まで挿入可能かどうかを、ヤ
マハのウェブサイトで必ずご確認ください。
Yamahaウェブサイト:
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
ラックマウント時の注意
この機器が動作保証する室温は0〜40℃です。この機器
を複数台または他の機器と一緒にEIA標準のラックにマ
ウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度が上
昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。この
機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件でラック
にマウントしてください。
• パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマウン
トする場合は、他の機器との間を1U以上空けてくださ
い。
また、このスペースは通風パネルを取り付けたり、開
放したりして、十分な通気を確保してください。
• ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm以上離し、十分な通気を確保してください。
ファンキットを取り付けた場合は、ラックの背面を閉
じた方が放熱効果が大きくなることもあります。詳し
くはラックおよびファンキットの取扱説明書をご参照
ください。
ファームウェアのアップデート
この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正の
ために、本体のファームウェアをアップデートできる仕
様になっています。本体のファームウェアには、下記の
2つがあります。
• 機器本体のファームウェア
• Danteモジュールのファームウェア
ファームウェアのアップデートは、RRemoteV4から
行ないます。ファームウェアのアップデートに関する情
報は、下記ウェブサイトに掲載されています。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
アップデートの手順や本体の設定については、ウェブサ
イトに用意されているファームウェアアップデートガイ
ドをご参照ください。
NOTE
Danteネットワーク内の各機器のバージョンによって、他の
機器のアップデートが必要になります。詳細は、上記ヤマハ
ウェブサイトに用意されているファームウェアの互換表をご
参照ください。