User Manual

I/O デバイスと外部ヘッドアンプ
V5 リファレンスマニュアル
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これにより、AXT400 の出力信号がインプットチャンネルにアサインされ、同時に AXT400
コントロールやレベル監視がインプットチャンネルからできるようになります。
注意事項
対象となっているデバイスのマウントが外された場合、コンソール側のパラメーターは初期値に戻
ります。新たにデバイスがマウントされ、かつパッチされれば、そのデバイスのパラメーターが本体
に反映されます。
ラックが NOASSIGN 状態になった場合のみ、該当するラックへのポートアサインすべてが外れま
す。
各社デバイスのコントロールに関して、コントロールパラメーターはシーンに保存されず、コンソー
ルファイルにも保存されません。
DanteInputPatch PortAssign の両方が設定できる機器の場合は、DanteInputPatch が設
定されていると、PortAssign の設定が無視されます。
外部ヘッドアンプを利用する
スロット経由のヘッドアンプコントロールに対応した I/O カード (MY16-ES64 など ) CL シリー
ズのスロットに装着すると、外部ヘッドアンプ ( ヤマハ SB168-ES AD8HR) のファンタム電源
(+48V) のオン / オフ、ゲイン、HPF などのパラメーターを CL シリーズからリモートコントロールで
きます。
I/O カードの設定については、I/O カードの取扱説明書をご参照ください。
CL シリーズと AD8HR の接続
CL リーズを使用して AD8HR をリモート操作するには、まず EtherSound カード MY16-ES64
CL シリーズのスロット 1 に装着して、イーサネットケーブルで NAI48-ES と接続します。次に、
NAI48-ES HAREMOTE 端子と AD8HR HAREMOTE1 端子を RS422D-sub9 ピンの
ケーブルを使って接続します。この接続により CL シリーズから AD8HR のリモート操作ができます。
AD8HR に入力されたオーディオ信号を CL シリーズに送るには、AD8HR DIGITALOUTA(
たは B) NAI48-ES AES/EBU 端子を D-sub25 ピン AES/EBU ケーブルを使って接続しま
す。NAI48-ES から CL シリーズへは MY16-ES64 由で信号が送受信されます。
また、「デイジーチェーン」と呼ばれる接続方法を使って、複数の AD8HR を同時にリモート操作するこ
ともできます。これを行なうには、AD8HR HAREMOTE2 端子を、2 目の AD8HR HA
REMOTE1 子に接続します。NAI48-ES を使った場合、最大 6 AD8HR を接続できます。この
とき AD8HR のオーディオ信号 CL シリーズに入力するにはCL シリーズのスロットが 1 つに対
して 16 チャンネルまでの入力のため、CL シリーズに MY16-EX 2 枚装着して、3 台目以降の
AD8HR 2 台ずつ AES/EBU 端子と D-sub25 ピン AES/EBU ケーブルを使って接続します。