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リファレンスマニュアル
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CONSOLEID と SECONDARYPORT を切り替える
1. SETUP フィールドにて CONSOLEID と SECONDARYPORT を選択します。
切り替えたボタンは赤く表示されます。
2. APPLY ボタンを押します。
CONSOLEID と SECONDARYPORT の切り替えを確認するボップアップ画面が表示されます。
3. 切り替えを実行するには OK ボタンを押します。
設定を切り替えるためにネットワークオーディオモジュールがリブートします。
Dante オーディオネットワーク設定が適用されると、切り替えたボタン表示が戻ります。
NOTE
・ SECONDARYPORT を変更する場合には、CL シリーズと I/O デバイスの間の結線方法も変更
が必要です。たとえば、REDUNDANT に設定したときの結線のまま DAISYCHAIN に変更する
と、音声のやりとりができなくなります。設定を変更する前に、まずケーブルを抜いておくよう
にしてください。
・ CONSOLEID と SECONDARYPORT の設定は、CL を初期化しても変更されません。
Dante オーディオネットワークのレイテンシーを設定する
Dante オーディオネットワークを送受信される信号のレイテンシー設定は、接続方法や規模によって
適切な設定が変わります。ここでは、CL シリーズに接続された Dante 対応機器の接続状況によるレイ
テンシー設定の考え方を説明します。
■ スイッチとホップ数の関係
Dante オーディオネットワークのレイテンシー設定は、そのネットワークのホップ数に依存します。
ホップ数は、マスターとなる機器から最も遠くに接続された機器までを直列に考えたとき、間にあるス
イッチの数を表わします。
スイッチは、スイッチングハブのほかに、CL シリーズや I/O デバイスの各機器にも内蔵されています。
このホップ数によって、設定できるレイテンシーの目安がわかります。ホップ数による一般的なレイテ
ンシー設定の目安は次のとおりです。
NOTE
・ ネットワークの状況によっては、ホップ数が少なくてもレイテンシーを大きく設定する必要が
ある場合もあります。
・ 問題が発生した場合は、レイテンシー設定が原因かどうかを切り分けるために 5.0ms を選んで
確認します。
■ 接続例とレイテンシー設定
ディジーチェーン接続
シンプルな 64 イン 48 アウト
ホップ数 レイテンシー (ms)
3まで 0.25
5まで 0.5
10 まで 1.0
11 以上 ( または問題発生時 ) 5.0
3
3
2
2
11
3 ホップ =0.25ms 3 ホップ= 0.25ms