User Manual

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MIDI
V5.8 リファレンスマニュアル
195
MIDI
ここでは、部機器から CL シリーズに MIDI メッセージを送って CL シリーズのパラメーターを操作
したり、逆に CL シリーズの操作に応じて MIDI メッセージを外部機器に出力したりする方法について
説明します。
次の図は、MIDIIN/OUT 端子を使って MIDI メッセージの送受信を行なう場合の接続例です。
CL シリーズの MIDI について
CL シリーズでは、MIDI を使って以下の操作が行なえます。
プログラムチェンジの送受信
CL シリーズ上で特定のイベント ( シーン / エフェクトライブラリーのリコール操作 ) を実行したとき
に、対応するナンバーのプログラムチェンジメッセージを外部機器に送信できます。また、部機器から
プログラムチェンジメッセージを受信したときに、対応するイベントを実行できます。
コントロールチェンジの送受信
CL シリーズで特定のイベント ( フェーダー/ ブ、キーの操作 ) を実行したときに、対応するコント
ロールチェンジメッセージを外部機器に送信できます。また外部機器からコントロールチェンジメッ
セージを受信したときに、対応するイベントを実行できます。この機能を利用すれば、フェーダーやキー
の操作を MIDI シーケンサーなどの外部機器に記録しておき、あとからそれを再生できます。
パラメーターチェンジ (SysEx) の送受信
CL シリーズで特定のイベント ( フェーダー/ ブ、キーの操作、システム設定やユーザー設定の変更 )
を実行したときに、「パラメーターチェンジ」と呼ばれる SysEx( システムエクスクルーシブ ) メッ
セージを外部機器に送信できます。また外部機器からパラメーターチェンジを受信したときに、対応す
るイベントを実行できます。
CL シリーズの操作を MIDI シーケンサーなどの外部機器に記録 / 生したり、システム設定やユー
ザー設定を変更したときに、もう 1 台の CL シリーズを同期させる目的に利用できます。
NOTE
MIDI メッセージの送受信に使用するポートは、リアパネルの MIDIIN/OUT 端子、スロット 1
に装着された I/O ードの中から選択できます。選択したポートは、上記のすべての機能に共
通です。
MIDI の基本設定
CL リーズが送受信する MIDI メッセージの種類、使用する MIDI ポート、MIDI チャンネルなどを選
択します。
NOTE
プログラムチェンジの操作方法については、次のプログラムチェンジでシーン / ライブラ
リーのリコールを操作する( P.198)をご参照ください。
コントロールチェンジの操作方法については、コントロールチェンジでパラメーターを操作
する( P.200) をご参照ください。
CL5
MIDI OUTMIDI IN MIDI OUTMIDI IN
外部機器
手順
1. ファンクションアクセスエリアの SETUP ボタンを押す。
2. SETUP 画面中央の MIDI/GPI ボタンを押す。
3. MIDI/GPI 画面の MIDISETUP タブを押す。
4. MIDISETUP ページの送信 (Tx) または受信 (Rx) のポート選択ボタンを押す。
5. ポート選択用の MIDISETUP画面で、MIDI メッセージの送信または受信を行なうポートの種類と
ポート番号を選び、OK ボタンを押す。
6. MIDISETUP ページのチャンネル選択ボタンを押す。
7. チャンネル選択用の MIDISETUP画面で、MIDI メッセージの送信または受信を行なうチャンネル
を選び、OK ボタンを押す。
8. MIDISETUP ページで、MIDI メッセージごとに送受信のオン / オフを選ぶ。
SETUP 画面 MIDI/GPI 画面
(MIDISETUP ページ )