User Manual
Table Of Contents
- このリファレンスマニュアルの使い方
- 目 次
- 機能ツリー図
- セレクテッドチャンネルセクション
- Centralogicセクション
- 入出力のパッチング
- インプット系チャンネル
- アウトプット系チャンネル
- EQ/ダイナミクス
- チャンネルジョブ
- シーンメモリー
- モニター/キュー
- トークバック/オシレーター
- メーター
- グラフィックEQ/パラメトリックEQ/エフェクト/ PREMIUM RACK
- I/Oデバイスと外部ヘッドアンプ
- MIDI
- レコーダー
- AFC IMAGEコントロール
- セットアップ
- SETUP画面について
- ユーザー設定
- プリファレンス設定
- USER DEFINEDキー
- USER DEFINEDキーに割り当て可能な機能
- USER DEFINEDノブ
- USER DEFINEDノブに割り当て可能な機能
- アサイナブルエンコーダー
- ASSIGNABLE ENCODERに割り当て可能な機能
- GAIN/PAN/ASSIGNノブ(アサイナブルエンコーダー)の機能
- カスタムフェーダーバンク
- メインフェーダー
- カスタムフェーダーバンクの機能について
- コンソールロック
- 設定データをUSBメモリーにセーブ/ロードする
- USBメモリーをフォーマットする
- ワードクロック/スロットの設定
- カスケード接続を利用する
- MIXバス/MATRIXバスの基本設定
- ファンタム電源全体のオン/ オフを切り替える
- タッチスクリーン/LED/ネーム表示/ランプの輝度を設定する
- 内蔵時計の日時を合わせる
- ネットワークアドレスを設定する
- Danteオーディオネットワークの設定
- Dante Device Lock
- Dante Domain Manager (DDM)対応
- GPI (汎用インターフェース)を使う
- ヘルプ機能
- そのほかの機能
- ワーニング/エラーメッセージ
- 索引
- Data List
- EQ Library List
- DYNAMICS Library List
- Dynamics Parameters
- Effect Type List
- Effects Parameters
- Premium Rack Processor Parameters
- Parameters That Can Be Assigned to Control Changes
- NRPN Parameter Assignments
- Mixing Parameter Operation Applicability
- MIDI Data Format
- Input/Output Characteristics
- Electrical Characteristics
- Mixer Basic Parameters
- Pin Assignment
- MIDI Implementation Chart
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
V5.8 リファレンスマニュアル
154
内蔵エフェクトを操作する
CL シリーズの内蔵エフェクトは、EFFECT ラック 1-8 にマウントし、アウトプット系チャンネルの出
力 / インプット系チャンネルの入力にパッチしたり、各チャンネルにインサートして利用します。ラッ
クにマウントしたエフェクトは、それぞれ 54 種類のエフェクトタイプの中から 1 つを選びます。
ラック 1 〜 8 は初期状態で MIX チャンネル 17 〜 24 からの信号が入力され、STIN1 〜 8(L/R)
に出力されています。
NOTE
エフェクトタイプによっては、ラック 1、3、5、7 でのみ使用できるものがあります。
内蔵エフェクトをセンド / リターン経由で使用するには、MIX チャンネルなどの出力をエフェクトの
入力に、エフェクトの出力をインプット系チャンネルに割り当てます。この場合、該当するアウトプット
系チャンネルをエフェクトセンド用のマスターチャンネルとして、またインプット系チャンネルをエ
フェクトリターン用チャンネルとして使用します。
内蔵エフェクトの入出力を任意のチャンネル ( ただし、STIN チャンネルを除く ) のインサートアウト
/ インに割り当てて、そのチャンネルにインサートすることもできます。
内蔵エフェクトのタイプには、L/R チャンネルの入力信号を個別に処理する「STEREO タイプ」(2IN/
2OUT) と、両方のチャンネルをミックスしてから処理する「MIX タイプ」(1IN/2OUT) の 2 種類があ
ります。
エフェクトの L/R 入力の両方に信号経路を割り当てた場合は、STEREO または MIX のどちらかのエ
フェクトタイプが選ばれているかに応じて、L/R チャンネルの処理方法が次のように異なります。
■ STEREO タイプのエフェクト
■ MIX タイプのエフェクト
また、2 系統あるエフェクトの入力の片方にのみ信号を割り当てた場合は、STEREO または MIX のど
ちらかのエフェクトタイプが選ばれているときでも、モノラル入力 / ステレオ出力として処理されま
す。ただし、COMP276、COMP276S、COMP260、COMP260S、EQUALIZER601、
OPENDECK は例外になっています。
内蔵エフェクトをセンド / リターン経由で利用する
ここでは、MIX バスをエフェクトセンドバス、STIN チャンネルをエフェクトリターンチャンネルとし
て利用し、センド / リターン経由でエフェクトを使用する方法について説明します。
NOTE
・ MIX バスをエフェクトセンドバスとして使用するときは、バスのタイプとして「VARI」を選択し
ておきます。こうすれば、インプット系チャンネルごとにセンドレベルを調節できます。
・ また、エフェクトへの入力をステレオで使用したいときは、送り先の MIX バスをステレオに指
定しておくと便利です ( バスの設定方法については、→P.58)。
OUTPUT PATCH
INPUT PATCH
EFFECT
EFFECT
EFFECT
EFFECT
ラック 2
ラック 7
ラック 8
アウトプット系
チャンネルの出力
インプット系
チャンネルの入力
ラック 1
EFFECT
任意チャンネルの
インサートアウト *
任意チャンネルの
インサートイン *
*STIN チャンネルを除く
手順
1. 「バーチャルラックを操作する」( →P.141)の手順1〜3を参考にして、ラックにエフェクトをマウ
ントする。
2. VIRTUALRACK 画面の INPUTPATCHL ボタンを押して、ラックの入力元となる MIX チャンネ
ルを選ぶ ( → P.141)。
3. VIRTUALRACK 画面の OUTPUTPATCHL ボタンを押して、ラックの出力先となる STIN チャ
ンネルの L 入力を選ぶ ( → P.141)。
4. OVERVIEW画面の TOMIX/TOMATRIXフィールドで、各チャンネルからのセンドレベルを調
節する。
5. ラックの入力元に選んだ MIX チャンネルのエフェクトセンドのマスターレベルを調節する。
6. ラックの出力先に選んだ STIN チャンネルのエフェクトリターンレベルを調節する。
INPUT L EFFECT L L RETURN
INPUT R EFFECT R R RETURN
INPUT L L RETURN
INPUT R
EFFECT
R RETURN
L RETURN
EFFECT
R RETURN
INPUTL
または R