User Manual

Table Of Contents
シーンメモリー
V5.8 リファレンスマニュアル
112
PREVIEW モードを使う
PREVIEW ードとは、カレントシーンの信号処理には影響を与えずに、メモリーにストアされたシー
ンの設定値を確認 / 変更するためのモードです。このモードでシーンをリコールすると、新規にリコー
ルしたシーンの設定値が CL シリーズのパネル上に表示されますが、レントシーンの信号処理はリ
コール前のままとなります。また、設定を修正しシーンを新規 / 上書きでストアしても、カレントシーン
の信号処理はリコール前のままです。本番中に、次にリコールする予定のシーンの内容を確認したり、
部を修正したあとでストアしておきたい場合などに便利です。
NOTE
PREVIEW モードは、シーンメモリーに含まれるすべてのパラメーターと、INPUTPATCH/
OUTPUTPATCH ファンクションに含まれるすべてのパラメーター、および HA のパラメー
ターに対して有効です。
PREVIEW モードでも、RECALLSAFE FOCUSRECALL は有効です。
PREVIEW モードでの各機能について
下記のソフトウェアや外部からの操作に対しては、カレントシーンが変わります。
CLEditor
StageMix
MIDIRx
GPIIN
同様にカレントシーンの変更に対して、下記のソフトウェアや外部へ通知が行なわれます。
CLEditor
StageMix
MIDITx
GPIOUT
METER はカレントシーンの信号処理の状態を示します。
PLAYBACKLINK はカレントシーンの RECALL に対して働きます。
カスケード接続の挙動はリーダー/ ォロワー共に独立に動作します。PREVIEW モード中はリンク
しません。
PREVIEW モードでは下記の機能が動作しません。
CLEditor との同期
ユーザーの切り替え
USERLEVEL の変更
LOAD/SAVE 機能
CUE の変更
USERDEFINEDKEYS
USERDEFINEDKNOBS 動作
モニター(MONITOR、CUE、OSCILLATOR、TALKBACK) の変更、表示
NuendoLive の設定変更、表示
レコーダーの変更、表示
DANTESETUP DANTEPATCH 変更
FADETIME
EFFECTFREEZE PLAY/REC
EFFECT MIDICLOCK、タップテンポ
PREMIUMEFFECT の内部 METER(DynamicEQ、Portico5043 GR、Opt-2A、U76、Buss
Comp369 VU)
また下記動作中は PREVIEW モードに入れません。
Scene EQ などの Paste
GlobalPaste 実行中
CLEditor との同期中
ファイルの Save/Load
NOTE
StageMix で表示されるシーンタイトルは、PREVIEW モード中に操作された CL シリーズのス
トア時のタイトルに変更されます。
手順
1. [PREVIEW] キーを押す。または SCENELISTウィンドウ内の PREVIEWボタンを押す。
2. SCENEMEMORYセクションの[INC]/[DEC]キー、マルチファンクションノブを使ってSCENE
LIST画面の SCENESELECTノブを操作し、リコール元となるシーン番号を選択する。
3. SCENEMEMORY[RECALL]キーを押す。またはSCENELIST画面のRECALLSCENEボタン
を押す。コールを実行するには OK タンを押す。
4. 必要に応じて、パネル上の操作子を使って、設定値を変更する。
5. 手順 4の設定内容をストアしたい場合は、ストア先のシーン番号を選び、SCENEMEMORY
[STORE] キーを押す。または SCENELIST画面の SCENESTOREボタンを押す。
6. シーンの設定値を確認 /変更できたら、[PREVIEW] キーを押す。または SCENELISTウィンドウ
内の PREVIEWボタンを押す。