User Manual
シーンメモリー
リファレンスマニュアル
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シーンメモリー
CL シリーズでは、ミックスパラメーターや入出力ポートのパッチングなどの設定に名前を付け、シー
ンとしてメモリーにストア ( 保存 )/ リコール ( 読み込み ) できます。
シーンには、000 〜 300 のシーン番号が付けられており、000 はミックスパラメーターを初期値に
戻すための読み込み専用のシーン、001 〜 300 は読み書き可能なシーンです。
1 つのシーンには、トップパネル上のフェーダーの位置や [ON] キーの状態のほか、次のようなパラ
メーターが含まれます。
・ 入力 / 出力ポートのパッチング
・ バスの設定
・ ヘッドアンプの設定
・ EQ の設定
・ ダイナミクス 1、2 の設定
・ ラック (GEQ/ エフェクト / プレミアムラック ) の設定
・ パン / バランスの設定
・ インサート / ダイレクトアウトの設定
・ MIX バスに送られる信号のオン / オフ、センドレベル
・ MATRIX バスに送られる信号のオン / オフ、センドレベル
・ DCA グループの設定
・ ミュートグループの設定
・ チャンネルリンクの設定
現在選ばれているシーン番号は、ファンクションアクセスエリアの SCENE フィールドで確認できま
す。
SCENE フィールド
SCENE フィールドを押すと、シーンをより詳しく表示 / 設定できる SCENELIST 画面が表示されま
す。
1 シーン番号
現在選択されているシーン番号が表示されます。新しいシーン番号を選ぶと、番号が点滅し、現在
読み込まれているシーン番号と異なることを表わしています。
2 R マーク (READONLY)/ プロテクトマーク
読み込み専用のシーンには R マーク (READONLY) が表示されます。また、ライトプロテクトの
かかったシーンでは、プロテクトマークが表示されます。
3 シーンタイトル
現在選択されているシーンのタイトルが表示されます。
4 E マーク (EDIT マーク )
現在読み込まれているシーンのミックスパラメーターを変更すると、このマークが表示されます。
この表示は、変更内容を記憶するためにストア操作が必要であることを示しています。
NOTE
プロテクトマークまたは R マークが表示されるシーン番号には、ストアできません。
シーンをストア / リコールする
現在のミックス設定をシーンメモリーにストア / リコールするには、トップパネルの SCENE
MEMORY/MONITOR セクションの各キーを使う方法と、SCENELIST 画面を使用する方法があり
ます。
シーンをストアする
■ SCENEMEMORY/MONITOR セクションのキーを使う
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手順
1. トップパネルの各操作子や、タッチスクリーン上のボタンなどを使って、ミックスパラメーターを
設定する。
2. SCENEMEMORY[INC]/[DEC] キーを使って、ストア先のシーン番号を選ぶ。
3. SCENEMEMORY[STORE] キーを押す。
4. 必要に応じて、SCENESTORE 画面でシーンにタイトルやコメントを付ける。
5. SCENEMEMORY[STORE] キー、または SCENESTORE 画面下部の STORE ボタンを押す。
6. STORECONFIRMATION ダイアログの OK ボタンを押して、ストアを実行する。
SCENESTORE画面SCENEMEMORY[INC]/[DEC] キー