User Manual
セットアップ
リファレンスマニュアル
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DANTESETUP 画面(SETUP ページ)
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STATUS インジケーター
CL シリーズ本体や Dante の動作状態を表わすインジケーターです。
2 CONSOLEID 選択ボタン
CL シリーズ本体の ID を設定します。
5 台以上を接続する場合、ID を付与しない本体では、OFF ボタンを押して ID をオフにできます。
3 SECONDARYPORT 選択ボタン
Dante オーディオネットワークの接続方法を選択します。
4 CANCEL ボタン
CONSOLEID や SECONDARYPORT を変更する途中に、ボタンを押して設定を無効にしま
す。
5 APPLY ボタン
CONSOLEID や SECONDARYPORT を変更した場合に、ボタンを押して設定を有効にしま
す。
6 BIT 選択ボタン
オーディオのビットレートを 24 ビットと 32 ビットから選択します。
・ 24bit ...............R シリーズなどとデータを送受信するときに使用します。通常、CL シリーズの
システムではこの設定で使用します。
・32bit................25bit 以上でデータが送受信される場合 ( カスケード、ゲインコンペンセー
ション使用時 ) に有利ですが、データ通信量は 24bit 時よりも 20 〜 30% ほ
ど増加します。
7 LATENCY 選択ボタン
Dante オーディオネットワークのレイテンシーを 0.25ms/0.5ms/1.0ms/2.0ms/5.0ms
から選択します。
接続方法や規模によってレイテンシーの設定は変わります。詳しくは「Dante オーディオネット
ワークのレイテンシーを設定する」( → P.248) をご参照ください。
8 DANTEPATCHBY 選択ボタン
THISCONSOLE ボタンが選ばれているときは、DANTEINPUTPATCH や DANTE
OUTPUTPATCH を CL シリーズから変更できます。
DANTECONTROLLER ボタンが選ばれているときは、DANTE のパッチを操作できません。
ネットワーク上にあるほかの CL/QL シリーズの DANTEPATCHBY 選択ボタンの状態にかか
わらず、これらのボタンを操作できます。
9 PREFERREDMASTER ボタン
ON にすると、Dante オーディオネットワーク内でマスターになる優先順位が上がります。
OFF にすると、Dante オーディオネットワーク内でマスターになる優先順位が下がります。
・ ON に設定している CL が1台の場合、その CL がマスターになります。
・ ON に設定している CL が複数いる場合、その内どれか1台がマスターになります。
・ 全ての CL が OFF に設定されている場合、I/O デバイスを含んだ全ての Dante デバイスの中の
どれか1台がマスターになります。
NOTE
・ I/O デバイスと共通の設定 (BIT/LATENCY/W.CLOCK) は、CONSOLEID が #1 に設定された
CL シリーズのものが反映されます。
・ DANTEPATCHBY 選択ボタンの DANTECONTROLLER ボタンが選ばれているとき、Dante
のパッチや関連情報を変更しようとすると、画面の下部に ThisOperationisNotAllowed.
というメッセージが表示されます。
・ 下記の状態で CL 設定ファイル ( 拡張子 .CLF) をロードしたとき、DANTE パッチ情報が機器に
反映されます。それ以外は反映されず現状を維持します。
・ SAVE/LOAD 画面(→ P.230)で WITHDANTESETUPANDI/ODEVICE ボタンがオン
・ CONSOLEID 選択ボタンで #1、#2、#3、#4 ボタンのいずれかがオン
・ DANTEPATCHBY 選択ボタンの THISCONSOLE ボタンがオン
・ CLV2.03 以降では、Dante オーディオネットワーク設定も含めて初期化およびファームウェ
アアップデートしたときに、PreferredMaster の設定がオンになります。この設定は、コンソー
ル本体の設定変更や再起動では変わらず、必要に応じて DanteController でオフにすることが
できます。この初期設定により、CL や QL のワードクロック設定を Dante 以外に変更した場
合、そのコンソールが優先的に Dante ネットワークのクロックマスターとなりクロック同期エ
ラーを防ぐことができます。また、常時起動させる機器の PreferredMaster のみを Dante
Controller でオン ( 他をすべてオフ ) にして、マスターを明示的に指定することもできます。
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