User Manual
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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■ STEREO タイプのエフェクト
■ MIX タイプのエフェクト
また、2 系統あるエフェクトの入力の片方にのみ信号を割り当てた場合は、STEREO または MIX のど
ちらかのエフェクトタイプが選ばれているときでも、モノラル入力 / ステレオ出力として処理されま
す。ただし、COMP276、COMP276S、COMP260、COMP260S、EQUALIZER601、
OPENDECK は例外になっています。
内蔵エフェクトをセンド / リターン経由で利用する
ここでは、MIX バスをエフェクトセンドバス、STIN チャンネルをエフェクトリターンチャンネルとし
て利用し、センド / リターン経由でエフェクトを使用する方法について説明します。
NOTE
・ MIX バスをエフェクトセンドバスとして使用するときは、バスのタイプとして「VARI」を選択し
ておきます。こうすれば、インプット系チャンネルごとにセンドレベルを調節できます。
・ また、エフェクトへの入力をステレオで使用したいときは、送り先の MIX バスをステレオに指
定しておくと便利です ( バスの設定方法については、→P.57)。
NOTE
・ ステレオソースを利用する場合は、ラックの L/R 入力に、ステレオに設定した MIX チャンネル
の L/R を割り当てます。
・ エフェクトの出力をステレオで使用するには、ラックの R 出力にも手順 3 で選んだ STIN チャ
ンネルの R 入力を割り当てます。
・ エフェクトの出力先は複数選択できます。
・ エフェクトのパラメーターの設定方法については、「内蔵エフェクトのパラメーターを操作す
る」( → P.150) をご参照ください。
■ インプット系チャンネルのエフェクトセンドレベルを調節する
OVERVIEW 画面の TOMIX/TOMATRIX フィールドで、ラックの入力元に設定した MIX バスの TO
MIXSENDLEVEL ノブを押して選び、マルチファンクションノブで各チャンネルからその MIX バス
に送られる信号のセンドレベルを調節します。
NOTE
・ TOMIX/TOMATRIX フィールドに MATRIX バスが表示されている場合は、セレクテッドチャ
ンネルセクションの [MIX1-16] キー/[MIX17-24/MATRIX] キーで、ラックの入力元に設定し
た MIX バスを選びます。
・ エフェクトセンドレベルを調節するときは、ラックの出力先として選んだ STIN チャンネルか
ら該当する MIX バスへのセンドレベルを、必ず 0 に設定してください。このセンドレベルを上
げると、エフェクトの出力を同じエフェクトの入力に返すことになり、発振を引き起こすおそ
れがあります。
・ ノブをもう 1 回押すと、送り先の MIX バスに対応する MIXSEND 画面 (8ch) が表示されます。
この画面では、各チャンネルから対応するバスに送られる信号のオン /オフ切り替え、および
送出位置 (PRE/POST) の選択が行なえます ( →P.44)。
手順
1. 「バーチャルラックを操作する」(→P.136)の手順1〜3を参考にして、ラックにエフェクトをマウ
ントする。
2. VIRTUALRACK 画面の INPUTPATCHL ボタンを押して、ラックの入力元となる MIX チャンネ
ルを選ぶ ( → P.136)。
3. VIRTUALRACK 画面の OUTPUTPATCHL ボタンを押して、ラックの出力先となる STIN チャ
ンネルの L 入力を選ぶ ( → P.136)。
4. OVERVIEW画面の TOMIX/TOMATRIXフィールドで、各チャンネルからのセンドレベルを調
節する。
5. ラックの入力元に選んだ MIX チャンネルのエフェクトセンドのマスターレベルを調節する。
6. ラックの出力先に選んだ STIN チャンネルのエフェクトリターンレベルを調節する。
INPUT L EFFECT L L RETURN
INPUT R EFFECT R R RETURN
INPUT L L RETURN
INPUT R
EFFECT
R RETURN
L RETURN
EFFECT
R RETURN
INPUTL
または R