User Manual
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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■ チャンネルコントロールフィールド
各チャンネルは常に man/auto/mute のいずれかのモードになっています。有効なチャンネルモード
のインジケーターが点灯します。モードを選択するには、そのモードボタンかマスターフィールドの
PRESET ボタンを押します。
1 レベルインジケーター
音声がオートミックスに適切なレベルになると緑に点灯します。
NOTE
・ level インジケーターが点滅したら、入力ゲインを上げます。
・ level インジケーターが赤く点灯したら、入力ゲインを下げます。
2 メーターインジケーター
メーターには 3 種類の表示モードがあります。マスターフィールドの meters ボタンを押すたび
にモードが変わります。
NOTE
通常はメーターを gain モードにしてください。
3 weight
入力チャンネル間の相関的な感度を調整します。入力がない場合に automixgain メーターがど
れもほぼ同レベルになるようにウェイト設定を調整します。たとえば、1 本のマイクの近くでノイ
ズが聞こえる場合(例 :コンピューターの通気ファンやエアコンの通風音など)、そのチャンネル
のウェイト値を下げるとノイズが抑えられます。
チャンネルのウェイト設定を変更するには、weight スライダーを [TOUCHANDTURN]ノブ
を使って調整します。
オートミキサーは、グループ内のすべての入力のミックスに対する特定チャンネルの入力レベル
の比を計算します。次の例で weight コントロールの仕組みを説明します。
■ 1 つのチャンネルでウェイト設定値を上げた場合
・ そのチャンネルのオートミックスゲイン値が上がり、他のチャンネルの値は下がります。
・ ウェイト設定値が高いチャンネルは、他のチャンネルに比べてオートミックスゲインを得やす
くなります。
■ 1 つのチャンネルでウェイト設定値を下げた場合
・ そのチャンネルのオートミックスゲイン値が下がり、他のチャンネルの値は上がります。
・ 複数のマイクで同時に話している場合に、他のマイクとの聞き分けが難しくなります。
4 group
各チャンネルは 3 つのグループ (a/b/c) に割り振ることができます。
グループ機能は以下の用途に便利です。
・ 複数の部屋を使用時:各部屋のマイクをグループ分けし、個々のオートミキサーとして使用し
ます。
・ ステレオパン:左右中央にパンさせたマイクをグループ a、b、c に割り当て、安定したステレオ
臨場感を維持します。
5 override
マスターフィールドの OVERRIDE ボタンをオンにすると、チャンネル override ボタンの設定
によって、該当チャンネルが man モードまたは mute モードに変わります。
・ チャンネル override ボタンがオンのとき、マスターの OVERRIDE ボタンをオンにすると、
チャンネルのモードが man になります。
・ チャンネル override がオフのとき、マスターの OVERRIDE ボタンをオンにすると、チャンネ
ルモードが mute になります。
・ マスターの OVERRIDE ボタンをオフにすると、そのチャンネルは以前のモードに戻ります。
オーバーライド機能は、パネルディスカッションのリーダーがシステムをコントロールしたいと
きに便利です。
以下の手順で設定します。
1. リーダーのチャンネルの override ボタンをオンにします。
2. その他のチャンネルの override ボタンはオフにします。
3. 必要に応じてマスターフィールドの OVERRIDE ボタンをオンにします。
gain オートミキサーのゲインを表示 緑
input 入力レベルを表示 黄
output 出力レベルを表示 青
8
5
3
7
6
4
2
1