User Manual
インプット系チャンネル
リファレンスマニュアル
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インプット系チャンネルから MIX/MATRIX バスに信号を送る
MIX バスは、主にステージ上のフォールドバックスピーカーや外部のエフェクトプロセッサーに信号
を送るために利用します。MATRIX バスは、主にマスターレコーダーや楽屋のモニターシステムなどの
機器に、STEREO バスや MIX バスとは異なるミックスを送信する用途で利用します。
インプット系チャンネルから MIX/MATRIX バスに信号を送るには、次の 3 つの方法があります。
■ セレクテッドチャンネルセクションを使う
セレクテッドチャンネルセクションのノブを使って、MIX/MATRIX バスへのセンドレベルを調節する
方法です。この方法を使えば、特定のインプット系チャンネルからすべての MIX/MATRIX バスに送ら
れる信号を同時に操作できます。
■ Centralogic セクションを使う
Centralogic セクションのマルチファンクションノブを使って、MIX/MATRIX バスへのセンドレベ
ルを調節する方法です。この方法を使えば、連続した 8 つのインプット系チャンネルから特定の MIX/
MATRIX バスに送られる信号を同時に操作できます。
■ フェーダーを使う (SENDSONFADER モード )
CL シリーズを SENDSONFADER モードに切り替え、トップパネルのフェーダーを使って MIX/
MATRIX バスへのセンドレベルを調節する方法です。この方法を使えば、すべてのインプット系チャン
ネルから特定の MIX/MATRIX バスに送られる信号を同時に操作できます。
セレクテッドチャンネルセクションを使う
セレクテッドチャンネルセクションのノブを使って、特定のインプット系チャンネルからすべての
MIX/MATRIX バスに送られる信号のセンドレベルを調節します。
NOTE
・ 特定の MIX/MATRIX バスに送られる信号をモニターするには、Centralogic セクションのバン
クセレクトキーを使って対応する MIX/MATRIX チャンネルを呼び出し、Centralogic セクショ
ンの対応する [CUE] キーを押します。
MIX バスには、センドレベルが固定の FIXED タイプと、センドレベルが可変の VARI タイプとがあり
ます。MATRIX バスは VARI タイプのみです。奇数 / 偶数の順に並んだ 2 系統の MIX バス単位で、
FIXED タイプと VARI タイプを切り替えることができます。切り替えは、SETUP ボタン→ BUS
SETUP ボタンで表示される BUSSETUP 画面で行ないます。
■ MIX バスが FIXED タイプの場合
TOMIXSENDLEVEL ノブの代わりに灰色の円が表示され、センドレベルの調節はできません。
■ MIX バスが VARI タイプ /MATRIX バスの場合
TOMIXSENDLEVEL ノブがセレクテッドチャンネルセクションの対応するノブと同じ色で表
示されます。この場合は、セレクテッドチャンネルセクションの対応するノブを使ってセンドレベ
ルを調節できます。
手順
1. 信号を送る MIX/MATRIX バスに出力ポートを割り当て、対応する出力ポートにモニターシステム
や外部エフェクトプロセッサーなどを接続する。
2. トップパネルの [SEL] キーを使って、MIX/MATRIX バスに信号を送るインプット系チャンネルを
選ぶ。
3. セレクテッドチャンネルセクションのいずれかのノブを押す。
4. SELECTEDCHANNELVIEW 画面の SEND フィールドにある ON ボタンをオンにする。
5. 送り先の MIX バスに対応する TOMIX/MATRIXSENDON/OFF ボタンをオンにする。
6. セレクテッドチャンネルセクションの MIX/MATRIXSENDLEVEL ノブを使って、MIX/
MATRIX バスへのセンドレベルを調節する。
SELECTEDCHANNEL
VIEW 画面