User Manual
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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プレミアムラックのパラメーターを操作する
プレミアムラックの各画面には以下の項目があります。
1 ASSIST ボタン
このボタンを押すと、各パラメーターを操作するマルチファンクションノブの番号が表示されま
す。
2 LIBRARY ボタン
このボタンを押すと、各プレミアムラックのライブラリー画面が表示されます。
3 DEFAULT ボタン
パラメーターの設定を初期値に戻します。
4 マルチファンクションノブアクセスフィールド
マルチファンクションノブに割り当てられているパラメーター名とパラメーター値が表示されま
す。
操作するパラメーターを切り替えるときは、画面内のノブを押します。
NOTE
・ ASSIST ボタンをオンにしておくと、現在操作できるパラメーターと、切り替えて操作できるパ
ラメーターとが簡単に区別できます。
・ マルチファンクションノブを押しながら回すことで細かい単位でパラメーターを操作できま
す。
■ Portico5033
Portico5033 は、RupertNeveDesigns(RND) 社の 5 バンドアナログ EQ をエミュレートしたプ
ロセッサーです。5033EQ は、RupertNeve 氏が開発した往年の名機と評価されている「1073」から
の歴史を受け継ぎ、独特のトーンコントロール特性を持っています。また、RupertNeve 氏がみずから
設計したインプット / アウトプットトランスフォーマーまでも VCM テクノロジーでモデリングする
ことにより、バイパス状態でも非常に音楽性の高いサウンドを実現するモデルです。その特性は、ローを
絞れば低域が引き締まり、ハイを上げても耳が痛くならずに必要な帯域が上がってくる独特の効きを
持っています。
1 ALLBYPASS ボタン
EQ のバイパスをオン / オフします。バイパス状態でも、信号はインプット / アウトプットトラン
スフォーマーとアンプ回路を通ります。
2 TRIM ノブ
エフェクトの入力ゲインを調節します。
3 LF/LMF/MF/HMF/HFFrequency ノブ
各バンドの周波数を調節します。
4 LF/LMF/MF/HMF/HFGain ノブ
各バンドの増幅または減衰量を調節します。
5 LMF/MF/HMFQ ノブ
各バンドの Q( 急峻度 ) を調節します。Q の値を大きくすると、その帯域でゲインを操作する範囲
が狭くなります。
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