Owner`s manual
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03DVEK 取扱説明書
2. ビデオ編集用ソフトウェアについて
ESAM II
03Dビデオ編集用ソフトウェアはESAM(Editing Suite Audio Mixers)シリアルIIプロトコル-Extended
のみをサポートします。サポートされているコマンドのリストは
28ページ
をご覧ください。
ビデオ編集用機能
03Dビデオ編集用ソフトウェアで提供される新しい機能は以下です。
クロスフェード
編集機から送信するESAM IIコマンドで、クロスフェードをかけるフレーム数を指定することが
できます。
指定できるフレーム数は1フレーム単位で0∼32,767の範囲です(毎秒24フレームで1,365秒)。最大
フレーム値は使用中の編集機によって異なります。オーディオコントロールの精度は1フレーム
以内です(ただし03Dで他の機能を使用していない時)。
ローカルスイッチ
ローカルモードはCH1
-
16ページまたは17-24Stinページが表示されている時にのみ有効ですが、
このモードではチャンネル[SEL]キーを使って、チャンネルが入力されるESAM IIコマンドを無
視するよう設定することができます。
[SEL]キーのインジケーターが消えていると、そのチャンネルはESAM IIコマンドに応答します。
点滅している時は、そのチャンネルはローカルモードになっており、ESAM IIコマンドを無視し
ます。詳細は
20ページ
のCH1-16 & 17-24/Stinページを参照してください。
3種類のセットアップメモリー
SOURCE/MACHINE ASSIGN, FRAME TYPE, FADER MODEなどのビデオ編集スイート設定と、
自動レベル設定機能の基準レベル設定を3種類のTO EDITOR SETUP MEMORY(1, 2, 3)に保存
することができます。
詳細は
14ページ
のMIDI/HOSTページをご覧ください。
クロスフェードパターンと曲線
7種類のクロスフェードパターンからそれぞれ1つを選んで各ソース(チャンネル)に別個に割り
当て、また3種類の曲線のうちの1つを全ソース共通に適用することができます。
クロスフェードパターンの詳細は
16ページ
のCrossFadeページをご覧ください。
リミットレベル設定
フェードアウトレベル、つまり「フロア」レベルは0dB∼−∞の範囲で設定できます。
詳細は
14ページ
のMIDI/HOSTページをご覧ください。
自動レベル設定
リール(テープ)の冒頭に出るテスト音のレベルを読むことによって、ユーザーが設定するノミナ
ルレベルが出力レベルと一致するよう自動的にゲインを設定します。
調整できる範囲は−18dB∼+18dBです。レベルがこの範囲を越えて03Dではコントロールできな
いときは、警告メッセージが表示されます。ステレオペアに組んだチャンネルでは、左チャンネル
だけを使ってレベル検出を行います。左チャンネルに設定したレベルは右チャンネルにも適用さ
れます。回路上の制約から、左右チャンネル間でレベルに多少ばらつきの生じることがあります。
詳細は
14ページ
のMIDI/HOSTページをご覧ください。
ビデオ編集用ソフトウェアについて