Form No. 3361-572 Rev A HydroJect ® 3010 エ ア レ ー タ 09802— —シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 モ デ ル 番 号 09802 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ：www.Toro.com.
この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 1を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 はじめに 重要 この機械のエンジンにはスパーク・アレ ス タ ･ マ フ ラ が 取 り 付 け ら れ て い ま せ ん 。 CPRC 4126の の定 め に よ り 、 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 の 森 林 地 4126 帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する 場合には、法令によりスパークアレスタの装 着が義務づけられています。他の地域におい ても同様の規制が存在する可能性があります のでご注意ください。 図1 1. 危険警告記号 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 警告 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
目次 ギア･ケースのオイルとフィルタの交 換 ...............................30 ポンプ･ケースのオイルの交換 ..........31 油圧ラインとホースの点検.............32 走行ポンプのベルトの調整.............32 トランスミッションのニュートラル調 整 ...............................33 エアレーション速度の調整.............33 駐車ブレーキの調整 ..................34 ローラ洗浄スプレー･システムの調 整 ...............................34 スプレー･ノズルやストレーナの整 備 ...............................34 バッテリーの手入れ ..................35 保管 ...................................35 水噴射システムの整備 ................35 エンジンの整備......................35 トラクションユニットの整備 ...
安全について • ガソリンなどの燃料の取り扱いに際しては安 全に特にご注意ください。燃料は引火性が高 く、気化すると爆発する危険があります。 – 燃料は必ず認可された容器に保管する。. – エンジンが熱い時には絶対に燃料タンク のフタを開けたり給油したりしないでく ださい｡給油はエンジンが十分に冷えてか ら行う。禁煙を厳守する。 – 屋内での給油や燃料の抜き取りは絶対 にしない。 • オペレータ・コントロールやインタロック・ スイッチなどの安全装置が正しく機能して いるか、また安全カバーなどが外れたり壊 れたりしていないか点検してください。こ れらが正しく機能しない時には芝刈り作業 を行わないでください。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりする と、人身事故につながります。事故を防止する ため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください。 これは「注意」、「警告」、「危険」など、人 身の安全に関わる注意事項を示しています。こ れらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身 事故が発生することがあります。 安全な運転のために 以下の注意事項は ANSI規格B71.
レータの整備には特殊工具を使用する特殊 な手順が必要です。アキュミュレータ内部 には、ユーザーが整備できる部分はありま せん。不適切な方法でアキュミュレータを 整備しようとすると死亡事故などの重大な 人身事故を起こす危険があります。アキュ ミュレータを分解しないでください：この 作業は弊社正規代理店にお任せください。 • 溝、穴、岩、くぼみ、マウンドなどに注意 しましょう；不用意に入ると機体が転倒す る危険があります。 • 下り坂では制御不能にならないよう慎重に 運転してください。重心が移動して駆動輪 がスリップを起こしたり、ブレーキや舵取 りができなくなる恐れがあります。 • 下り坂では制御不能にならないよう慎重に 運転してください。重心が移動して駆動輪 がスリップを起こしたり、ブレーキや舵取 りができなくなる恐れがあります。 • どんな場合であれ、運転位置を離れる時に は、平らな場所に停車し、駆動装置を解除 し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止 させてください。 • 斜面では急な発進や急な停止は避けてくだ さい。走行できなくなったら、水噴射を止 め、ゆっくりと坂から出てください。 • 人を乗せな
音圧レベル • 駐車は平らな固い場所で行ってください。 適切な訓練を受けていない人には絶対に機 械の整備をさせないでください。 この機械は、EC規則98/37およびその改訂に定 める手順に則って同型機で測定した結果、オ ペレータの耳の位置での連続聴感補正音圧レ ベルが 93 dB（A）相当であることが確認され ています。 • 必要に応じ、ジャッキ･スタンドや安全ラッ チなどを利用して機体を確実に支えてくだ さい。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外 しには十分注意してください。 音力レベル この機械は、EC規則2000/14 に定める手順に 則って同型 機で測定した結果、音力レベルが 108 dBA/1pW であることが確認されています。 この数値はEC規則2000/14及びその改訂に定め る手順に則って同型機で測定した結果です。 • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続 と点火プラグの接続を外しておいてくださ い。バッテリーの接続を外すときにはマイ ナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときに はプラスケーブルから
80-8760 72-4080 93-9363 1. 2. 駐車ブレーキ ロック 3.
108-1317 115-3026 108-1263 1.
108-1264 108-1265 9
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 3 12 車輪 ラグ･ナット 1 2 3 必要に応 じて 電解液（別途入手） – 必要なパーツはありません。 用途 後輪を取り付けます。 バッテリー液を入れて充電する タイヤ空気圧を点検する。 その他の付属品 内容 数量 用途 始動キー 1 運転キーです。 ホース･アダプタ 1 機体側面にあるクイック･カップラに接続します。 スパナ・レンチ 1 水フィルタの取り付けと取り外しに使用します。 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。. 1 後輪を取り付ける この作業に必要なパーツ 3 車輪 12 ラグ･ナット 手順 図2 1. 出荷用パレットから車輪を取り出す。 1. 2. ラグ･ナット（付属部品）を使って車輪を ハブに取り付け（図 2）、各ナットを45～ 55ft-lb（61～75N.m = 6.2～7.6kg.m）にト ルク締めする。 車輪 2. ラグ･ナット 3.
警告 2 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 バッテリー液を入れて充電する この作業に必要なパーツ 必要に 応じて 電解液（別途入手） • バッテリーの取り外しや取り付けを 行うときには、端子と金属を接触さ せないように注意する。 手順 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 1. バッテリーには液が入っていないので、比 重 1.265 のバッテリー液を購入してバッテ リーの各セルに入れる。 警告 図3 1. カリフォルニア州 第 65 65号 号決議による警告 電解液には触れると火傷を起こす劇薬 である硫酸が含まれている。 バッテリー 4.
注 メンテナンス･フリー･バッテリーでは、 バッテリー液が減ることはほとんどありま せんが、以後、通常の使用によってバッテ リー液が不足してきた場合には、蒸留水を 補給してください。 3 タイヤ空気圧を点検する 9. バッテリーを取り付け、バッテリー･クラン プで固定する。 必要なパーツはありません。 10.まず、赤い (＋) ケーブルをバッテリーの ( ＋) 端子に、黒いケーブル (－) はバッテ リーの (－) 端子に固定する。ショート防 止のために（＋）端子にゴムキャップをか ぶせる。 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷していま す。運転前に正しいレベルに下げてください。 適正範囲は前後輪とも 0.56～0.
製品の概要 きれいに洗い落とせるようコントロール･ノブ で水量を調整してください。 各部の名称と操作 アワー・メータ アワー･メータ（図 4）は、エンジンの積算運 転時間を表 示します。定期整備やグリスアッ プの目安にお使いくだ さい。 始動スイッチ 始動スイッチ（図 4）はエンジンの始動と停止 を行うスイッチで、OFF, RUN, START の 3 つの 位置があります。 水圧計 水圧計（図 4）は水噴射システム内部の水圧を 表示します。また、インタロックとしても機能 し、水圧が1.4～1.9kg/cm2では水ポンプの始動 を許可せず、また 0.5～0.9kg/cm2 以下に下 がった場合には水ポンプの作動を停止さ せま す。水圧計を使って内部水圧をひんぱんに確認 する ようにしてください。 ブレーカのリセット･ボタン 電気系統の修理後、このボタン（図 4）を押し 込むとブ レーカがリセットされます。リレー への通電を遮断する場合もこのボタンを使用し ます 図4 1. 2. 3. 4. 始動スイッチ チョーク スロットル 洗浄スプレー用コントロー ル 5. アワー・メータ 6. 7. 8.
仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 長さ 244cm ホイールベース: 135cm 幅 160cm 高さ 97cm 重量 508kg アタッチメントやアクセサリ メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.com も ご利用ください。 図5 1. 2. 走行バー 移動走行／エアレーション 切り替えスイッチ 3. エアレーション開始ボタン 4. 5. エアレーション停止ボタン 駐車ブレーキ 移動走行／エアレーション切り替えスイッチ このスイッチ（図 5）をエアレーション側にす るとローラが降りてエアレーションを開始しま す。移動走行側に切り換えると、穴あけ間隔コ ントロールの設定を無視します。 エアレーション開始ボタン このボタン（図 5）を押すとエアレーション （水の噴射）を開始します（但し、給水圧力 が 2.
深さとノズルの構成 ノズルには噴射口の大きさがドリルのビット径で表示されている。標準的なノズル構成は11ノズル であり、このときの穴あけ深さは10～15cm（ターフ条件により異なる）。各ノズルについている チェックバルブを反転させると、そのノズルをふさぐことができ、これにより左右の穴あけ間隔を 変えることができる。以下の表を参照のこと： 重要 以下の表に示されている以外のパターンを使わないでください。機械を損傷する可能 性があります。 ノズルのサイズとおおよその穴あけ深度との関係 Part No. ドリル径 寸法（インチ） メートル法表示 86-8130 #56 0.0465 86-8131 #53 86-8133 #46 ノズルの数 おおよその深さ 開ける ふさぐ 1.181 * * * 0.0595 1.511 11 0 100～150mm 0.081 2.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに掲載されている安全上の注 意事項をきちんと読んでください。オペレー タや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 目、耳、手足などに対する防護を行うことをお 奨めします。 図8 1. 2. この機械の運転音は、オペレータの耳の位 置 で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け ると聴覚に障害を起こす可能性がある。 ディップスティック エンジン・オイル・キャップ 注 油量がディップスティックのADDマークに ある場合は、0.95リットルの補給でFULLマー クまで補給できます。入れすぎないこと｡ 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 3.
ガソリンは非常に引火･爆発しやすい物質で ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれたガソリンは ふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を 補 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 2.5cm 下のレベルを超えて給油しない。これ は、温度が上昇して燃料は膨張したとき にあふれないように空間を確保するた めである。 図9 1. • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火 花や炎を絶対に近づけない。 燃料タンクのキャップ 2.
のオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500；ご注文は代理店へ。 ポンプのクランク･ケースには、出荷時にMobil DTE Extra Heavyオイルを 1.2 リットル注入し ています。初めての運転の前に必ずディップス ティックで油量を確認し、その後は毎日点検し てください。初回のオイル交換は運転開始後 25時間で、その後は、200運転時間ごとにオイ ル交換を行ってください。オイルの同等品につ いては以下の表を参照してください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. フードのラッチを外し、フードを持ち上 げる。 3. 点検窓（図 10）からオイル量を点検する。 点検窓の中央高さ位置まであればよい。 点検窓 2. Morlina Sd 150 Chevron AW Machine Oil 150 Conoco Multipurpose R&O 0.
水噴射システムのアキュミュレー タ • この機械のアキュミュレータには高圧の窒素ガ スが充填されています。万一、アキュミュレー タのチャージ圧が高すぎたり低すぎたりする場 合には、安全システムが作動して、水噴射を停 止させ、操作コンソールにある 2 つの圧力警 告ランプのうちの 1 つが点灯します。 • アキュミュレータの設計上の必要性から、 チャージ圧が高すぎる分については、機械が停 止している間に抜けていくようになっていま す。長期間（3ヶ月以上）にわたって機械を保 管したり、年間の気温の変化などの要因によ り、アキュミュレータ内部に保持されるガスの 量は変化し、場合によっては次のシーズンの始 めにガスの補給が必要になることがあります。 • • 高圧警告ランプや低圧警告ランプが点灯した場 合には、弊社代理店にアキュミュレータの整備 を依頼してください。 上を通らないでください。ホースに穴が あきます。 本装置から打ち出される非常に高圧の水 は、物体の角部や縁部を破壊する可能性が ありますから、そのようなものの近くで使 用しないように注意してください。 散水用スプリンクラーは、通常は高圧水の
トレーニング期間 給水について 実際に作業を行う前に、広い場所で練習してく ださい。エアレーションの開始、停止、旋回な どの要領がわかると実際に作業をするときも心 に余裕をもって操縦することができます。 水源として、1 分間に26～30リットル程度の水 量があることが望ましいです。マシンのポンプ が作動するには、少なくとも 2.1kg/cm2 の水 圧が必要です。最大水圧は14kg/cm2（200psi） です。用水池や汚水池から汲み上げた水を使 用することも可能ではありますが、本機に搭 載されているろ過システムの能力には限りが あります。場合により追加または代替のろ過 システムが必要となります。 操作手順 1. 点火プラグに高圧コードがついているこ と、および燃料バルブが開いていることを 確認する。 2. 給水用ホースをほどき、水流を妨げる折れ 目などが出ないよう注意しながら延ばす。 エアレーションを行う場所に掛からないよ うにホースを配置する。水道栓（水源）を 開き、ホースの中の空気を追い出す。一 旦水を止める。 3.
5. 燃料タンクの下に、水フィルタの頭部があ るので、そこについているエア抜きボタン （図 13）。フィルタからエアが全部抜け、 水のみが出てくるようになるまでエア抜き ボタンを押し続ける。 図 15 1. メイン水フィルタのヘッド 2. ブリード･ボタン（エア抜き ボタン） 6. フードの下、マシンの後部にあるメイ ン･バルブについているブリード･バルブ （図 14）。空気の混じらない水だけが流れ 出すようになるまでブリード･バルブを開 いておく。 メイン･バルブ 2. バルブ 注 噴射動作は、ポンプが作動を開始してか ら4～5秒後に開始します。また、噴射動作 開始後3～4秒以内に走行バーを握らないと 噴射を自動停止します。 11.
13.深い穴あけを行いたい場所や間隔をつめた 穴あけを行いたい場所では走行を停止さ せ、噴射ボタンを押し続ける。 3. マシンに給水ホースを接続する。水道栓 （水源）を開き、システム内部の空気をす べて追い出す。最低でも2.1kg/cm2 の水圧 が必要である。エンジンを掛ける。マシン を移動走行位置に上昇させる（ローラが接 地しない状態）。エアレーション開始ボタ ンを押す。水ポンプが作動してエアレー ションが始まる場合はインタロック・ス イッチが故障しているので修理が必要であ る。エアレーションを開始しなければ、 手順 4 へ進む。 重要 マルチショット（同じ場所で連続噴 50cm以 以上 も の 深 さ ま 射 ） を 行 う と 、 最 大 50cm で穴あけを行うことができますので、場合 によっては、地中に埋設されているものが 破壊される可能性がありますから十分にご 注意ください。また、マルチショットによ り芝下の土壌が柔らかくなりすぎたり泥状 になったりする可能性もありますのでご 注意ください。 4.
図 16 1. 2. 赤ランプ 緑ランプ 3. 黄ランプ 図 17 移動のための運転 1. アンジュレーションのある場所では、走行バー を使って走行速度を下げ、確実に機体を制御し てください。スムース･タイヤを使用している ため、タイヤに大きなグリップ力がないので、 移動走行には注意が必要です。ラフな場所に入 る時やアンジュレーションを渡る時には必ず走 行速度を落としてください。 バイパス・バルブ 3. バルブのキャップを右に回し、目的の場所 までの移動が終わったら、閉める。 4.
保守 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 25 時間 • ポンプ･ケースのオイルを交換する。 • 油圧オイルとフィルタを交換する。 • ポンプ・オイルの交換 使用開始後最初の 50 時間 • エンジン・オイルを交換する 使用するごとまたは毎日 • • • • エンジン・オイルの量を点検する。 ギア・ケースのオイルの量を点検する ポンプ・ケースのオイルの量を点検する 油圧ラインとホースを点検する 100運転時間ごと • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 200運転時間ごと • • • • • 400運転時間ごと • 駐車ブレーキの調整 ポンプ･ケースのオイルを交換する。 エア・クリーナのエレメントの整備 点火プラグを点検する。 必要に応じて交換する。 油圧オイルとフィルタを交換する。 ポンプ・オイルの交換 水噴射システムのアキュミュレータ アキュミュレータの設計上の必要性から、チャージ圧が高すぎる分については、機械が停止してい る間に抜けていくようになっています。長期間（3ヶ月以上）にわたって
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作 ブレーキの動作 燃料残量。 エンジン･オイルの量。 エンジンのエアフィルタとプレ クリーナ 冷却フィンの汚れ具合 水フィルタと水圧 水用プレフィルタ ギア・ケースのオイルの量 ポンプ・ケースのオイルの量 エンジンから異常音がないか 運転操作時の異常音がないか 油圧ホースの磨耗損傷 オイル漏れなど タイヤ空気圧 計器類の動作を確認する。 グリスアップを行なう。1 塗装傷のタッチアップを行う。 1= 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンオペレーターズマニュアルを参照 してください。 要注意個所の記録 点検担当者名： 内容 日付 25 記事
定期整備ステッカー 図 18 マシンのグリスアップ 50運転時間ごとに5つの潤滑個所に No.2 汎用 リチウム系グリスを注入します。車体を水洗い したときは整備間隔に関係なく直ちにグリス アップしてください。 グリスアップ箇所： ステアリング･ピボットの シャフト（図 19）、リミット･スイッチのハウ ジング（2ヶ所）（図 20）、昇降アームのシャ フト（2）(図 20)、ニュートラル･ピボットの シャフト（図 21）。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニッ プルをきれいに拭く｡ 2. グリス・ガンでグリスを注入する。 3.
プレフィルタの整備 たまった異物は、ホースで水を供給しな がらボール･バルブを開いて流し出します （図 22）。透明カバー（図 22）をひねって フィルタから外し、中にあるフィルタ･スク リーンを取り出して洗うことができます。透明 カバーは手で締め付けるだけにしてください。 重要 工具を使うとフィルタを破損させる恐れ があります。 図 23 1. フィルタのボディ 2. 3. フィルタのカートリッジ フィルタのヘッド 4. ブリード･ボタン（エア抜き ボタン） 5. Oリング 3. フィルタのボディを左にひねって（下か ら見上げて左回し）アセンブリから外す （図 23）。フィルタのカートリッジを外 して捨てる。 図 22 1. 2. ボディ 透明カバー 3.
タからエアが全部抜け、水のみが出てくるよ うになるまでエア抜きボタンを押し続ける。 エンジン・オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 100運転時間ごと 最初の 50 運転時間後にオイルを交換してくだ さい。通常の使用条件では、その後 100 運転 時間ごとにオイルとフィルタを交換します。し かし、ホコリのひどい場所で使用している場合 は、より頻繁なオイル交換が必要です。可能で あれば、オイル交換の直前にしばらくエンジン を運転してください。エンジンが温かい方がオ イルは良く抜け異物も多く排出されます｡ 1. 平らな場所に駐車する。 2. フードのラッチを外し、フードを持ち上げ る。 3. クランク･ケースの側面にあるドレン･ホース の下に廃油受け用の容器を置く（図 24）。 4. ドレン・バルブを左に回し、流れ出すオイ ルを容器に受ける。オイルが抜けたら、ド レン・バルブを左に回して閉じる。 5. フィルタ（図 24）を外して捨てる。フィル タの取り付け部を十分にきれいにし、新し いフィルタに新しいガスケットがついてい るか確認する。 図 25 1.
1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定 しているラッチを外す(図 26)。 密着部に注意する。破損しているフィルタ は使用しない。 4. 安全エレメント（図 28）を点検し、汚れが ひどかったり破損している場合は交換する。 図 26 1. エア・クリーナのカバー 2. ラッチ 図 28 2. ボディーからカバーを外す。フィル タ（図 27）を外す前に、低圧のエア （2.8kg/cm2、異物を含まない乾燥した空 気）で、1次フィルタとボディーとの間に溜 まっている大きなゴミを取り除く。高圧の エアは使用しないこと。異物がフィルタを 通ってエンジン部へ吹き込まれる恐れがあ る。このエア洗浄により、1次フィルタを外 した時にホコリが舞い上がってエンジン部 へ入り込むのを防止することができる。 1. 5. 6. 7. 8.
重要 オイルを汚染してしまった場合（スラッジ や水の混入、沈殿物など：点検窓で確認）は、 直ちにオイルとフィルタを交換してください。 2. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異 物が落ちないように､プラグ（図 29）の周囲 をきれいに清掃する。 1. フードのラッチを外し、フードを持ち上げ る。 2. ギア･ケースの下に廃油受けを置く。ドレ ン･プラグ（図 30）の周辺をウェスできれ いにぬぐう。 注 装置各部にオイルが付かないよう、ジョ ウゴや樋を使ってオイルを廃油受けに導い てください。 図 29 1. 点火プラグ 3. 点火コードをプラグから外し、シリンダ・ ヘッドからプラグを外す。 図 30 4. プラグの電極と絶縁体を点検するとエンジ ンの作動温度を推定できる｡ 1. • 先端部が薄茶色：プラグ、燃焼状態共 に良好。 ドレン・プラグの位置 3. ドレン・プラグを外してオイルを抜き、容 器で回収する。オイルが完全に抜けたらド レン・プラグを取り付ける。 • 先端部が黒または油汚れ：混合気が濃す ぎる（エアクリーナの目詰まり、キャブ レターの濃度設定が高すぎる）。 4.
6. 7. 8. 9. タのガスケットにきれいなエンジン・オイ ルを薄く塗る。 ガスケットが取り付け部に軽く当るまで手 でねじ込み、そこからさらに 1/2～3/4 回 転締め付ける。 ギア･ケースのオイル補給口のキャップを外 し、そこから 4.25 リットルの Mobil DTE 26 オイルまたは同等品を補給する。キャッ プを取り付ける。キャップを取り付ける。 オイル･フィルタ周囲に漏れがないか点検す る。オイルが漏れている場合には、漏れが 締め す ぎ な い 止まる程度に増し締めする。締 ように注意すること。 フードを降ろし、ラッチを掛ける。 4. ポンプ･ケースのディップスティック/補給 口を外し、そこから約1.2リットルのMobil DTE Extra Heavyオイルまたは同等品を補給 する。キャップを取り付ける。 5. オイルの量を点検する。不足であれば、補給 口キャップを取り、適正量まで補給する。 入れすぎないこと｡ 6.
油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじ れ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングの ゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか毎 日点検してください。異常を発見したら必ず運 転を行う前に修理してください。 図 33 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 1. • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホース に傷や変形がないか接続部が確実に締 まっているかを確認する。 走行ポンプのベルト 3. 調整が必要な場合は、以下の要領で行う： A.
ているキャップスクリュ 3 本を締め付 ける。 後退位置にそれぞれ動かして、赤い走行ラ ンプが点灯するのを確認する。バーを動か してもランプが点灯しない場合には上記の ステップ7をもう一度行う。また、第二のリ ミット･スイッチが、赤い走行ランプがOFF になると同時にONになるのを確認する。こ のスイッチはエンジン始動回路を作動状態 にするスイッチである。 トランスミッションのニュートラル 調整 走行バーから手を離しているのにマシンが動き 出す場合には、トランスミッションのニュート ラル調整が必要です。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 フードをあける。 2. ジャッキを使って駆動輪を浮かせる。車輪 の前後に輪止めを掛ける。 3. エンジンを始動し駐車ブレーキを解除する。 4. ニュートラル調整カム（図 35）の上部にあ るロックナットをわずかにゆるめ、カムの 六角部分を回して、車輪が回らないように 調整する。ロックナットを締めつける。 エアレーション速度の調整 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 フードをあける。 2.
駐車ブレーキの調整 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ローラ洗浄スプレー･システムの 調整 1. カバーをハンドルの下側に固定しているネ ジを取る（図 37）。カバーを取り外す。 ローラ洗浄スプレー･システム（図 39）の調整 が必要な場合は以下の手順で行います： 図 39 図 37 1. カバー 2. 1. 取っ手 ローラ洗浄スプレー･システム 1. フィッティングの下についているキャップ をゆるめる（図 40）。 2. ブレーキ･ケーブルをブラケットに固定して いる上ジャムナットをゆるめる（図 38）。 2. ノズルについているスロットがローラに平行 になるようにノズルを回転させて調整する。 3. キャップを締めて調整を確認する。 図 38 1. ブレーキ・ケーブル 図 40 3. 下ジャムナットを調整して、ブレーキ･レ バーを操作するのに10～14kg 程度の力が必 要な程度とする。ジャム･ナットを締める。 1. 2. 3. フィッティングのキャップ ノズル フィッティング 4. 5. ストレーナ 六角ナット 4.
保管 2. ノズル&ストレーナ･アセンブリ（図 40）を 取り外す。ストレーナを洗浄または交換し てノズルに取り付ける。 水噴射システムの整備 3. フィッティングにノズルとフィッティング をキャップで仮止めする。 4. ノズルについているスロットがローラに平行 になるようにノズルを回転させて調整する。 注 重要 内部に残っている水が凍結すると機器 を損傷しますので、水を完全に排出することが 非常に重要です。 5. キャップを締めて調整を確認する。 以下の要領で水を抜いてください： 1. エンジンを停止、キーを抜き取り、点火プ ラグからコードを外す。 バッテリーの手入れ 2. フレームからドライブ・シールドを外す （ネジ2本）。 高温環境下で保管すると､涼しい場所で保管し た場合に比べてバッテリーは早く放電します｡ 3.
4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転 を行う。2 分間以上は運転しないこと。 5. エンジンを停止させ、点火プラグを取り外 す。 6. 点火プラグの取り付け穴からエンジンの内 部に、きれいなエンジン・オイル約 30 cc を入れる。 7. 点火プラグを外した状態でエンジンのスター タを操 作してクランクを回転させ（12 回転 程度）、エンジ ン内部にオイルを広げる。 8. 点火プラグを取り付ける。 9. 燃料タンクと燃料ラインからガソリンを抜き 取る。外したラインを元通りに接続する。 10.エア･クリーナをきれいに清掃する。 11.オイルタンクと燃料タンクのフタが締まっ ているのを確認する。 トラクションユニットの整備 1. 機体全体をていねいに洗浄する。 2. グリス注入部やピボット部全部をグリス アップする。 3. タイヤ空気圧を点検し通常よりも高い1.4～ 2.1kg/cm2 に調整する。 4. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。 5. ギア･ケースの油圧オイルを交換する。 6. 水ポンプ･ケースのオイルを交換する。 7.
故障探究 問題 走行バーを握り込んでも走行しない。 全速で走行できない。 始動中にエンジンが停止する。 考えられる原因 対策 1. 走行バーを操作した時にポンプのピボッ ト･プレートが動作することを確認する。 1. ティラー･ハンドルの下にある走行プッ シュ･プル･ケーブルとオーバーライド･ア センブリを点検する。 2. 油圧オイルの量（ギア･ボックス）が不 足している。 2. 必要に応じて補給する。 3. バイパス･バルブが完全に閉じていない。 4. 走行ベルトの張りが不適切。 3. バルブを閉じる。 4. ベルトの張りを調整する。 1. ユニットが移動走行モードまで完全に上 昇していない。 1. アクチュエータのスリップ･クラッチのラ チェットが作動する音が聞こえ、スピン ドルの昇降アームがほぼ垂直となり、 後アクスルのスピンドルがエンジンから 離れる方向に倒れるまで上昇スイッチ を押し続ける。 2. 油圧オイルの量（ギア･ボックス）が不 足している。 2. 必要に応じて補給する。 3. バイパス･バルブが完全に閉じていない。 4. 走行ベルトの張りが不適切。 3.
問題 考えられる原因 エンジンが回転しているのにエアレーション の穴が開かない（ポンプがスタートしない、 または水バルブから水が出ない）。 1. 給水ホースが折れていたり詰まっていた り、水道栓の開き方が不十分だったりし て適切な量の水が供給されていない。 1. 正しく修正する。 2. 水圧または水量が不足している。 2. 水圧（水源側からの水圧）を点検しマシ ンへの給水部で30LPM、2.81kg/cm2あ ることを確認する。 3. 燃料フィルタを交換する。 3. マシンの水圧計を調べ、ポンプを作動さ せた時に高かった水圧が1.75kg/cm2未 満に下がるかどうかを見る。 前進または後退でエアレーションできない、 あるいは穴あけ間隔を一番小さくすると停 止する。 対策 4. アキュミュレータのチャージ圧が低すぎる （低圧警告ランプが点灯しているはず）。 4. 代理店に点検を依頼する。 5. アキュミュレータのチャージ圧が高すぎる （高圧警告ランプが点灯しているはず）。 5. 代理店に点検を依頼する。 1.
問題 エアレーション中に異音がする。 考えられる原因 対策 1. エアが混入している。 1. 給水をONにし、アキュミュレータ/バル ブ･ボディの下にあるブリード･バルブを 開く。エアレーション中の機械的な異音 がなくならない場合は、使用を停止し、 Toro 代理店に点検を依頼する。 2. ノズルが外れているか、大きなノズルを 数多く付けすぎている。 2. ブリード･バルブを開き、ノズルを点検 する。サイズと数が適切であるかどうか チャートに照らして確認する。 3. ノズルのチェック･バルブのスプリングが 破損している。 3. スプリングを交換し、ボールとシート（弁 座）を点検する。 4. ギアボックスの駆動シャフトまたはカップ ラが磨耗している。 4.
図面 油 圧 回 路 図 (Rev.
電 気 回 路 図 (Rev.
電 気 回 路 図 (Rev.
水 噴 射 シ ス テ ム 回 路 図 (Rev.
Toro エアレータの品質保証 ２年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社 の合意に基づき、Toro 社の製品であるHydroject 3000、Hydroject 4000, グリーンズ･エアレータ、 フェアウェイ･エアレータおよび ProCore エアレータ （以下「製品」 と呼びます）の材質上または製造 上の欠陥に対して、2年間または500運転時間*のうちいずれか早く 到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品質 保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行い ます。 この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれま す。 この保証は、 「製品」当初の購入者に納品された日から有功とな ります。 * アワー･メータを装備している「製品」に適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店（ディストリビュータ又はディーラー） に対して、お客様から連 絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある場 合に
