FORM NO. 3326 − 199 Model No. 09701-200000001 〜 210000001 & up Model No. 09701TE-200000001 〜 210000001 & up Model No. 09702-200000001 〜 210000001 & up Model No.
はじめに Toro 社ターフ管理用機器をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 お買い上げいただいたプロコア エアレータは、先進の安全・設計コンセプトと技術を取り入れ、最高の資材と工法によっ て製造いたしております。本書により、適切な取り扱いと保守を行っていただきますようお願い申し上げます。 Toro 社では、最高の機械を末永く安全にお使いいただきたいと願っております。実際に作業をされるオペレータをはじめと して、本機を取り扱われる方は必ずこのマニュアルをお読みになってください。主な内容は次の通りです: 1.安全について 3.運転の前に 2.組み立ての手順 4.運転 5.保守 このマニュアルでは、安全や機械の構造などについて重要な内容がお客様の目にとまりやすいよう工夫しております。 「危険」「警告」「注意」は安全に関する内容です。「重要」は機械に関する重要事項です。機械の損傷を防ぐため、充分に内 容をご理解ください。「注」は本機に関する一般的な注意事項です。 本機の組み立て、運転、整備、安全などに関してご質問等がございましたら、お近くの Toro 社正規代理店までご相談くださ い
目 次 安全について ……………………………………………4〜 5 各部の名称と操作 …………………………………………16 安全ラベルと指示ラベル …………………………………6 運 転 ……………………………………………………17 様 ………………………………………………………7 タインの深さを調整する ………………………………17 作業性能 ………………………………………………………7 深さチャート ……………………………………………18 仕 運転原理 …………………………………………………19 付属部品一覧表 ………………………………………………8 トレーニング ……………………………………………19 組み立ての方法 ………………………………………………8 エアレーションを始める前に …………………………19 必要なトラクタ …………………………………………8 エアレーションの手順 …………………………………20 バラスト …………………………………………………8 移動走行 …………………………………………………20 下リンクアームを接続する ……………………………
安全について 誤った使用や整備不良は負傷や死亡事故につながります。 安全のために以下の注意事項を必ずお守りください。 運転の前に 1.本機をご使用になる前に、必ずこのマニュアルをお読 みになり、内容をよく理解してください。また、少な くとも年に一度はオペレータに対する運転操作や安全 についての講習をオーナーの責任において実施してく ださい。各部の操作方法や緊急の停止方法に十分慣れ ておきましょう。本書が1冊で足りない場合は、お買 い上げの Toro 代理店にモデル番号とシリアル番号をお 知らせ下されば無料で差し上げます。 2.子供に運転させないでください。大人でも、正しい運 転知識のない方には運転させないでください。本書を 読んで練習を積んだ方だけが運転してください。 3.作業の障害になる地上の障害物をすべて取り除いてく ださい。また、関係者以外には現場に立ち入らないよ うにしてください。 4.地中に埋設されている配管配線などを破損しないよう、 あらかじめ目印を立てておいてください。 5.トラクタのエンジンを始動するまえに、ギアがニュー トラルになっていること、駐車ブレーキが引かれてい ることを確認してくだ
安全について(続き) 保管時の安全 23. エアレータは平らで硬い床の上に保管してください。 24. 人間の出入りの少ない場所を選んでください。 25. エアレータの周囲で子供を遊ばせないでください。 26. 機体が確実にロックされていること、また床面の沈下 で機体が傾かないことを確認してください。 31. 整備・調整・切り離し作業などの場合は、必ずトラク タの制御装置をすべてニュートラルにし、エンジンを 停止し、すべての動作が停止するのを待ってください。 32. 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、ナット、 ネジ類が十分に締まっているかを確認してください。 締め付けトルクが決まっている部分はできるだけ頻繁 に点検してください。 33. ベルトの点検は、必ずエンジンを停止して行ってくだ さい。 27. 後スタンドのピンの取り付けを確認してください。 28.
安全ラベルと指示ラベル 本機には、以下に示すようなラベルが貼ってあります。破れたり読みにくくなったラベルは貼り替えてください。貼り替え 用ラベルは、以下に示すパーツ番号により、お買い上げの Toro 社正規代理店へご注文ください。パーツ番号はパーツ カタ ログにも掲載しています。 PTO シャフト脇 (P/N 100-5443) PTO 回転数 PTO 深さ調整ハンドル脇(2 カ所) (P/N 100-5444) 上下させて深さ調整を行う 深さ調整ハンドル脇(2 カ所) (P/N 100-5442) 深さゲージ リアフレーム (P/N 100-3614) 後安全スタンド使用せよ トップフレーム (P/N 100-3615) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ マニュアルを見よ 整備修理前にキーを抜き、マニュアルを見よ ガードを正しく取り付けよ エアレータ下降時注意 作業範囲内立入禁止 同乗禁止 クランクプーリ (P/N 100-3611) テーパロックのトルク締め (10 時間・ 50 時間) フード下フレーム(2か所) (P/N 93-9879) スプリング圧注意 (圧力が掛かっている) 6 フード下
仕様− 660 作業幅 全 幅 全 長 全 高 タインヘッド数 ローラ直径 重 量 PTO 速度 動力要求 ヒッチ 最小最大深さ 駆動ベルト部 1.5 m 1.83 m 0.84 m 0.86 m 6 152 mm 554 kg 540 rpm 24 hp カテゴリー 1, 3 点ヒッチ 0〜 105 mm 5VX(3)/タインペア 仕様− 880 作業幅 全 幅 全 長 全 高 タインヘッド数 ローラ直径 重 量 PTO 速度 動力要求 ヒッチ 最小最大深さ 駆動ベルト部 2m 2.33 m 0.84 m 0.86 m 8 152 mm 640 kg 540 rpm 32 hp カテゴリー 1, 3 点ヒッチ 0〜 105 mm 5VX(3)/タインペア 性能一覧表 作業速度 (km/hr) 前進穴開け間隔 左右穴開け間隔 左右穴開け間隔 左右穴開け間隔 (mm) (ミニタイン) (mm)(4ヘッド) (mm)(3ヘッド) (mm) 作業面積 660(m2/hr) 作業面積 880(m2/hr) 1 25 30 62 81 1,403 1,871 1.
付属部品一覧表 注:組立に必要な部品がそろっているかをこの表で確認してください。全部そろっていないと正しい組み立てができません。 一部組み付け済みの部品もありますのでご注意ください。 部 品 名 数量 用 途 PTO 駆動シャフト 1 後キャスタ/セーフティスタンド 1 整備作業や保管時にエアレータを支える サイドガード 2 手足がタインに触れないようにする キー 2 TE モデルのフードラッチ用キー 2 運転前によく読むこと 1 交換部品リスト オペレーターズ パーツ マニュアル カタログ トラクタからエアレータへ駆動力を伝達する 組み立ての方法 必要なトラクタ ・ 660 : 24 馬力、880 : 32 馬力 ・正しいタイヤ空気圧 ・ 660 : 3点ヒッチ(カテゴリ 1) 637 kg つり上げ用 880 : 3点ヒッチ(カテゴリ 1) 771 kg つり上げ用 ・トラクタ PTO 540 rpm ・トラクタ前部に所要バラストを搭載のこと バラストについて 下リンクアームを接続する 1.凹凸のない水平な場所にエアレータを駐車する。 2.エアレータの
組み立ての方法(続き) 上リンクを接続する 2.サイドガード(左右の別あり)をスタッドに取り付け る(図4)。 注:ベストの穴あけを行うためには、エアレータの正面が 直立、またはわずかに前傾している状態であることが 必要です(図2)。深さ調整を行うとこの角度が変化 しますから、上リンクでこの角度を再調整します。17 ページを参照してください。 3.先に取り外したナット類で、各サイドガードを固定する。 使用範囲 図2 図4 1.上リンク(図3)をブラケットに接続し、リンクピン とリンチピンでリンクに固定する。 1.サイドガード(左) PTO シャフトの長さを調整する 1 重要:種々のトラクタに合わせられるよう、PTO シャフト は長めになっています。長すぎる場合には切断する 必要があります。長いまま無理に使用するとギアボ ックスを破損する場合があります。 2 1.エアレータが直立、またはわずかに前傾した姿勢であ るのを確認し、その状態でギアボックス軸の高さがト ラクタの PTO 軸と同じ高さになるように高さを調整す る。これが 2軸の最短距離となる。 3 2.トラクタの PTO シャフト
組み立ての方法(続き) 2 1 図5 1.PTO シャフト 5.以下の計算で必要な長さを求める。 A.上記2.で測定した長さから、3.
組み立ての方法(続き) 4.キャスタ/セーフティスタンドのパイプにキャスタホイ ールを取り付ける(パレットから外したボルトナット を使用する(図8)。 1.下リンクを機体内側に向けて調整してエアレータのマ ウンティングプレートに接触させる。これはピンへの 負荷を小さくするためである。トラクタに付いている のがスウェイリンクでなくスウェイチェーンの場合 は、下リンクアームとリンチピンの間にワッシャを挟 んでリフトピンへのオーバーハング負荷を小さくして やる。 注:取り付け、調整の詳細については、トラクタのマニュ アルを参照してください。 図8 1.キャスタホイール 1 2.キャスタ/セーフティスタンド 5.後キャスタ/セーフティスタンドの設定は2種類ある: ・縮めた状態(保管時) ・延ばした状態(整備時) 6.希望する設定にピンを差し込み、ノブで固定する。 図 10 7.エアレータをゆっくりと床に降ろす。 1.スウェイリンク エアレータの左右の水平を調整する 1.トラクタとエアレータを平らで硬い面に駐車する。ト ラクタとエアレータの深さゲージが同じ設定になって いることを確認する。 2.エアレ
組み立ての方法(続き) 3 点ヒッチのリフトストップを調整する 3点ヒッチのリフトストップ(図 12)を調整して、エアレ ータを上昇位置にした時に約 10 cm の地上高が得られ、し かも PTO の角度がなるべく小さくなるようにします。移動 やトレーラへの積み込み積み下ろしなどの場合には PTO チ ューブが外れない限り、上昇レンジ一杯まで使ってかまい ませんが、一番上まで上昇させたまま PTO を作動させると PTO を破損しますから注意してください。 図 13 1.ターフガード 2.ターフフィンガー ツールバー 3.ターフガード クランプ 4.ノッチ 5.突起 3.ターフガードとセンターターフガードグクランプを、 ナットで固定する。 1 4.機体の内側から左右へ、ターフガードを順に取り付ける。 図 12 1.3 点リフトストップ 重要:取り付け終わったら、機体の真後ろから見て、各タ インがガードのすきまの中央位置にあることを確認 してください。 5.ターフガードの押圧を下げるには: 注:調整の詳細については、トラクタのマニュアルを参照 のこと。 タイン/タインヘッドを取り付ける 豊富な種
組み立ての方法(続き) 注:トレーラへの積み込み積み下ろしを楽にするために は、ターフフィンガー ブラケットの両端をローラの足 に固定しているナットを外してフィンガーブラケット を上に跳ね上げておきます。 トラクタからエアレータを切り離すには 1.平坦な場所に駐車する(斜面は禁止)。 2.PTO を解除し、駐車ブレーキを掛ける。 ローラスクレーパを調整する スクレーパとローラの間を約 3 mm に調整します。 1.スクレーパの各端をローラスクレーパタブ(図 14)に 固定しているネジをゆるめる。 3.エンジンを停止し、キーを抜き取る。 4.可動部の動きが完全に停止してから運転席を離れる。 5.後キャスタ/セーフティスタンドを取り付け、これを保 管用(縮んだ状態)にセットする。 2.ローラスクレーパを手で上下して調整する。 注:エアレータを出荷パレットに保管することもできま す。この場合はキャスタホイールを取り外します。 ターフガードを調整する 初めて運転する前に、後キャスタスタンドを外し、深さコ ントロールローラが地表面に付くまで 3点ヒッチでエアレ ータを降下させます。機体後ろから見て、各タインが
アクセサリ一覧表 プロコア 660 エアレータ モデル 09701 モデル 09701TE ニードルタインヘッド× 6 (41mm 間隔) ミニタインヘッド×8 (30mm 間隔) ヘビーデューティーヘッド×3 (81mm 間隔) ヘビーデューティーヘッド×4 (61mm 間隔) タインヘッド×3 (81mm 間隔) タインヘッド×4 (61mm 間隔) 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 6個 モデル 09720 6個 モデル 09721 6個 モデル 09733 6個 モデル 09734 6個 モデル 09722 6個 モデル 09723 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード #100-5418 6 個 #100-5419* 1 個 #100-5420* 1 個 #100-5421 8 個 #100-5414 2 個 #100-5415* 3 個 #100-5416 5 個 #100-5414 2 個 #100-5415
アクセサリ一覧表 プロコア 880 エアレータ モデル 09702 モデル 09702TE ニードルタインヘッド× 6 (41mm 間隔) ミニタインヘッド×8 (30mm 間隔) ヘビーデューティーヘッド×3 (81mm 間隔) ヘビーデューティーヘッド×4 (61mm 間隔) タインヘッド×3 (81mm 間隔) タインヘッド×4 (61mm 間隔) 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 必要なヘッド 8個 モデル 09720 8個 モデル 09721 8個 モデル 09733 8個 モデル 09734 8個 モデル 09722 8個 モデル 09723 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード 必要なターフガード #100-5419 7 個 #100-5420* 5 個 #100-5421 4 個 #100-5414 5 個 #100-5416* 1 個 #100-5417 4 個 #100-5414 5 個 #100-5416* 1 個 #100-541
各部の名称と操作 深さ調整ハンドル(図 16) リンチピンを抜いてハンドルを回しタインの打ち込み深さ を調整することができます。 深さガイド(図 17) 深さガイド(目盛 1〜 27)が付いており、深さを目で確認 しながら調整ができます。深さはタインの摩耗状態によっ て変わりますから、目盛りは調整の目安であって、実際の 深さとは必ずしも一致しません。数字と数字との中間(半 目盛り)で約 5 mm 深さが変わります。数字が大きいほど 深さが深くなります。必ず、機体の左右で同じ調整にして ください。 1 2 1 図 16 1.深さ調整ハンドル 2.リンチピン 図 17 1.深さガイド 16
運 タインの深さを調整する タインの打ち込み深さの調整は、以下の手順で行います: 1.機体左右についている深さ調整ハンドルからリンチピ ンを抜き取る(図 18)。 1 図 18 1.深さ調整ハンドル 2.ハンドルでローラの高さを調整する。上げると深く、 下げると浅くなる。 注:深さの調整が終わったら、必ずローラを着地させてく ださい 転 注:深さ調整を行った後は、機体の前傾角度を再調整する ために上リンクの長さの再調整が必要になります。9 ページを参照してください。 重要:穴あけ深さは、エアレータの取り付け角度と深さ設 定の両方に影響されます。機体が後ろに傾いている と、タインヘッドがターフガードに接触して破損さ せる場合があります。また、直立状態では、深さガ イドの 26、27 の設定は使用できません。深さチャー ト(p.
運 転(続き) 深さチャート ヘビーデューティ & 標準タイン(146 mm) ミニタイン(102 mm) エアレータの前傾角度 エアレータの前傾角度 深 さ ゲージ 0度 4度 0度 8度 4度 8度 1 2 18 タインは地表に届かない 3 inch mm 4 0.1 3 5 0.3 8 6 0.5 13 7 0.7 18 8 0.9 23 9 1.1 28 inch mm 10 1.3 33 0.1 3 11 1.5 38 0.3 8 12 1.7 43 0.5 14 13 1.9 48 0.8 19 inch 14 2.1 53 1.0 25 15 2.3 58 1.2 16 2.5 63 17 2.7 18 タインは地表に届かない inch mm mm 0.0 1 0.0 1 0.2 6 30 0.3 7 0.4 11 1.4 36 0.5 13 0.6 16 68 1.6 41 0.7 18 0.
運 転(続き) 芝が十分に活着している場合で、最も深い穴あけを行いた い場合には、ターフガードを外して運転することができま す。 運転原理 エアレータは、トラクタの 3点ヒッチで持ち上げた状態で 移動し、作業現場で下降させて使用します。 トラクタからの駆動力は PTO シャフトとギアボックスを通 じてエアレータに伝えられ、そこから駆動ベルトとクラン クシャフトによってタインアームに伝達されます。 エアレータが下降し、PTO が回転した状態でトラクタが前進 するとターフ表面に連続して穴を開けることができます。 図 21 穴の深さは、エアレータの前傾角度と深さ調整ローラの設 定によって決まります。 穴と穴の前後間隔はトラクタのギア比(又は油圧走行ペダ ルの設定位置)と、タインヘッドに取り付けたタインの数 によって決まり、エンジン回転数を変化させただけでは穴 あけ間隔は変化しません。 トレーニング プロコアを使って実際に作業を始める前に、広い安全な場 所で十分に運転操作に慣れておきましょう。所定のギアで の走行や PTO 操作、エアレータの上昇下降操作などを十分 に練習してください。始動、停止、エアレー
運 転(続き) エアレーションの手順 移動走行 注:ニードルタインヘッドを使用する場合は、開始手順が 多少異なります。キットに付属する説明書を必ずお読 みください。 移動走行に移る前に、エアレータを上昇させ、PTO を解除 してください。斜面の横切り運転やアンジュレーションの ある場所は、コントロールを失いやすいので、速度を十分 に落とすようにしましょう。 1.タインが一番下まで降りた時に地表すれすれの高さと なるように、エアレータを降下させる。 2.トラクタのエンジンをゆっくり回転させて PTO クラッ チを接続し、エアレータの動きを確認する。 重要:地表から浮かせた状態で 540 rpm での運転はしない でください。タインを打ち込まない状態でフルスピ ード運転を行うと機体が破損する場合があります。 3.PTO 速度 540 rpm で、前進速度が 1〜 4 km 程度となるよ うにギアを選択する(トラクタのマニュアルを参照)。 4.クラッチを接続し、トラクタが前進を開始したら機体 を着地させ、エンジンを所定の速度まで上昇させる (PTO 速度が 540 rpm となる速度)。 重要: 540
運 転(続き) 7.深さ調整をしたら、必ず上リンクの点検再調整を行い、 エアレータの前面が地面に対して垂直またはわずかに 前傾するようにする。希望の深さでベストの穴あけが できる前傾角度を探すとよい。 ウィンドロア(660 のみ) (オプションコア寄せ装置:モデル 09732) 中空タインで作業するとき、コアを細い畝にまとめる装置 です。 注:理想的な穴あけが得られたら、その時の深さ設定と上 リンクの長さ前を記録しておくようにしましょう。 フローテーション キット 注 意 人身事故防止のため、トラクタの運転席を離れる場合に は、必ず駐車ブレーキを掛け、PTO を解除すること。 また、エアレータの整備・修理を行う時には、まず機体 をキャスタ/セーフティスタンドに下ろすこと。整備等 が終了したら、全ての安全ガード類を確実に取りつけて おくこと。 (オプション:モデル 09154) アンジュレーションの大きなターフで使用する場合に使っ てください。 21
潤 滑 ベアリングとブッシュのグリスアップ プロコアに使用されているベアリングの多くは、完全密封 タイプであり、特別な整備や潤滑作業をまったく必要とし ません。従って、保守作業が非常に楽であり、また、グリ スでターフを汚すようなことも少なくなっています。 定期的なグリスアップが必要な場所は以下の通りです。 SAE 高温高圧用(EP)汎用グリス又は SAE 汎用リチウム系 グリスを使用してください。 毎日のグリスアップ PTO シャフト(3か所;図 23) 図 25 図 26 ギアボックスの潤滑 図 23 ギアボックスには85/140 ギアオイル又は同等品を使用します。 6ヶ月または 100 運転時間ごとに油量を点検してください。 1.ギアボックス後部の点検プラグを外す(図 27)。 2.オイルがプラグ穴まであることを確認する(図 27)。 毎週のグリスアップ ローラベアリング(2か所;図 24) 深さジャック(2か所;図 25) 駆動シャフトのベアリング(2か所;図 26) 3.オイル量が不足していれば、ギアボックス上部にある 給油プラグを外して補給する。 4.プラグを元通りに取りつけて終了
保 守 固定ネジのトルク締め ベルトの調整 最初の 10 運転時間、その後は 50 運転時間ごとに、テーパロ ックブッシュを受動プーリに固定しているネジをトルク締 めしてください(5.1 kg/cm2)。ネジは各プーリに2つずつあ ります(図 28)。また、駆動シャフトをギアボックスのシ ャフトに固定しているネジもトルク締めが必要です(2.8 〜 3.
保 5 守(続き) 4 1 2 7 6 3 1 図 33 1.エンドカバー 図 31 1.アイドラスプリングブーツ 2.ジャムナット 3.調整ナット 4.アイドラピン&ヘアピンコッター 5.アイドラプーリ 6.ヘアピンコッター&アイドラシャフト 7.タインアームアセンブリ 9.ベアリング固定ネジをゆるめる。 1 4.アイドラプーリ アセンブリをアイドラシャフトに固定 しているヘアピンコッターを外し、アイドラ アセンブ リをシャフトから抜き取る(図 31)。 5.タインアーム上部をプーリに固定しているネジ、ロッ クワッシャ、平ワッシャを外す(図 31)。 6.タインアーム下部(ロタリンクアーム)を下リンクか ら外す(図 32)。タインアームと、フレームのスロッ トを整列させ、クランクピンを抜き取る。 1 3 図 34 1.ベアリング 10.
保 守(続き) 17. ヘアピンコッターを使って、アイドラプーリ アセンブ リをアイドラピボットシャフトに固定する。 19. ベルトの張りを調整する。23 ページを参照のこと。 18.
冬期格納の準備 エアレーションのシーズンの終了後や、長期間にわたって エアレータを使用しない場合には、以下のような整備を行 うことをお勧めします。 5.湿気のない平らで硬い床の上で、キャスタホイールス タンドを取り付け、ローラをブロックして保管する。 6.PTO 駆動シャフトは外してフード内部に保管する。 1.エアレータ本体や可動部についているゴミやグリスの 汚れを取る。 7.ローラを塗装し、機体に傷があればタッチアップする。 2.タインを取り外して洗う。中空タインは内部も洗い、 錆止めにオイルを軽く塗布する。 8.デカルやステッカー類が汚れたり破れたりしていたら 新しいものを貼る。 3.フードを開け、機械内部を清掃する。 9.できるだけ屋内で保管する。屋内保管の方が管理の手 間が省けるし機械の寿命も長くなる。屋外での保管が 避けられない場合にはなるべく厚いシートでカバーを 掛け、ロープなどで確実にカバーを固定する。 4.グリスアップを行う。 26
製品番号と交換部品のご注文 モデル番号とシリアル番号 モデル No.とシリアル No.は銘板に刻印してセンターフレー ムプレートにリベット止めされています(図 35)。本機に 関してご連絡をいただく際には、必ずこの2つの番号をお 知らせください。 正規 Toro 代理店に交換部品をご注文される場合には、以下 の情報をお知らせください: 1.モデル番号とシリアル番号 2.必要な部品などのパーツ番号,名称,個数。 注:パーツ・カタログでご注文の場合には、図中番号では なく、必ずパーツ番号でご指定ください。 1 図 35 1.
Toro 業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® Toro 社の製品保証内容 Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社 は、両社の合意に基づき、Toro 社の製品(但し 1996 年 以降に製造された製品で 1997 年 1月 1日以降にお買い上 げいただいたもの、以下「製品」と呼びます)の材質 上または製造上の欠陥に対して、2年間または 1500 運転 時間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証 を共同で実施いたします。この品質保証の対象となっ た場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行います。 この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃等 が含まれます。また、保証は「製品」が納品された時 点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入 した弊社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について 疑問がある場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial