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はじめに Toro 製品をお買い上げいただき、まことにありがとうざ お客様におかれましても、この製品を実際に運転する方 います。 に対して適切なトレーニングを行っていただきますよう お願い申し上げます。 Toro 社では、この製品について正しくご理解いただき、 十分にご満足いただけるよう願っております。整備、交 この説明書では、特に人身事故防止のため「危険」「警 換部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代 告」「注意」などの表記により、お客様の注意をうなが 理店におたずねください。 しておりますが、危険の度合いに関係なく常に細心の注 意をもって製品をお取り扱い下さいますようお願い申し お問い合わせの際には必ずモデル番号とシリアル番号を 上げます。 お知らせください。お客さまの製品に関する正しい技術 情報を提供する上で非常に大切です。モデル番号とシリ 危険 アル番号を刻印した銘板の取り付け位置は写真の通りで 死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための最重要 す。 安全注意事項です。 警告 死亡事故を含む人身事故を防止するための重要安全注意 事項です。 注意 けがなどを
もくじ 安全のために ………………………………………………2 斜面での運転 ……………………………………………17 安全上の注意 ……………………………………………2 荷物の搭載とダンプ操作 ………………………………18 騒音・振動レベル ………………………………………5 長距離を移送する場合 …………………………………18 シンボルマーク …………………………………………6 故障時の牽引移動 ………………………………………19 仕 様 ……………………………………………………8 保 守 …………………………………………………20 仕業点検チャート ………………………………………20 運転の前に …………………………………………………9 定期整備チャート ………………………………………21 エンジンオイルの量を点検する ………………………9 悪条件下での使用 ………………………………………22 燃料タンクに燃料を入れる ……………………………9 ジャッキアップ …………………………………………23 シフトケーブル スプリングの調整を確認する………11 ニュートラルロック
安全のために ワークマンは、適切な運転操作と保守によって安全にお 4.絶対に子供に運転させないでください。大人でも、 使いください。安全のためには、実際に運転操作や保守 正しい運転知識のない方には絶対に運転させないで に係わる人々の知識・訓練や日常の意識が大変重要で ください。本書を読んで練習を積んだ方だけが運転 す。誤った運転や整備不良は負傷や死亡事故につながり してください。オペレータは、肉体的にも精神的に ます。 も運転にふさわしい能力を備えている必要がありま す。少なくとも普通自動車の運転免許取得者程度の ワークマンはオフロード用の汎用作業車であり、通常の 力量は必要です。 乗用車やトラックとは運転感覚が若干異なりますので、 必ず練習のための時間を取り、操作感覚に十分慣れてく 5.本機には、運転手以外に助手席に1名の乗員を乗せ ださい。ワークマンには多種類のアタッチメントを搭載 ることができます。これ以外の乗員を、これ以外の することができますが、このマニュアルでそのすべてを 場所に絶対に乗せないでください。 カバーしているわけではありません。アタッチメントを 使用
安全のために 11. ガソリンは引火性が高いので十分ご注意ください: 16. 過積載は絶対禁止。本機の積載可能重量は銘板(助 手席側ダッシュボード)に記載してあります。アタ A.燃料容器は規格認可品を使用する。 ッチメントへの過積載も禁止です。いつでも本機の 制限総重量(GVW)以内で使用してください。 B.エンジンが熱い時に燃料タンクのフタを開けな い。 17.エンジンを始動する時の一般手順: A.運転席に座り、駐車ブレーキを掛ける。 C.燃料取り扱い中は禁煙。 B.PTO装備車ではPTOを解除し、ハンドスロ ットル装備車ではハンドスロットルを OFF 位置 D.給油は屋外で行い、燃料タンク上面 (給油口の 根元) から約 2.
安全のために F.急発進や急停止をしない。前進から後退、後退 20. 万一、機体が異常な振動をした場合は、直ちにエン から前進に切り換える時は一旦完全に停止す ジンを停止し、機械の全動作が停止するのを待ち、 る。 それから点検にかかってください。破損箇所は必ず 修理・交換してから作業を行ってください。 G.急旋回など突然の操作は、その後の制御が不安 定になりやすく事故のもとであるから行わな 21. 運転席をはなれる前に: い。 A.機械の動きを完全に停止させる。 H.ダンプ操作時には車両後方に誰もいないことを B. 荷台が上昇している場合は下に降ろす。 必ず確認する。人の足元にダンプしないよう十 分注意する。テールゲートを外す時は車両の後 C.エンジンを停止し、各部が完全に停止したのを ろに立たないで必ず横に立って行う。 確認する。 I.バックするときは後方の安全を確認し、低速で D.駐車ブレーキを掛ける。 走行する。 E.キーを抜き取る。 J.道路の近くや道路を横断する時は、周囲に十分 注意し、歩行者や他の車両に常に道を譲る心が F.斜面に停車する場合にはタイヤをブロッ
安全のために を操作するなどして、システム内部の圧力を完全に 音圧レベル 解放してください。 荷台を上げた状態で作業する場 合には、必ず安全サポートやシリンダで荷台を確実 本機は、SAEJ1174-MAR 85 則って同型の実機で測定した に固定してください。 結果、運転士の耳の位置での連続聴感補正音圧レベルが 80 dB(A)相当であることが確認されています。 27. 常に安全な運転ができるよう、ボルト、ナット、ネ ジ類が十分に締まっているかを確認してください。 振動レベル 28. 火災防止のため、エンジン付近に余分なグリス、芝 草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意く 本機は、ISO 5349 に定める手順に則って実機で測定した ださい。 結果、手部における振動レベルが 2.5 m/s2 であることが確 認されております。 29. エンジンを回転させながら調整を行わなければなら ない時は、手足や頭や衣服を回転部や可動部に近づ 本機は、ISO 2631 に定める手順に則って実機で測定した けないように十分ご注意ください。また、無用の人 結果、臀部の振動レベルが 0.
安全のために シンボルマーク SAFETY ALERT SYMBOL 安全に注意せよ GENERAL HAZARD SAFETY 危険注意! ALERT CRUSHING OF WHOLE BODY, 上方落下物全身危険 APPLIED FROM ABOVE CRUSHING OF TOES OR FOOT, CRUSHING OF FINGERS OR HAND, CUTTING OF FINGERS OR HAND CUTTING OF FOOT 足元落下危険 側方危険手指注意 手指切断危険 足元切断危険 APPLIED FROM SIDE FORCE APPLIED FROM ABOVE FORCE KEEP CHILDREN A SAFE 子供不可 DISTANCE FROM BATTERY STAY A SAFE DISTANCE FROM MACHINE STAY A SAFE DISTANCE FROM DRAINING STAY A SAFE DISTANCE FROM MACHINE STAY A SAFE DISTANCE FROM 十分に離れよ 排水タンク十分に離れよ 車
安全のために THROWN OR FLYING OBJECTS, SEVERING OF FINGERS OR ファン回転危険 顔面飛来物危険 FACE EXPOSURE HAND, ENGINE FAN RIDING ON THIS MACHINE IS SHUT OFF ENGINE & REMOVE 席以外禁止 ALLOWED ONLY ON A PASS- 保守前キー抜け KEY BEFORE PERFORMING ENGER SEAT & ONLY IF THE MAINTENANCE OR REPAIR WORK 視界妨げるな DRIVER'S VIEW IS NOT HINDERED MACHINE TIPPING 横転注意 USE CAUTION ON STEEP HILLS MACHINE TIPPING 急斜面注意 横転注意 MACHINE TIPPING 後転注意 DO NOT JUMP FROM TIPPING 転倒時飛び下り禁止 MACHINE HOLD TIGHTL & BRACE FEET 身体安定確保せよ HOLD HIP RESTRAINT & HAND 手す
仕 様 形式:ステップスルー タイプ 2人乗り 4輪車両 ヘッドライト:ハロゲンライト×2 エンジン: Briggs & Stratton 空冷 4サイクル V ツイン OHV 牽引用ヒッチ:ボールまたはピン用の穴付き エンジン。排気量 480cc、3600 rpm 時の出力は 16 馬力 (11.9 kW)。オイル容量は 1.4 L、電気点火、完全強制潤 滑、エレメント交換式オイルフィルタ。 バッテリ: 12 V。-17 ℃におけるクランキング電流は 280 A。 燃料システム:ガソリンタンク容量 26.5 L トランスアクスル:後トランスアクスル式、デファレン シャル付き前進後退一速ギアボッスス フレーム:高張力丸鋼管とC形鋼による溶接構造 フロント サスペンション:独立Aフレーム コントロー ル アーム一体型サスペンション リア サスペンション: 固定式トランスアクスル ステアリング システム: 固定マニュアル式 タイヤ: 前輪; 22.
運転の前に エンジンオイルの量を点検する 燃料タンクに燃料を入れる エンジンオイルは出荷時に給油済みですが、初回運転の 使用するガソリン 前後に必ず点検してください。 Toro 社の製品には、不純物のない新しい無鉛レギュラー ガソリンを御使用ください。無鉛ガソリンは燃焼がクリ オイルの種類: API 等級の SE,SF,または SG グレード ーンで燃焼室内の汚れも少なく、エンジン寿命を延ばし、 粘度:以下の表を参考に決定する。 始動性も高まります。無鉛ガソリンがない場合は、有鉛 ガソリンでも御使用いただけます。 重要:メタノール添加ガソリン、10%以上のエタノール を添加したガソリン、ガソリン添加物、ホワイト ガソリンなどはエンジンを損傷しますから絶対に 使用しないでください。 危 1.平らな場所に駐車する。 2.ディップスティック(図 1)を抜き、ウェスで拭っ てからもう一度根元まで確実に差し込んで引き抜 き、オイルの量を点検する。 険 隠れた危険 ・ガソリンは引火しやすく爆発性の高い液体であ る。 どのように危険か ・引火したり爆発したりすると、火傷、火災、など の恐れがある。
運転の前に 燃料を入れる 危 険 隠れた危険 燃料タンクの容量は約 26.5 l です。 1.エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。 ・ガソリンは引火しやすく爆発性の高い液体であ る。 2.給油口の周囲をきれいに拭く(図 2) 。 どのように危険か ・引火したり爆発したりすると、火傷、火災、など の恐れがある。 安全のために ・給油は屋外で、給油ロートなどを使ってこぼさな い工夫をする。こぼれたら必ず拭き取る。 ・燃料タンクの口まで一杯に入れない。ガソリンが 膨張してあふれないように給油口の根元から 25 mm 程度下までの給油とする。 ・ガソリン取り扱い中は絶対禁煙。火器や火花を絶 対に近づけない。 ・ガソリンは認可された規格容器に入れて子供の手 の届かない場所に保管する。また、30 日分以上の 買いだめはしない。 図2 1.燃料タンクの給油口 3.給油口のキャップを取る。 4.給油口の根元から約 2.
運転の前に シフトケーブルの調整を点検する 1.シフト「前進」状態にした時、圧縮されていない方 のスプリングの長さが 25-28 mm になっていることを 確認する(図3)。 図3 スプリング 2.シフト「後退」状態にした時、圧縮されていない方 のスプリングの長さが 25-28 mm になっていることを 確認する。 タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧は8運転時間ごと又は毎日点検します。 適正空気圧は前後輪とも 0.56˜1.
運転 安全第一 車ブレーキがかかります。解除するときはアクセルペダ ルを踏み込みます。急な坂道で駐車する場合には、車両 「安全のために」に掲載されている注意事項を良く読ん から降りたらすぐに車輪止めを掛けてください。 でください。また、安全のためのマークやステッカーの 内容もしっかり理解しましょう。 3 2 各部の名称と操作 1 アクセルペダル アクセルペダル(図 4)は走行速度の調節を行うペダル です。 ペダルを踏み込むとエンジンが始動します。さらに踏み 図4 込むと走行を開始します。踏み込みをゆるめると走行速 1.アクセルペダル 2.ブレーキペダル 度が下がり、ペダルから足を離すとエンジンが停止しま す。 3.駐車ブレーキペダル ブレーキペダル チョーク 減速する時や停止する時に使用します(図 4)。 運転席の右下にあります。エンジンが冷えている時には 注 意 チョークつまみ(図 5)を引いて閉じた状態とします。 エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転をつ づけられるようにチョークを調節しますが、なるべく短 隠れた危険 時間で完全に開ききった状態まで戻してください
運転 ギアシフト セレクタ 前進と後退の切り換えを行います(図 5)。 注:セレクタを「後退」にセットした状態でキーを入れ るとブザーが鳴り、このまま始動するとバックする ことをオペレータに警告します。 重要:前進と後退を切り換える時は必ず一旦完全に停止 してください。 図6 始動スイッチ 始動スイッチ(図 6)はエンジンの始動と停止を行うス 1.始動スイッチ 2.アワーメータ 3.ライトスイッチ 4.オイル警告灯 5.パワーポイント イッチで OFF と ON の2つの位置があります。ON 位置で 走行可能となります。運転が終わって車から離れる時は 燃料計 必ずこのキーを抜き取ってください。 燃料タンク内の燃料の残量を表示します(図 7)。 アワーメータ アワーメータ(図 6)は、本機の積算使用時間を表示し ます。より正確には、アクセルを踏んでいる時間が積算 表示されます。 オイル警告灯 エンジンオイルの圧力が異常に低下するとオイル警告灯 (図 6)が点灯します。すぐに消えないようであれば、オ イルの量を点検し、必要に応じて補給するなどの措置を 取ってください。オイルの交換と補充については 29
運転 4.ヘッドライト。 5.ハンドルを左右に切り、操作具合を点検する。 6.オイル漏れ、各部のゆるみ、その他の不具合がない か。これらの点検は必ず、エンジンを止め、可動部 の動きが完全に停止してから行うこと。 図9 1.ラッチ 仕業点検 安全作業は仕業点検から始まります。作業開始前に必ず 車両の点検を行ってください。点検項目は以下の通りで す: 図 11 1.テールゲートのラッチ 上記に一つでも異常があれば、整備担当者または管理者 に連絡し、適切な整備を行ってから使用してください。 職場によっては他の項目も仕業点検項目として指示され る場合があると思います。自分の責任範囲を明確にして おきましょう。 慣らし運転 図 10 車両の性能をフルに発揮させるため、使用開始当初の 1.プロップロッド 100 運転時間を慣らし運転期間とし、以下の注意を守っ てください。 1.タイヤ空気圧 ・オーバーヒートなどの不具合の発生に注意し、エンジ ンオイルやその他の液量を頻繁に点検する。 注:自動車用タイヤとは異なり、踏圧を低くするた めに低めの空気圧を採用しています。 2.オイル類の量。不足していれば補給
運転 ・走行速度をいろいろ変えながら運転する。急発進や急 荷 台 停止はしない。 荷台を上げる ・エンジンオイルの早期交換は不要。初期オイルには通 常のエンジンオイルを使用している。 1.ラッチを「切り込み」の上位置にスライドさせる (図 9)。 ・初期点検については「保守」の項を参照のこと。 2.ラッチを片手で持ち上げながら、もう一方の手で荷 台を持ち上げる。 ・前サスペンションの位置を定期的に点検し、必要に応 じて調整を行う。24 ページを参照のこと。 3.プロップロッドを「ロック」位置まで引き上げる (図 10)。 エンジンの始動 荷台を下げる 1.運転席に座る。 1.荷台を片手で少し持ち上げ、もう一方の手でプロッ 2.始動キーを差し込んで右に回して ON 位置とする。 注:ギアシフト セレクタが「後退」位置になってい プロッドを引き降ろす。 2.ラッチが掛かるまで荷台を下げる。 ると、ここでブザーがなります。 3.ラッチを一番下までしっかり下げて荷台を確実に降 3.ギアシフト セレクタを「前進」または「後退」にセ ろす。 ットする。 4.アクセルペダルをゆっくりと踏み込む
運転 運転の特性 フェンス、針金、他の車両、切り株、溝、サンドバンカ ー、小川など公園やゴルフ場で普通に見かけるものが、 ワークマンは安全を念頭に設計製造されています。安定 どれも重大事故の原因になりうるものです。 性の高い4輪車両とし、またハンドル、ブレーキ、アク セルなども自動車タイプのわかりやすい運転システムと 暗くなったら、そして特に慣れない場所で暗くなったら、 なっています。しかし、あくまでも作業用車両であり、 運転を控えましょう。どうしても運転しなければならな 普通の道路を走行するための乗用車ではありませんか い時は、ヘッドライトを使用し、十分に注意して運転し ら、独自の特徴があることも忘れてはなりません。 ましょう。場合によっては補助のヘッドライトの装備も 考えてください。 まず、特殊タイヤを使用し、通常の自動車にはないセン タ ツイスト機構を持つなど、確実な牽引力を確保し、汎 用作業車としての特長を高めています。しかし、娯楽用 同乗者について 万能オフロードカーではありませんから、絶対にスタン トカーやオフロードラリーのような使い方をしないでく 人を乗せる時は、
運転 旋回動作−ターン 旋回時のハンドル操作も、事故の大きな要因の一つです。 急ハンドルはスリップの原因。最悪の場合転倒します。 ぬれている路面、砂地などでの旋回は危険度が高くなり ます。速度が速いほど危険が大きくなります。十分に減 速してからハンドルを操作してください。 警 告 隠れた危険 ・斜面では車両が転倒しやすい。 ・上り坂でエンジンの力が足りなくなって登り切れ ない場合もでてくる。 どのように危険か ・車両が傾いたり転倒したりすると人身事故とな る。 ブレーキ操作 障害物の近くでは減速しましょう。運転に余裕がうまれ、 停止や迂回が安全にできるからです。障害物に衝突すれ ば車両の破損や同乗者の怪我の危険がでてくることを忘 れずに。 停止や旋回の能力は、車両総重量と大きな関係がありま す。重量が大きければ大きいほど停止も旋回も難しくな るのです。停止までの時間も距離も長くなります。 荷台に何も積んでいないと、車両後部の重量が小さくな 安全のために ・坂を登りきれない時は絶対にUターンしようとし ない。 ・シフトを「後退」に切り換え、必ずバックでゆっ くりまっすぐに坂を下りること。 ・ブレーキ
運転 警 告 貨物は前後の車軸の中間部に、できるだけ均等に、荷台 の幅を十分に使って積むのが原則です。 隠れた危険 積み荷が安定していない時、或いはスプレーヤのように ・荷物を積んだ荷台の重量は相当に重い。 大きなタンクで液剤を運んでいるような場合は、重心が どのように危険か ・手などを挟まれると非常に危険である。 移動することを忘れないでください。重心の移動は、旋 回時、斜面の上り下り、速度の急変時に怒り、このよう な時は転倒の危険も大きくなりますので十分な注意が必 安全のために 要です。ダンプ作業は必ず平坦な場所で行い、車体が傾 ・荷おろしの際には手足などを挟まれないよう十分 いた状態でのダンプは絶対に行わないでください。 に注意する。 ・ダンプ作業の際には、人の足元にダンプしないよ う十分に注意する。 重いものを積んでいる時は停止距離が長くなり、安全旋 回半径が大きくなりますので注意が必要です。 荷台は貨物専用です。人間を乗せないでください。 荷物の搭載とダンプ操作 長距離を移送する場合 車両の重心は貨物と乗員により変化し、それに従ってハ ンドリングの感覚も少しずつ変わり
運転 故障時の牽引移動 緊急時には短距離に限り本機を牽引移動することができ ますが、あくまでも緊急時に限ってください。 牽引作業は二人で行います。牽引用ロープはワークマン 長距離を輸送する場合にはトレーラを使用してください (19 ページを参照)。 警 図 13 告 ロープ掛けのポイント 隠れた危険 ・牽引速度が速すぎるとハンドル操作が間に合わな くなる。 どのように危険か ・ハンドル操作が遅れて人身事故となる場合があ る。 安全のために ・牽引速度は 8 km/h を限度とする。 1.駆動ベルトを外す(28 ページ「駆動ベルト」手順1、 2を参照)。 2.前フレームのトングにロープなどの牽引索を取り付 ける。 3.ワークマンのシフトをニュートラルにする(23 ペー ジ「ニュートラルロック アセンブリ」を参照)。さ らに駐車ブレーキを解除する。 19
保 守 仕業点検チャート このページをコピーして御使用ください。 注:使用するオイルの銘柄などについては、このマニュアルの該当箇所で確認してください。 第 週 月 火 始業時点検 水 木 ・ブレーキと駐車ブレーキの作動状態 ・ギアシフトの作動状態 ・燃料残量 ・エンジンオイルの量 ・トランスアクスル オイルの量 ・エアフィルタの汚れ具合 ・エンジンの冷却フィン ・エンジンからの異常音 ・走行時の異常音 ・タイヤ空気圧 ・オイルなどのもれ ・計器の作動状態 ・アクセルの作動状態 ・グリスアップ 1 ・塗装のタッチアップ =機体を水洗いした後は、整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 1 要注意個所の記録: 項目 1 2 3 4 5 6 20 日 付 点検者名 内 容 金 土 日
保守 定期整備チャート&チェックリスト 整備・点検項目 エンジンオイルの点検 定期整備の種類 8運転 時間ごと 50 運転 時間ごと 100 運転 時間ごと 200 運転 時間ごと エンジンオイルの初回交換 400 運転 時間ごと 又は 800 運転 時間ごと 又は バッテリ電解液の量の点検 バッテリケーブルの接続状態の点検 エンジンオイルの交換(合成オイルの場合を含む)1 グリスアップ エンジンの回転スクリーンの清掃2 エアクリーナのフィルタの点検 エンジンオイル フィルタの交換 ブレーキと駐車ブレーキの点検 タイヤの状態の点検 ホイールナットのトルク締め 前サスペンションの調整の点検 エアクリーナのフィルタの交換 ブレーキケーブルの調整の点検 駆動ベルトの点検 燃料ラインの点検 前輪のトーインの点検 燃料フィルタの交換 トランスアクスルオイルの交換 点火プラグの交換 燃料タンクの内部清掃 1. 重量物を積むことが多い場合や気温の高い場所で使用する場合には、より頻繁に。 2.
保守 注 意 隠れた危険 ・キーを抜かずに放置すると誰でもエンジンを始動できる。 どのように危険か ・エンジンが動けば事故が発生する可能性がでてくる。 安全のために ・保守整備作業前には必ずキーを抜き取る。また、点火プラグコードを外し、 コードとプラグを確実に離しておく。 警 悪条件下での使用 告 重要:ワークマンを以下のような条件で使用する場合に 隠れた危険 は、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な ・整備作業の中には荷台を外して行わなければなら 整備を行ってください。 ないものがある。 どのように危険か ・万一荷台が落ちると、人身事故となる。 ・砂漠、荒れ地での作業 ・酷寒地(氷点下)での作業 安全のために ・荷台を上げたら必ずプロップロッドで固定する。 ・トレーラ作業 ・上げた荷台の上には何も載せない。 ・非常にホコリの多い条件下での頻繁な使用 ・泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、 直後にブレーキの洗浄と点検を行い無用な摩耗を防止 する。 ・重量物を運んだり悪条件下での作業が多い場合にはグ リスアップとエアクリーナの点検を毎日行う。 22
保守 ジャッキアップ 整備や調整の目的でエンジンを始動する場合には、後輪 を 25 mm 程度浮かせてください。この場合、リアアクス ル部で車両を支えてください。 危 険 1 1 隠れた危険 図 15 ・ジャッキアップした車両は安定が悪くなってい 1.後方のジャッキアップポイント る。 どのように危険か ・万一ジャッキから外れると、下にいる人間が大怪 我をする。 ニュートラルロック アセンブリ 安全のために 整備や調整の目的でエンジンを始動する必要がある場合 ・ジャッキアップした状態ではエンジンを始動しな には、トランスアクスルをニュートラルにセットしてお いようにする。 きます。シフトレバーには「ニュートラル」位置があり ・車両から降りる時には必ずキーを抜き取る。 ませんから、以下の手順でニュートラルへの設定を行い ・ジャッキアップしたら、タイヤを確実にブロック ます。 する。 1.シフトブロックについているロッキングピン(図 16) を半回転させる。 ジャッキアップポイント: 前:フレーム前部材、牽引トングのすぐ後ろの部分 (図 14) 1 1 図 16
保守 3.Aフレームのセンタリング ボルト(図 18)をゆるめ る。 4.乗車高さ調整ボルト(図 18)を取り外す。 5.Aフレームの位置を調整する(図 18)。 6.高 さ 調 整 ボ ル ト と リ ミ ッ ト ボ ル ト を 取 り 付 け る (図 18)。 7.調整ボルトを 36.6 ± 3.5 kg/cm2 にトルク締めする。 図 17 1.2次クラッチ 8.センタリング ボルトを 20.
保守 エアクリーナ 整備間隔と内容 エアクリーナのボディーが破損していないか点検してく ださい。破損している場合にはボディーを交換してくだ さい。 カバーがボディーに密着していることを確認してくださ い。 図 19 100 運転時間ごとにフィルタを点検し、200 運転時間ごと (汚れたり破損していればその時点で)に交換してくだ さい。 注:ホコリの非常に多い条件下で使用している場合には 点検間隔を短く(数時間ごと)してください。 図 20 図 22 1.ラッチ 2.カバー 3.ボディー 図 21 フィルタエレメントの取り外し 1.平らな場所に駐車しエンジンを停止させる。 2.荷台を上げてプロップロッドで固定する。 3.ラッチを外してカバーとボディーを分離し(図 22)、 カバーの内部をきれいに清掃する。 25
保守 4.フィルタについているほこりを落とさないように注 1.新しいフィルタの場合は出荷中の傷がないか点検す 意しながら、ボディー内部からフィルタを引き出す。 る。 5.フィルタを点検し、破損しているようであれば廃棄 重要:傷のあるエレメントを使用しないように十分 する。 注意してください。 フィルタ エレメントの洗浄 2.フィルタをボディーに取り付ける。フィルタの外側 のリムをしっかり押し付けて、ボディーに密着させ 重要:破損したエレメントは絶対に再使用しないで る。フィルタの真ん中の柔らかい部分には手を触れ ください。 ないこと。 1.水による洗浄方法 3.カバーを元通りに取り付け、ラッチで固定する。 A.フィルタクリーナを溶かした水に 15 分間漬けて おく。クリーナの箱の使用説明を参照のこと。 エンジン オイル B.15 分たったら真水ですすぐ。内部の汚れを水で 押し戻すように水流を工夫する。 重要:フィルタの破損を防止するため、洗浄時の水 整備間隔と整備内容 毎日運転前に点検してください。 圧は 2.
保守 1.エンジンからオイルを抜く(このページ「オイルの オイル量の点検 9ページを参照してください。 交換手順」を参照)。 2.オイルフィルタ(図 23)を外し、新しいフィルタの ガスケットにオイルを薄く塗る。 オイルの交換手順 1.エンジンを始動し、数分間のウォームアップを行う。 3.新しいフィルタを手でねじ込み、ガスケットに当た ったら、そこから更に 1/2 〜 3/4 回転増し締めする。 2.平坦な場所で駐車ブレーキを掛け、キーを OFF とし 締めすぎないように注意。 て抜き取る。 4.クランクケースに新しいオイルを入れる(前ページ 3.荷台を持ち上げ、プロップロッドで固定する。 「エンジンオイル」を参照のこと。) 4.点火プラグワイヤとバッテリケーブルを外す。 5.エンジンを始動し、オイル漏れがないか点検する。 5.ドレンプラグ(図 23)を外してオイルが抜けるのを 6.エンジンを停止させ、オイルの量を再点検し、必要 待ち、プラグを元通りに取り付ける。 に応じて補給する。 注:廃油は適切に処分してください。 燃料系統 6.ディップスティックの FULL マークまで
保守 4.新しいフィルタを取り付ける(フィルタについてい る矢印がキャブレター方向を向くように取りつける 3.シフトをニュートラルにする(23 ページ「ニュート ラルロック アセンブリ」を参照のこと)。 こと)。 4.ベルトを手で回しながら異常な摩耗がないか点検し、 エンジン部の清掃 100 運転時間ごとに(悪条件下ではより頻繁に)エンジ ン表面と回転スクリーンを点検し、必要に応じて清掃し てください。 必要に応じて交換する。 駆動ベルトの交換 以下は取り外しの手順です。 重要:回転スクリーンが汚れたり詰まったりした状態や 冷却フィン周囲の空気の流れが悪くなった状態で 運転するとオーバーヒートを起こします。 重要:エンジンを清掃する時には高圧洗浄機を使用しな いでください。燃料系統に水が浸入する恐れがあ 1.2次クラッチに掛かっているベルトを外す。 2.1次クラッチからもベルトを外す。 3.取り付けは上記と逆の手順で行う。 ります。 点火プラグ 駆動ベルト 整備間隔と内容 整備間隔と内容 800 運転時間または 1年に 1回のうち早い時期に交換しま 初めて使用した日の終わりに点検してくだ
保守 注:点火プラグは非常に耐久性の高い部品ですが、エンジ ンにトラブルが出た場合には必ず点検してください。 点火プラグの交換 1.プラグを取り外した時に燃焼室内に異物が落ちない ように、プラグの周囲をきれいに清掃する。 2.点火ワイヤを外し、シリンダヘッドからプラグを外す。 3.電極や碍子の部分に破損や異常な摩耗がないか点検 図 27 する。 1.ドレンプラグ 重要:亀裂、汚れ、その他の不具合のあるものは交 換してください。点火プラグにサンドブラス 2.オイル槽の右側にあるドレンプラグ(図 27)を外し トを掛けたり、ナイフ状のもので削ったり、 てオイルを容器に受け、オイルが完全に抜けたらプ ワイヤブラシで清掃したりしないでくださ ラグを元通りに取り付ける。 い。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを損 傷します。 3.給油口から約 1.4 l のオイル(10W30)を入れる(点 4.プラグの電極間のエアギャップを 0.76 mm に調整し 検穴の下まで)。 てシリンダヘッドに取り付け、2.5 〜 3.
保守 ように注意する。 車輪の後ろ車軸の高さで計測 車輪の前 図 28 1.調整ネジ 2.イコライザ 車軸の高さで計測 2.調整は、タイロッド両端のジャムナットを外して行 う。 3.両方のタイロッドを回してタイヤの前側の開き具合 を調整する。 タイヤの点検 2 少なくとも 100 運転時間ごとにタイヤの状態を点検して ください。走行中に縁石にぶつけたりした場合にも点検 してください。タイヤやリムに傷が入っていることがあ り、またタイヤの整列が狂うことがあります。 タイヤの取り付け状態と締め付けトルクを確認します。 1 前輪: 18.7 〜 22.8 kg/cm 2 後輪: 6.2 〜 9.0 kg/cm2 図 29 1.ジャムナット 2.タイロッド 前輪のトーイン 400 運転時間ごと又は1年に1回点検を行ってください。 1.前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を 測る(右欄図;アクスルの高さで計測)。前後の計 測が同じか、その差が 6 mm 以内であればよい。 注:タイヤ空気圧を 0.
保守 ヒューズ フレーム右側の箱の中に全部で3本あります(図 30)。 バッテリを取り外す 1.平らな場所で駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止 しキーを抜き取る。 点火回路用ヒューズ: 10 A ヘッドライト用ヒューズ: 10 A 2.荷台を上げプロップロッドで固定する。 パワーポイント用ヒューズ: 10 A(最大 15 A) 3.バッテリ固定ベルトを外す。 警 告 隠れた危険 ・バッテリの端子が他の金属部分に触れるとショー トを起こす。 どのように危険か ・ショートして火花が飛ぶとバッテリガスが爆発を 図 30 1.ヒューズ 起こす可能性がある。 ・ケーブルが劣化して車体の金属部と触れ合ってシ ョートを起こす可能性がある。 安全のために ・バッテリの取り付け取り外し時にはターミナルが どこにも触れないように十分注意する。 バッテリ ・ケーブルを外す時は必ずマイナス(黒)ケーブル を先に外す。 ・ケーブルを接続する時には必ずプラス(赤)ケー 重要:車両の「押しがけ」はしないでください。 ブルから接続する。 ・金属製の工具が端子部に触れないように十分注意 する。 整備間隔と内容
保守 2.プラス(赤)ケーブルをプラス(+)端子に、マイ バッテリに蒸留水を補給する ナス(黒)ケーブルをマイナス(−)端子に接続し、 ボルトと蝶ナットで固定する。プラス端子にはゴム 運転直前に蒸留水を補給するのが最も理想的です。これ カバーを被せる。 により蒸留水と電解液がよく混和します。 3.ゴムベルトでバッテリを固定する。 1.ペーパータオルでバッテリの上面をきれいにぬぐう。 2.各セルのキャップを外し、上限ラインまで蒸留水を 電解液の量を点検する ゆっくりと補給する。キャップを締めて終了。 通常は 50 運転時間ごとに点検してください。使用してい ない期間中は 30 日ごとに点検してください。 重要:上限を超えてバッテリ液を補給しないでくださ い。電解液がこぼれて他の部品に触れると激しい 腐食を起こします。 1.荷台を上げてプロップロッドで固定する。 危 険 隠れた危険 ・電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸 が含まれている。 どのように危険か ・間違って口に入ると死亡する危険がある。また、 バッテリを充電する 重要:バッテリは常にフル充電状態に維持してください
保守 バッテリを保管する 30 日間以上にわたって本機を使用しない場合には、バッ テリを取り出し、完全に充電して車体に戻すか室内で保 管するかしてください。車体で保管する場合、ケーブル を端子から外しておいてください。また、涼しい場所で 保管するほうが劣化が少なくてすみます。酷寒期に凍結 しないよう、フル充電状態で保管してください。 33