User Manual
カムクリアランス調整
注 意
カムクリアランスの調整は、「N14
パルサー
GTI-R
修理書
A011018」に従ってください。
(1)点検する気筒のカムシャフトを左図のように
真円上で接触するように回転させてください。
(2)オイルチューブを外してください。
カムブラケットは、規定トルクで締め付けて
おいてください。
(3)バルブガイド側のバルブリテーナーに左図のよう
にバルブスプリングコンプレッサー(日産純正特
殊工具 KV101 15400)をかけて手前に引っ張
ってください。
バルブリテーナーを下方に下げてマグネットハンド
を使用してシムとガイドを取り外してください。
※特殊工具がない場合、カムシャフトを外して作業を
行って下さい。
(4)インテーク(2.80mm)、エキゾースト(2.70mm)の
テストシム、テストガイドを取り付けてください。
(※テストシム、テストガイドはソリットピボットのキット
には含まれません。あらかじめ別途ご購入ください。
ソリッドピボットセットのキットには含まれています。)
(5)カムクリアランスの測定
・確認する気筒のカムシャフトを図のように真円
上で接触するように回転させる。
・カムシャフトとロッカーアーム間にシックネス
ゲージを2枚重ねて水平に挿入する。
・クリアランスは両端2ヶ所を測定し、ガイド側、
シム側でそれぞれ記録する。(傾きを見ます)
使用するシックネスゲージは、JIS 150A25
(特級)を使用してください。
・カムクリアランス = ゲージA + ゲージB
ゲージA、Bを使用し測定する理由
構造上ゲージが測定面に平行に入らない
●厚いゲージは剛性が高く、曲がらない
●薄いゲージを3枚以上重ねると誤差が増します
4
カムシャフト
ロッカーアーム
ロッカーアームガイド
マグネット
ハンド
バルブスプリング
コンプレッサー
t=2.800を表す
テストシム・テストガイド
IN t=2.800
EX t=2.700
2枚のゲージ
真上
カムシャフト
ロッカーアーム
ガイド
シム
ガイド側
カムクリアランス
測定点
シム側
カムクリアランス
測定点










