Owner manual

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取り付け
本品は締め付け力を確保するため、シリンダーブロックのネジ山部を意図的に変形させ、
ネジ山のすべてで締め付け力を得るものです。よって、本品を使用する際はダミーヘッドボーリングを施し、
シリンダーブロックのひずみを取り除いてください。
すでにダミーヘッドボーリングを施したエンジンでも、ボルトを交換する際はダミーヘッドボーリングの
再施工が必要です。
円精度があり、適正なクリア
 ヘッドを取り付けるとブロックが ダミーヘッドを取り付けて
ランスは確保できる。
 歪み、適正なクリアランスが ボーリングを行う(歪みを
 確保できない。 削り取る)ことで、適正な
 ノーマルボルトとスタッドボルト クリアランスを確保する。
 では、この歪量が違うため
 あらたにボーリングが必要。
シリンダー全体の歪みを
取り、真円度、直角度
および、真直を確保する
には0.5mm以上の
ボーリングが必要。
本品を使用すると、カムシャフトを取り付けた状態で、スタッドボルトの脱着ができなくなります。
(カムシャフトを取り付けた状態で、シリンダーヘッドの脱着ができなくなります。)
構 成
本図は部品構成の解説を目的と
しています。実際の作業では
カムシャフトを取り付けた状態で
スタッドボルトの脱着はできません。
シリンダーブロック単体 ヘッド取付状態 ダミーヘッドボーリング
D+0.020
D
ピストンの動き
シリンダー
D
+0.040
-0.010
D
+0.040
-0.010
クリアランス過大
(ガス抜け
クリアランス過小
(かじり
(D+0.5)+0.020
(D+0.5)
ナット(14個)
スタッドボルト(14本)
M6ボルト
(ノーマル)
ワッシャー
(ノーマル)
M6ボルト(ノーマル)
M6ボルト(ノーマル)