Manual

4. ピストンリング合口調整・測定
■ ピストンピン角部に傷、バリが残った状態で組み付けるとピストンピン角部でピンクリップが損傷し、
ピストンからピストンピンが飛び出し、エンジンを破損します。
■ ピストンピン及び、ピンクリップは再使用しないでください。
(1) ピストンピン点検
① ピストンピン角部に傷、バリがないことを確認し、
#400程度のサンドペーパーでR加工を実施してください。
規定値 R 0.3
(2) ピストンピン取り付け
① コンロッドのフロント側を合わせて、加熱し(約60~70℃)、
ピストンを取り付けてください。尚、ピストンピンには
エンジンオイル又はエンジン組付けペーストを塗布して
から組付けを行ってください。
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② ピストンをコンロッドに組み付けて、ピストンがスムーズに
首を振り、スラストにも動くことを確認してください。
※ 4G63用ピストンをノーマルコンロッドで使用する場合、
小端部 にフルフロー加工を必ず行ってください。
(ノーマルは圧入式の為、そのままでの使用は
できません)
※ EJ用は必ず仮組みを行い、ピストン・コンロッドが
スムーズに首を振り、スラストにも動くことを確認し
後、ピストン・ピストンピン・コンロッドを分解し、
エンジンの組立手順にそって、組立を行ってください。
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