Owner's manual

5.冷却水注入、ア抜き
注意
冷却水はLLCを使用してください。水だけだとアルミ合金にさびや腐食を引き起こす危険があります。
冷却水温度が上がった状態でラジエターキャップを開けると、熱湯が噴出し危険です。
(1) ラジエターホース、ヒーターホースなどのクランプが確実に
締め付けられていることを確認する。
(2) ヒーターコントロールを"MAX HOT"ポジションにセットする。
(エア抜きプラグはコーションラベル付近の 銅ワッシャー付ボルトです。)
(3) ラジエターキャップとエア抜きプラグを解放する。
(4) 2L/minやかんで水を注ぐ程度)以下の注入速度で冷却水をラジエターのキャップ口元いっぱい
まで注入する。途中でエア抜きプラグから冷却水が噴き出したら、プラグを閉じ、
再びキャップ口元いっぱいまで注入する。
(5) エア抜きプラグの銅ワッシャーは新品を用意し、交換する。
[エア抜きプラグ締め付けトルク:6.97.8Nm(0.70.8kgm) ]
(6) ラジエターキャップを閉じてエンジンを始動し、サーモスタットが開弁するまでアイドル回転を保持する。
(7) 水温計が中央を越えていることを確認し、ラジエターロアホースを手で触って温水が流れている
ことでサーモスタットの開弁を確認する。
(8) サーモスタットの開弁を確認後、水温の上がりすぎに注意しながら、2500rpm10秒間の
空吹かしを23回行う。
(9) エンジンを停止する。
(10) 冷機後、ラジエターキャップを外し冷却水の液面を確認する。液面が下がっている場合は
上記作業を繰り返す。
(11)
液面が下がらなくなったらリザーバータンクの
"MAX"
ラインまで冷却水を補充する。
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(11)
液面が下がらなくなったらリザーバータンクの
"MAX"
ラインまで冷却水を補充する。
(12) エンジンを始動し、アイドリングから3000rpmまでの回転を上げ、インストルメンドパネル下部よ
ヒーターコア流水音がしないことを確認する。流水音がする場合は、上記の作業を液面が
下がらなくなるまで繰り返す。
6.点検と使上の注
(1) ギアがニュートラルでサイドブレーキが引かれていることを確認する。
(2) アイドリング状態で水漏れ、オイル漏れがないことを確認する。
(3) エンジンを停止し、冷却水とエンジンオイルの量が規定値であることを確認する。
また、リザーブタンク内に規定量の水が入っていることを確認する。
(4) エンジンを始動し、エンジン回転を3000rpmまで上げた時に、排気漏れや異音がしないことを確認する。
(5) 運転し、過給圧がかかることを確認する。
・装着後の過給圧の調整はブーストコントローラーで行ってください。
・ブースト計でを併用し、過給圧を監視してください。
(6) 各部の取り付け状態と冷却水、オイル漏れの点検を行う。
・高負荷運転の直後にエンジンを停止しないでください。
・エンジンオイルを定期的に交換してください。
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