Instruction Manual

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部品構成
キットに付属されている内容は下記の通りです。 ( )内は数量です。
タービン本体(1) ウォーターパイプA (1) ウォーターパイプB (1) オイルリターンパイプ(1)
アイボルト
ガスケット大 (4)
アイボルト
ガスケット小 (2)
オイルリターンパイプ
ガスケット (1)
ガスケットA (1) ガスケットB (1)
ボルト (2) スタッドボルト(3) ナット(3)
アイボルト大 (2) アイボルト小 (1)
取り付けに必要な工具類
・エンジン整備用工具一式 ・トルクレンチ
注意
本書ではターボユニット脱着についてのみ記載しています。その他関連部品の分解・組み立てや、冷却水注入などの方法は
富士重工業が発行する整備要領書を参照してください。
本製品は自動車競技という特殊用途に用いるため、サーキットや公道から閉鎖されたコース内に限って使用してください。
本製品を装着する事によってエンジン出力が向上するため、サスペンションやブレーキおよびコントロールユニットなど、周辺
装置においての再設定が必要になります。本製品にはそうした部品は付属していませんので、車両にあわせて設定を行って
ください。
本製品は指定したエンジンおよび車種以外には取り付けができません。
指定以外の取り付けは各部が適合しないため本製品およびエンジン本体を破損します。
本製品の取り付けにはターボユニットの取り外しと取り付けだけではなく、エアパイプや遮熱板の脱着および冷却水の抜き取
り作業なども伴います。事前に十分検討し工具などの準備や工程の確認を行ってください。
本製品の取り付けは特別な訓練を受けた整備士が、設備の整った作業場で実施してください。
取り付けの際は、適切な工具と保護具を使用しないとけがにつながる恐れがあります。
作業はエンジンが冷えている状態で行ってください。エンジンが熱い状態で作業を行うと火傷の恐れがあり危険です。
部品の脱着の際には無理に力を加えないでください。部品を破損する恐れがあります。
各ボルトはトルクレンチを用いて、指定されたトルクで締め付けてください。
トルクを守らないとボルトが緩んだり、破損する恐れがあります。
組み付け終了後と運行前点検時に冷却水の量と接続部からの漏れの点検を必ず行ってください。
冷却水が少ない状態や漏れのある状態での走行は絶対にやめてください。水温が異常に上がり、エンジンを破損します
タービンの状態を確認する為に、ブーストメーターを取り付け、併用してください。