Details Manual
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セットアップ・メニュー内のその他のサブ
メニュー
セットアップ・メニューには、前述の各項目に加え、MIDI と ADVANCED(ア
ドバンス=高度)のサブメニューが用意されています。
MIX ボタンを長押しす
ると、これらの
2 つのうち最後に使用したメニューに移動します。右矢印ボタ
ンを長押しすると次のメニューに、左矢印ボタンで前のメニューに切り替わり
ます。メニューを変更すると、パラメーターを選択して値が表示される前にメ
ニュー名が表示されます。次に、
MIDI とアドバンス・メニューを解説します。
MIDI セットアップ・メニュー
MIDI セットアップ・メニューでは、MIDI キーボードやシーケンサー等による
VoiceLive Touch のコントロールに関連した設定を行えます。MIDI セットアップ・
メニューにアクセスする手順は、前項目をご参照ください。
1 MIDI CHAN(MIDI チャンネル)- ハーモニーのコントロールと、プリセット
またはお気に入りの切り替えに使う
MIDI 受信チャンネルを指定します。オ
フに設定すると、全チャンネルが無効となります。
2 FILTER(フィルター)- 指定した MIDI 情報の受信を無視にします。PrgChange
ではプログラム・チェンジが、Sysex ではシステム・エクスクルーシブが、
PC+Sysex の設定では両方の受信が無効となります。MIDI キーボード・コン
トローラーからノートとプログラム・チェンジ情報を
VoiceLive Touch と同じ
MIDI チャンネルで音源に送っていて、VoiceLive Touch 側ではプログラム・チェ
ンジ情報を受信させたくない場合に、
PrgChange に設定します。Sysex の設定
は、
VoiceSupport 等の外部アプリケーションから不意に VoiceLive Touch のプ
リセットを上書きしてしまう事故を防ぐのに使用できます。
3 CC CHAN (CC チャンネル)- MIDI ボリューム(#7)等の、CC(Continuous
Control =
コンティニュアス・コントロール)情報の MIDI 受信チャンネルを
指定します。デフォルトの設定は
1 です。オフにすると、全 MIDI チャンネ
ルの
CC メッセージを無視します。
4 TRANSPOSE(トランスポーズ)- MIDI Notes プリセットのハーモニー・ヴォ
イスをオクターブ単位でシフトさせます。
MIDI キーボードをスプリットして
一部からハーモニーをコントロールしたい際に便利です。設定の単位はオク
ターブです。
5 SPLITDIR(スプ リット 方 向)- キー ボ ードを スプリッ トさせた い場合、
SplitNote で指定した音程の上下何れの情報を使用するかを指定します。
6 SPLITNOTE(スプリット・ノート)- キーボードをスプリットする音程を指
定します。
7 SYSEXID(システム・エクスクルーシブ ID)- システム・エクスクルーシブ
ID を指定します。SysEx エディターから複数台の VoiceLive Touch を接続する
場合、各機に個別の
ID を与えることにより個別にエディットすることがで
きます。
8 VIBBOOST(ビブラート・ブースト)- プリセットにビブラートが含まれてい
る場合、
MIDI キーボードのモジュレーション・ホイールでビブラートをコン
トロールできます。このパラメーターは、そのビブラート効果の動作を指定
します。デフォルトの
Boost(ブースト)の設定では、ホイールがプリセッ
トの設定値以上になるとビブラートを追加し、ホイールを元に戻すと元の量
に戻ります。
Manual(マニュアル - 手動)の設定では、一度ホイールを動か
すとホイールが優先され、フルレンジのコントロールが得られます。ビブラー
トの量をプリセットに元々保存されていた設定に戻すには、同じプリセット
を再度リコールします。
MIDI セットアップ・メニュー