Manual

o マイク・ゲインの設定が正しくなされていないと、アダプティブ・
コンプレッション機能の性と効が損なわれます。必
MIC GAIN
または手動でマイクのゲインを設定してください。
コンプレッションの基本
このエフェクトは SHAPE 同様に、一聴してすぐに効果がわかる場合
ありますし、逆に耳がその効果に慣れていない段階では効果が聴き
分けにくいかもしれません。ここでは、コンプレッションの効果
簡単に解説します。
を歌う時、通常は単語やフレーズ毎に音量の抑揚がつきます。ここ
では英語詞を例に、音量が大きいところを大文字で示します。
I LOVE to watch you WALK down the STREET
アンプラグド状態で伴奏が小編成、あるいは無伴奏であれば、この
歌い方に違和感を感じることはないでしょう。しかしながら、アンプ
を通した途端に、音量の大きい単語は強調されて耳障りとなったり、
場合によっては他の音量の低い単語は他の楽器に埋もれて聞き取れ
なくなってしまうといった現象が生じます。バンドと
PA 音量が大き
い程音量の落差は大きくなり、問題も深刻になります。コンプレッ
ションは、こういった問題を解消することを目的に音量的なばらつき
を圧縮する処理です。上記の歌詞をコンプレッサーに通した時のイ
メージはこうなります。
I LOVE to watch you WALK down the STREET
コンプレッサーを適切に使えば、歌の表現力の重要な要素である音
の抑揚を消してしまうことなく、障害となる音量の大小差を抑えます。
グローバル・コントロール: TONE - トーン
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