Manual

TONE - トーン
Perform-V – レファレンス・マニュアル - Japanese Reference Manual (updated 2015-11-17) 28
コンプレッション
コンプレッション、音量の一番小さい場面と大きい
場面の音量差を圧縮する処理です。音量差を少なくす
ることで、ミックスに収まりやすい、均一なサウンド
が得られます。現代のポピュラー音楽では、ほぼ全て
の場面においてリード・ヴォーカルには何らかのコン
プレッション処理が施されています。
ディエッサー
ディエッサーは、歯擦音(「サ」行に代表される音)を
抑える処理です。
コンプレッション処理は副作用として歯擦音を強調し
がちなため、多くの場合、この二つの処理はセットで
行われます。
ゲート
ゲート、入力が特定の音量を下回った際にレベルを
落とす、またはオフにする処理です。
ポピュラー音楽のドラムのように、発音時と無音時が
はっきりしている楽器に対して多く使用されます。
ヴォーカルでは、フィードバックを予防するための対
策の一つとして使用されます。ゲートは音の消え際で
音が突然途切れたように聴こえてしまうといった副作
用が起きがちなため、ボーカル用途でゲートを使って
音をオフにしてしまうことは稀で、歌唱の合間ではレ
ベルが落ちる、といった設定で使用されるのが一般的
です。