Manual
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EQ & NOISE GATE - EQ &
ノイズゲート
EQ - パラメトリック EQ
概要
Nova System は、3 バンドのイコライザーを搭載しています。エフェクト
としてプリセット毎に異なる設定を使用するか、マスター EQ として全て
のプリセットで共通の設定を使用するかを選択できます。
EQ とノイズゲート・パラメータの基本的な設定
• EQ を押して、EQ /ゲートのエディット・モードに入ります。
• エンコーダー D でページを切り替えます。
• エンコーダー A 〜 C でパラメータを調節します。
• ノイズゲートのパラメータは、EQ の後のページにございます。
EQ は 3 バンド構成で、バンド毎に次のパラメータが用意されています。
Freq - フリーケンシー(周波数)
設定レンジ: 41 Hz 〜 20 kHz
アッテネートまたはブーストしたい周波数の中心点を指定します。
Gain - ゲイン
設定レンジ:-12 〜 +12 dB
Freq
パラメータで指定した周波数レンジのブースト/カット量を指定し
ます。
Width - ワイズ(幅)
設定レンジ: 0.3 〜 1.6 oct.
Freq
で指定した周波数を中心にして、どれだけの幅で EQ を施すかを指定
します。
Gate - ノイズゲート
ノイズゲートは、ギターを演奏しない時に信号を減衰させることにより、
システム中に発生するヒスやハムノイズを落とす目的に使用されます。
しかしながら、これは、ノイズ問題の根本的な解決につながる訳ではあり
ません。まずは、ノイズの発生を極力防止することが必要です。ノイズ
の発生要因は様々で、一般的なノイズ源としては、品質の低いケーブル、
シールドが不十分なピックアップ、信号ケーブルの近くにある AC アダ
プター、一部のコンパクト・ペダルなどがあげられます。
どの様なギターのセットアップにも、多少のノイズは常在します。通常、
ノイズのレベルは演奏のレベルに関わらず一定なため、ノイズの相対的な
レベルは楽器を演奏していない時が一番高くなります。ノイズゲートは、
無音時のノイズを減少させることに役立ちます。ただし、スレッショルド
(しき い値)とリリース・レートを 設 定 する時 には注意が必要 です。
スレッショルドが高すぎると、ギターを静かに弾いたときなどにゲートが
開かなくなります。リリースが遅すぎると、アタックがカットされてし
まい、不自然な音になってしまいます。
ノイズゲートのパラメータは EQ ブロック内にあります。
• EQ を押します。
• Gate が On になっていることを確認します。
• EQ パラメータのページを通過すると、ノイズゲート設定のページが
2 つ用意されています。










