FLASHBACK X4 DELAY & LOOPER ユーザーマニュアル
目次 イントロダクション 1 重要 - 安全のための注意事項 警告 サービスについて 注意 2 2 2 2 EMC / EMI 3 For customers in Canada 3 開梱とセットアップ 開梱 設定 セットアップ例:標準的なモノラルセットアップ セットアップ例:アンプのエフェクトループ 4 4 4 5 6 ディレイタイプ TAPE - テープ TUBE - チューブ SPACE - スペース ANALOG - アナログ 7 7 7 7 7 7 ANALOG W/MOD - アナログ(モジュレーション付) REVERSE - リバース DYNAMIC - ダイナミック 2290 2290 W/MOD(モジュレーション付) SLAP - スラップ LOFI - ローファイ PING PONG - ピンポン 7 7 7 8 8 8 8 1 – インプット&アウトプット 9 9 9 インプット アウトプット 2 – エクスプレッションペダルインプット 対応エクスプレッションペダル パラメーターの指定とパラメーターレンジの設定 パラメーターの割り当てとパラメーターレ
TonePrint 14 14 – TAP - タップフットスイッチ 23 TonePrint セッティングの転送 USB 転送 スマートフォンからのビーム転送 15 15 15 7 – DELAY TIME - ディレイタイムノブ 16 8 – サブディビジョン(符割)スイッチ 16 9 – FEEDBACK - フィードバックノブ 17 10 – DELAY LEVEL - ディレイレベルノブ 17 11 – ルーパー/ディレイ切替スイッチ ルーパーモジュール ルーパーモードでのディレイの扱い ループの録音 ループの連続再生 ループ再生の(瞬時)停止 ループの単発再生 ループの終点での再生停止 ループ録音のアンドゥ ループの完全消去 ループは保存できません 18 24 24 25 25 25 25 25 26 26 26 12 – LOOPER LEVEL - ルーパーレベルノブ 19 13 – A / B / C プリセットフットスイッチ プリセットのリコール ファクトリープリセット プリセットオフ/バイパスモード プリセットの保存 ディレイのスピルオーバー プ
イントロダクション イントロダクション この度は、 Flashback X4 ディレイ & ルーパーをお買い上げいただき、 誠にありがとうございます。 Flashback X4 は、世界的ディレイ・メーカーである TC Electronic が 満を持して発表したステレオディレイ&ルーパー。12 種類のディレイ タイプを搭載し、さらに世界中の一流ギタリストによって作成されたシ グネイチャートーンを製品に着せ替えられる「TonePrint®」用スロット を 4 つ装備、合計 16 種類ものディレイが選択できます。 Flashback X4 は、オリジナル Flashback ディレイユーザーから寄せら れた多くのリクエストを反映し、ディレイの設定を 3 種類までボタン一 つで保存/呼び出しできるプリセット機能、そして曲のテンポに合わ せてボタンを踏むことでディレイタイムを設定できるタップテンポ機能 を提供します。ディレイのサブディビジョン(符割)もセレクターで四分、 の 3 種類が切替可能。高度なディ 付点八分、 四分 + 付点八分デュアル、 レイ演出を実現します。 このマニュアルについて このマニュア
重要 - 安全のための注意事項 重要 - 安全のための注意事項 警告 – 注意事項をお読みください。 – 注意事項の書類は手の届くところに保管しておいてください。 火災や感電の危険性をなくすために、本機器は、水が垂れるまたは 液体が飛散する環境では使用しないでください。花瓶など液体の入っ たものを機器の上や近辺に置かないでください。 – 全ての警告事項に従ってください。 閉じられた空間に設置しないでください。 – 全ての指示に従ってください。 サービスについて – 本機器を水の近くで使用しないでください。 サービス作業は、必ず資格のあるサービス作業担当者が実施してくだ さい。 – 清掃には、乾いた布のみを使用するようにしてください。 – 換気口は塞がないようにしてください。製造者が指定した指示や 手順に従って設置してください。 – ラジエーター、 暖房送風口、 ストーブをはじめ、 熱を発生する機器 (ア ンプを含む)の近くに設置しないでください。 – アクセサリーや装着器具は、製造者指定のもののみをご使用くだ さい。 – サービス作業は、必ず資格のあるサービ
EMC/EMI EMC / EMI For customers in Canada 本機器は FCC 規定 Part 15 に準ずる Class B デジタル機器の制限事 項に適合するための試験に合格しています。 This Class B digital apparatus complies with Canadian ICES-003. これらの制限事項は、住居環境での設置に生じうる有害な電波干渉か らの保護を目的として制定されたものです。本機器は無線周波エネル ギーを生成・使用しており、 これを放射することがあります。指示に従っ Cet appareil numérique de la classe B est conforme à la norme NMB-003 du Canada.
開梱とセットアップ 開梱とセットアップ 開梱 設定 – まずは、次の付属品をご確認ください。 パワーサプライに、ご使用の地域に適切な電源ケーブル(付属品) を接続します。パワーサプライと Flashback X4 リアパネルの 9V ジャックを接続し、次にパワーサプライの電源ケーブルをコンセン トに挿します。 – Flashback X4 本体 – 電源プラグ着脱式 9V DC パワーサプライ × 1 – ルーパー/ディレイ切替スイッチを DELAY に設定します。 – ゴム足 × 2 – – USB ケーブル × 1 使用楽器の出力から本体背面の INPUT MONO ジャックに楽器 用ケーブルを接続します(ページ 5 参照) 。 – TC エレクトロニック・ステッカー × 1 – 本体背面の OUTPUT MONO ジャックからアンプに楽器用ケーブ ルを接続します。 – TC ギターエフェクト製品リーフレット × 1 以上で準備は完了です。 運送中の損傷がないことをご確認ください。損傷が確認された場合 には、配送業者と販売店にご連絡ください。 製品がお手元に
セットアップ例 セットアップ例:標準的なモノラルセットアップ Input Modulation Pedals Input FX Loop Send Drive Pedals FX Loop Return 5 Drive
セットアップ例 セットアップ例:アンプのエフェクトループ Input FX Loop Send FX Loop Return Drive Pedals Modulation Pedals 6
ディレイタイプ ディレイタイプ TAPE - テープ REVERSE - リバース パートを録音、テープをひっくり返して、再生。ジミヘンドリックスを 筆頭に、昔から数多くの名ギタリストたちがそうして逆再生サウンドを 作り上げてきました。古くさいギミックだと思われたとしても、リバー テープエコーのなめらかなサウンドを好きではない、という人はまず いないでしょう。TAPE は、メロウで揺らぎをもった汎用性の高いサウ ンドを奏でます。 ス効果が今なお「実験的」なサウンドの代表格の一つであることに疑 いの余地はありません。 TUBE - チューブ FEEDBACK ノブを下げきると、リバースサウンドのみになります。 古いチューブのテープエコーを再現します。ディレイ成分に微量な歪 み成分が加わり、TAPE より一段とウォームなサウンドが得られます。 DYNAMIC - ダイナミック SPACE - スペース 演奏中はディレイの音量を下げて、演奏が止まったら上げます。人力 のボリュームペダル操作で正確に行うにはあまりにも無謀な芸当です スペイシーで甘美なサウンドで知られる代表的なテープエコーの質感
ディレイタイプ 2290 W/MOD(モジュレーション付) 2290 の超クリーンなサウンドを、3 系統のコーラスに通したサウンドで す。U2 ファンには見逃せません。 サブディビジョン(符割)セレクターの設定を変えて、色々お試しくだ さい。 SLAP - スラップ スラップバックエコーを多用するジャンルの代表格といえばカントリー でしょうが、そのサウンド自体は幅広いジャンルに馴染みます。 ブライアン・セッツァー/チェット・アトキンズ/スコッティ・ムーアといっ たスタッカート奏法の名手たちへのオマージュとして、またはリバーブ の代わりとしても使用できます。 LOFI - ローファイ ハイファイに飽きたら、ダーティーなローファイサウンドをお試しくだ さい。パンクからロックまで、どんなセッティングで使用しても、決し てきれいなサウンドにはなりません。 PING PONG - ピンポン ピンポン球のように、ディレイ音が左右に飛びます(もちろん、ステレ オでないと「左右」にはなりません) 。超ワイドなサウンドが得られます。 ステレオ用に作られたエフェクトですが、モノラルで使用しても質感は 異なるながら良好なサ
インプット&アウトプット 1 – インプット&アウトプット 1 アウトプット – MONO ジャックから接続先のインプットに接続します。 – Flashback X4 のインプットとアウトプットには、標準 ¼" ジャックを使 用します。 接続先のインプットがモノラルの場合には、ケーブルを OUTPUT 接続先のインプットがステレオの場合には、ケーブルを OUTPUT MONO ジャックから接続先の左チャンネルインプットに、そして OUTPUT -STEREO ジャックから接続先の右チャンネルインンプッ トに接続します。 モノラルとステレオで設定はどうすればいいの?モノラルインプット /ステレオアウトとか ...
エクスプレッションペダルインプット 2 – エクスプレッションペダルインプット 2 対応エクスプレッションペダル 25kΩ リニア曲線のエクスプレッションペダルをご使用ください。 250kΩ ログ曲線の標準的なギター用ボリュームペダルは、Flashback X4 用のエクスプレッションペダルとしては使用できませんので、ご注 意ください。 Flashback X4 には、 エクスプレッションペダル(別売)を接続できます。 設定によって、次のいずれかのパラメーターをコントロールできます。 すでにお持ちのエクスプレッションペダルが Flashback X4 に対応する かわからない場合は、購入元の販売店または TC サポートまでご連絡 ください。 パラメーターの指定とパラメーターレンジの設定 – ディレイタイム – フィードバックレベル 外部エクスプレッションペダルから、ディレイタイム/フィードバックレ ベル/ディレイレベルを任意の組み合わせでコントロールできます。 設定の手順は次の通りです。 – ディレイレベル – エクスプレッションペダルから EXP PEDAL ジャックにケーブル
エクスプレッションペダルインプット – ペダルでコントロールしたいパラメーターのノブを回して、最大値 を設定します。 – ペダルを最小のポジション(かかと側)にします。 – ペダルでコントロールしたいパラメーターのノブを回して、最小値 を設定します。 – フットスイッチを LED が点滅するまでホールド(踏み込んだままの – プリセット A、B、C のいずれかを選びます。 – ペダルを最大のポジション(つま先側)にします。 – 選択されているプリセットのフットスイッチを LED が点滅するまで ホールド(踏み込んだままの状態に)します。 状態に)して、セッティングを保存します。 パラメーターの割り当てとパラメーターレンジのリセット Flashback X4 のプリセットに割り当てられたパラメーターとパラメー ターレンジをリセットする手順は次の通りです。 – エクスプレッションペダルから EXP PEDAL ジャックにケーブルを 接続します。 – Flashback X4 をオンにします。 11
POWER INPUT - パワーインプット / USB ジャック / MIDI IN / MIDI THRU ジャック 3 – POWER INPUT - パワーインプット 3 4 5 TonePrint の ダ ウ ン ロ ード と 設 定 に つ い て の 詳 細 は、www. tcelectronic.com/toneprint をご参照ください。 5 – MIDI IN / MIDI THRU ジャック 標準 5 ピン DIN の MIDI コネクターです。 MIDI IN - MIDI インプットジャック タイプ:標準 5.5 / 2.
ディレイタイプセレクター 6 – ディレイタイプセレクター 6 セレクターの「1」「2」「3」「4」は、TonePrint セッティングの保存場 所です。デフォルトの設定では、次の TonePrint セッティングが保存さ れています。 1) Delay TonePrint by Steve Morse 2) Basic Delay TonePrint by Bumblefoot 3) Basic Delay TonePrint by Doug Aldrich 4) Synth Delay by James "Munky" Shaffer TonePrint についての詳細は、ページ 14 をご参照ください。 Flashback X4 はクラシックなテープディレイから TC 2290 のクリーン ディレイまで、多彩なディレイを搭載しています。このセレクターでディ レイのタイプを選択します。 各ディレイタイプの解説はページ 7 をご参照ください。 ディレイタイプを変更すると、DELAY TIME 等他のノブの設定が瞬時 にサウンドに反映されます。プリセットを変更してから各コントロールノ ブを回した場合は
TonePrint TonePrint ペダルは多くの内部パラメーターで構成され、本体のノブやスイッチ はそれらの設定を様々な組み合わせで同時に変更しています。通常、 ペダルの各ノブ類に割り当てられているパラメーターはメーカー側で 事前に定義付けされており、その決められた範囲内でしか調整が利き ません。 TonePrint は、各ノブ類に割り当てられているパラメーターや設定レン ジを「再定義」する機能です。スティーブ・スティーブンズ、スコット・ イアン、ポール・ギルバートをはじめとした世界の名だたるトップギタ リストによって作られた TonePrint の数々は、ペダルに隠された無限 とも言えるポテンシャルを掘り起こします。 TC はこれらの TonePrint を無料で一般公開しており、ユーザーは設 定を簡単に製品本体にアップロードできます。 14
TonePrint セッティングの転送 TonePrint セッティングの転送 TonePrint セッティングをペダルに転送する手順は次の通りです。 USB 転送 – スマートフォンからのビーム転送 iPhone またはアンドロイド用の TonePrint アプリを使っ て TonePrint セッティングを転送できます。iPhone 版 は App Store から、アンドロイド版は Google Play か らダウンロードできます。 www.tcelectronic.
DELAY TIME - ディレイタイムノブ / サブディビジョン(符割)スイッチ 7 – DELAY TIME - ディレイタイムノブ 7 8 8 – サブディビジョン(符割)スイッチ 設定したテンポに対して、サブディビジョン(符割)セレクターで拍を 指定できます。選択肢は次の通りです。 – 上:四分音符 – 中:付点八分音符 – 下:四分+付点八分音符 ディレイタイムを調節します。 ノブを下げるとディレイの間隔が短くなり、 上げると間隔が長くなります。ほとんどのディレイタイプにおける最大 ディレイタイムは 7 秒です。 ノブの位置と実ディレイタイムの関係は、使いやすいように特性カーブ がスケーリングされています。最小から 3 時位までの設定で一般的な サウンドが得られます。それ以上のセッティングでは極めて高い設定値 となります。 16
FEEDBACK - フィードバックノブ / DELAY LEVEL - ディレイレベルノブ 9 – FEEDBACK - フィードバックノブ 9 10 10 – DELAY LEVEL - ディレイレベルノブ ディレイ信号のレベルを調節します。時計回りに回すほど、ディレイ信 号の音量が上がります。 一部の他のディレイペダルとは異なり、DELAY LEVEL ノブはドライ信 号(原音)の音量はそのままに、 ディレイ信号のみの音量に影響します。 これは、楽器の原音は何よりも尊重されるべきだと考えるからです。 Flashback X4 はアナログドライスルー機能を搭載しています。これは、 ディレイをオンにしている状態でも、ドライ信号(原音)はデジタル化 されていないアナログのままのサウンドを出力する機能です。この設 計により、音の遅れやサウンドの劣化を心配することなく、ペダルを ご使用いただけます。 ディレイ成分の出力を入力に循環させる量を調節することで、ディレイ のリピート回数をコントロールします。時計回りに回すほど、リピート 回数が増えます。 17
ルーパー/ディレイ切替スイッチ 11 – ルーパー/ディレイ切替スイッチ 11 フットスイッチ A / B / C の機能を切り替えます。 – 上(LOOPER) :A / B / C / TAP(UNDO/REDO)スイッチは、 ルーパー関連の操作に割り当てられます。 ルーパーについての詳細は、ページ 24 をご参照ください。 – 下(DELAY) :A / B / C スイッチはプリセットの切り替えに割り 当てられます。 プリセット操作についての詳細は、ページ 20 をご参照ください。 18
LOOPER LEVEL - ルーパーレベルノブ 12 – LOOPER LEVEL - ルーパーレベルノブ 12 ルーパーモジュールの再生ボリュームを調整します。 ルーパーの使用中にも、ディレイエフェクトを使用可能です。同時使 用する場合は、DELAY LEVEL と LOOPER LEVEL ノブでエフェクトと ループの音量バランスを調整できます。 19
プリセット操作 13 – A / B / C プリセットフットスイッチ プリセットのリコール 任意のプリセットのフットスイッチを踏むと、サウンドが切り替わります。 複数のプリセットを同時に使用することはできません。 プリセットを選ぶと、フットスイッチ隣の LED が点灯します。 ファクトリープリセット Flashback X4 のプリセット領域には、デフォルトで次のセッティングが 保存されています。これらのセッティングは書き換え可能です。 A 2 〜 3 回の反復回数の、エリック・ジョンソン・スタイルのテープ エコー。 B ディレイ成分にモジュレーションのかかった、2290 ディレイサウンド。 13 ルーパー/ディレイ切替スイッチ(18 ページ参照)を DELAY に設定 している場合、A / B / C スイッチは 3 つのプリセットを切り替える 操作に使用します。 ルーパー/ディレイ切替スイッチを LOOPER に設定している場合、プ リセットにはアクセスできません。ディレイノブのセッティングが反映さ れます(ページ 24 参照) 。 クリーントーンに適しています。 C サウンドに若干のア
プリセットの保存 プリセットの保存 プリセットを選択してパラメーター(ディレイタイム等)を変更したら、 その設定を保存することができます。 セッティングを保存するには、 LED が点灯している現行プリセットのフッ トスイッチを約 2 秒間踏み続けます。 プリセットの保存が実行されると、TAP フットスイッチと現行プリセット プリセットに保存されるパラメーター プリセットには、Flashback X4 のディレイモジュールの全てのセッティ ングが保存されます。ディレイタイプにいずれかの TonePrint を選択 している場合は、その設定も保存されます。 外部エクスプレッションペダル (ページ 10 参照) を接続している場合は、 パラメーターの割り当てもプリセットに保存されます。 の LED が点滅します。 ディレイのスピルオーバー Flashback X4 では、トゥルーバイパスかバッファーバイパスかを選べ ます。設定によって、バイパスした時のディレイエフェクトの鳴り方が 異なります。バイパスモードの設定手順はページ 27 をご参照ください。 – トゥルーバイパス時には、プリセットをオフにするとディレ
TonePrint とプリセット TonePrint とプリセット TonePrint を使ったプリセットを保存すると、そのプリセットで使用して いる TonePrint の保存スロットに新しい TonePrint を転送してもプリ セット自体の設定は変わりません。これは、Flashback X4 上で実質 7 つの TonePrint セッティングを切り替えられることを意味します。操作 手順は次の通りです。 – まずは、TonePrint 1 〜 4 に任意の TonePrint セッティングを転送 します(ページ 14 参照) 。 – ディレイタイプセレクターで TonePrint 1 を選び、セッティングを調 整した後にプリセット A に保存します。 – ディレイタイプセレクターで TonePrint 2 を選び、セッティングを調 整した後にプリセット B に保存します。 – ディレイタイプセレクターで TonePrint 3 を選び、セッティングを調 整した後にプリセット C に保存します。 – TonePrint 1 〜 4 に別の TonePrint セッティングを転送します。
TAP - タップフットスイッチ 14 – TAP - タップフットスイッチ 14 タップテンポは、拍に合わせてフットスイッチを踏むことでディレイのテ ンポを設定する機能です。DELAY TIME ノブ(16 ページ参照)による ディレイタイム設定の代わりに行えます。 タップテンポを行うには、楽曲のテンポに合わせて四分音符の間隔で TAP フットスイッチを数回踏みます。 タップテンポで指定したテンポを微調整するには、単純に再度タップ を行います。 タップテンポの設定には四分音符を使いますが、ディレイ音が四分音 符に固定される訳ではなく、サブディビジョン(符割)セレクターで音 符を指定できます。 23
ルーパーモジュール ルーパーモジュール 12 ルーパーモードでのディレイの扱い Flashback X4 では、ルーパーモジュールの操作中もディレイを使えま す。また、ディレイエフェクトのかかった音でループを構築できます。 ディレイモードとルーパーモードの主な違いは次の通りです。 – ルーパー/ディレイ切替スイッチを DELAY 側に設定していてプリ セットを選択すると、ディレイモードとなります。フットスイッチで 3 つのディレイプリセットを切り替えられます。 選択したプリセットに応じて、 フットスイッチ隣の LED が点灯します。 – ルーパー/ディレイ切替スイッチを DELAY 側に設定していてどの プリセットも選択されていない状態は、バイパスモードと呼ばれま す。エフェクト信号は出力されず、エフェクトなしのドライ音のみ が出力されます。 13 – Flashback X4 は、ディレイとルーパーの、2 つの機能を搭載しています。 ルーパーはルーピングを行う機能です。ルーピングとは、比較的長尺 の演奏内容を繰り返し再生しながら、音を重ねて行く表現手法です。 ルーパーの操作を行うには、ルーパー
ルーパーモジュール ループの録音 – ルーパー/ディレイ切替スイッチを LOOPER に設定します。 – ループ録音を開始するには、REC フットスイッチをタップします。 – ループ録音を停止するには、再度 REC フットスイッチをタップしま す。 – ループの再生中に録音の開始/停止を行えます。 ループの録音中にディレイのセッティングを変えることができますので、 異なるディレイサウンドを重ねていくことができます。ほんの一例とし て、最初は DELAY LEVEL を下げきった状態でディレイなしのベース ライン、次に若干のテープディレイのかかったコードを重ね、最後は ゴージャスな 2290 W/MOD のソロパートで締めくくる、といった使い 回しが可能です。 ループの連続再生 既存の録音を最初から再生し直すには、再生/停止記号のフットスイッ ループ再生の(瞬時)停止 ループの再生を瞬時に停止するには、再生/停止記号のフットスイッ チを再度タップします。 ループの単発再生 通常ループは繰り返し再生されますが、録音したループを繰り返しせ ずに一度だけ再生させるには、ONCE フットスイッチを
ルーパーモジュール ループ録音のアンドゥ ループの完全消去 ループの録音時には、毎回新しい内容がそれまでのループに重なって いきます。直近の録音サイクルでミスをしてしまった場合は、UNDO/ REDO フットスイッチでアンドゥ/リドゥが可能です。 ループを完全に消去するには、UNDO/REDO フットスイッチをホール ド(長押し)します。 一度アンドゥを行った後で録音内容をやはりキープしておきたかった、 と気が変わった場合は、UNDO/REDO フットスイッチを再度タップす ディレイモジュールのセッティングはプリセットとして保存できますが、 ループの保存はできません。Flashback X4 の電源を落とすと、ループ ることでリドゥできます。 ループは保存できません の内容は失われます。 アンドゥ/リドゥ機能は間違いの訂正のみならず、クリエイティブなツー ルとしても使えます。簡単な例を紹介しましょう。 – (ループサイクル 1)ベースラインを録音します。 – (ループサイクル 2)コードを録音します。 – (ループサイクル 3)メロディを録音します。 – UNDO/REDO フットスイッチ
バイパスモード バイパスモード トゥルーバイパス バッファーバイパス トゥルーバイパスモード ハードウェア的にバイパスを行い、ペダルをバイパスした際にサウンド に一切影響を与えません。少数のペダルを使用していて、ペダルの前 後の配線も短距離の場合に適しています。 バッファーバイパスモード Flashback X4 には 2 種類のバイパスモードが用意されており、 トゥルー バイパスとバッファーバイパスのいずれかを選べます。設定は、本体 内部のディップスイッチで行います。手順は次の通りです。 – 本体底面のプレートを外し、図のディップスイッチを確認します。 – 左の「1」スイッチで、トゥルーバイパスまたはバッファーバイパス モードを選びます。 ギターから一つ目のペダルまでに長いケーブルを使用する、または多 くのペダルを使用していてエフェクトボードからアンプまでに長いケー ブルを使用する場合は、通常、最初と最後のペダルのバッファーを有 効にすることで最善のパフォーマンスが得られます。 トゥルーバイパスとバッファーバイパスの違いを聞き分けられるかどう かというのは、数えきれない要素が絡みます。ア
キルドライ キルドライ キルドライオフ キルドライオン デフォルトの設定はオフで、 バイパス時にドライ音を通す設定になっ ています。 キルドライはペダルのアウトプットからドライ音(原音)を除きます。 通常、キルドライはペダルをパラレルのエフェクトループで使用する際 に使用します。パラレルループでドライ音が並列に二重に重なってしま うと、位相やキャンセレーションといった問題につながります。 キルドライの設定手順は次の通りです。 – 本体底面のプレートを外し、図のディップスイッチを確認します。 バッファーバイパスを選択している場合、右の「2」スイッチでキ ルドライのオン/オフを選びます。 トゥルーバイパス時にキルドライを選択することはできません。 28