Manual

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APPENDIX
Tutorial
FinalizerTutorial
Finalizerの基本的なアイディアは、サウンドのパンチを増し、よ
りラウドにするために、あなたのミックス細部の修正と、エネル
ギーとレベルを強調します。
Finalizerのアプローチは、少々異なるためこのチュートリアルを
追加しました。
Finalizerのメインページは、信号の流れと動作しているプロセッ
サーを表示します。
TheInput
インプットのタイプを選択します。:アナログ、デジタル
もし、アナログ入力を使用している場合は、
プロ/コンシューマ
ーのレベルを選び、A-Dコンバーターが最良のパフォーマンスを発
揮できるようにしてください。
CDに使用する場合が44.1kHzであるように、正しいサンプルレー
トを選んでください。
ここでCD-Masterのプリセットをリコールキイで選び、OKキイ
を押してください。
TheEQ
EQセクションは、マテリアルのスペクトルシェープを調整できま
す。
Inserts
ステレオ調整、ディエッシング、DRGから選択します。
Normalizer
適切なレベル調整はノーマライザーからスタートします。ノー
マライザーは、入力信号をグラフィック表示します。
ここで、
GAIN(ゲイン)増加させると、点線が表示されヘッドルームが減
少します。
GAIN(ゲイン)は、信号のピークが点線内か、若干越える程度に
設定します。
TheExpander
エクスパンダーは、ソフトエクスパンダーまたはシャープゲイト
で、ミックスをクリーンにする目的に使用します。
ミックスをリプレイするとテープやレコーディングノイズが聞こ
えませんか?そのような場合は、エクスパンダーを以下のように
使用します。:
1:32のレシオに設定し(これは、エクスパンダーの深さです)、音
楽が聞こえないレベル(ノイズだけを取り除く目的で)
に、
THRESHOLD(スレッシィホールド)を設定します。
ミックスソースをプレイして、スタートでノイズが聞こえないよ
うに、スレッシィホールドを調整します。
テープノイズだけを取り除きたいときには、ハイバンドのエクス
パンダーだけを使用すればいいでしょう。
TheCompressor
コンプレッサーは、Finalizerの最も大切なセクションです。この
セクションが、あなたのマテリアルにパンチを与えます。
マルチバンドのコンプレッションを行う場合は、プログラムマテ
リアルの内容を十分検討する必要があります。高域や低域が、
すぎたり弱すぎたりしていませんか?また、中域ははっきり再生
されていますか?一般的にミックスのサウンドが良くても、タイ
トで十分押しだす感じに欠けていませんか?
まず、Finalizerをバイパスモードにして、CD-MASTERのプリセ
ットをリコールします。ミックスをスタートして、バイパスをオ
フにします。すると、ミックスが変化したことに気づくと思いま
す。CD-MASTERプリセットは、最近のあらゆるタイプのリズミッ
クなミュージックに対応できるようにプログラムされています。
ほとんどの場合、ノーマライザーを用いて入力レベルを調整する
だけミックスをタイトに変えることができるはずです。
コンプレッサーを用いて、ハイ、ミッド、ローの関係を変化させ
たい場合、主に二つの方法があります。イコライザーを用いて三
つのバンドレベルを変えるか、マルチバンドコンプレッサーでそ
れぞれのバンドをコンプレスする方法です。コンプレッサーを用
いると大きな違いが聞き取れます。
良いコンプレッサーを用いるとミックスをタイトにできますが
同時にダイナミクスを減少させます。いかなるコンプレッサーで
も使用上注意すべきポイントは、アタックとリリースタイムです。
これらの二つのパラメーターアが、ミックスをタイトにするか、
オープンな感じにするかを決定します。
一般的にローバンドは、速いアタックと遅いリリースタイムに設
定します理由は低い周波数は波長が長いからですミッドバ
ンドは、ほぼ同じアタックタイムと少し短いリリースタイムに設
定します。なぜなら、人の耳はこの帯域に敏感だからです。ミッ
ドバンドのリリースタイムを長く設定し過ぎると、不自然な感じ
になりますハイバンドは他のバンドよりもやや長めのアタッ
クで、高い周波数のトランジエントを通過させます。これらをコ
ンプレスしてしてしまうとミックスがストレスの多い感じにな
ってしまうからです。ハイバンドのリリースタイムは、ミッドバ
ンド同様短くなければいけません。