Manual
フロントパネル
BH550 / BH800 Japanese Manual - 日本語マニュアル (2014-10-01) 13
4. インテリジェント EQ セクション
本アンプのインテリジェント EQ は、ただのベース用
EQ ではありません。
一般的なトーン・コントロールはブーストとカットで
同じ周波数が調節されますが、本アンプのトーン・コ
ントロールはいくつかの周波数帯が変わります。実用
面では、トーン・コントロールとコンツァー機能を組
み合わせたもの、とお考えいただけます。
一つのノブに単独または複数のターゲット周波数とバ
ンド幅を組み込むことにより、インテリジェント EQ
セクションは優れた操作性と最適化されたトーン形成
の性能を両立します。
5. TONEPRINT 1/2 ノブ
TonePrint のコンセプトに馴染みのない場合は、先に
ページ 8「TonePrint」セクションをご参照ください。
TC エレクトロニックのウェブサイトから、追加情報と
ベース用 TonePrint テクノロジーのビデオをご覧いただ
けます。
本アンプには、2 つの TonePrint を保存できます。デフォ
ルトの状態では、スロット 1 には TubeDrive TonePrint、
スロット 2 には TC Classic Chorus TonePrint が設定さ
れています。
6. TonePrint スロット・スイッチ
このスイッチで、使用する TonePrint スロットを選択し
ます。選択されている TonePrint スロットの LED が点
灯します。
スロットの選択と同時に、その TonePrint のエフェクト
が有効になります。新規の TonePrint をアンプに転送す
ると、TonePrint セッティングはこのスロットに保存さ
れます。
各スロットの TonePrint ノブで、エフェクトの掛かり具
合を調節できます。
►
コーラス/フランジャー/ビブラート等のほとんど
のモジュレーション・エフェクトにおいて、ノブは
ウェット/ドライ・ミックスをコントロールします。
一部の TonePrint では、ビブラートのスピードやコー
ラスのデプスに割り当てられていることがありま
す。
►
コンプレッションとドライブでは、ノブは通常適用
量をコントロールします。
アーティスト TonePrint では、他のパラメーターに割り
当てられていることがあります。
また、一部の TonePrint は 2 つのエフェクトを組み
合わせた混合エフェクトになっています。この場合、
TonePrint ノブは一つのエフェクトのパラメーターをコ
ントロールし、もう片方のパラメーターは固定となり
ます。
2 つの TonePrint スロットを同時使用することはできま
せん。
TonePrint をオフにする
TonePrint をオフにする操作方法は次の通りです。
►
TonePrint スロット・スイッチをセンター・ポジショ
ンに設定する、または
►
使用中の TonePrint セクションのノブを下げきる、
または
►
PEDAL ジャックに Switch-3 フットスイッチを接続
する(ページ 15「PEDAL - ペダル・インプット・
ジャック」参照)。
7. MUTE - ミュート・スイッチ
無音チューニング用のミュート機能をオン/オフしま
す。ミュートはスピーカー/ヘッドフォン/バランス・
アウト全てのアウトプットが対象となります。
PEDAL ジャックに Switch-3 を接続している場合(ペー
ジ 15「PEDAL - ペダル・インプット・ジャック」参照)、
Switch-3 からミュート/アンミュートの切り替えを行
えます。Switch-3 の設定は、フロントパネルの MUTE
スイッチより優先されます。
8. MASTER - マスター・レベル・ノブ
アンプ全体の出力レベルを調節します。ヘッドフォン・
アウトのレベルも同時に調節されます。