iAnywhere Automobile Accessories - Towing System User Manual

メモリ使用の概要
120 Sybase IQ
5-1 (108 ページ ) で示した Sybase IQ のメモリ使用の図を参照してください。
すべての 64 ビット・プラットフォームでは、使用可能な合計メモリ量は実質
的に無制限です。システムの仮想メモリが唯一の制限となります。
HP-UX システムにおけるパフォーマンスチューニングのヒントについては、
そのプラットフォームの『Sybase IQ インストールおよび設定ガイド』を参
してください。
32 ビット・プラットフォームでは制限があります。詳細については、次の表
を参照してください。
5-6: 32 ビット・プラットフォームで使用可能な合計メモリ量
Sybase IQ サーバ内での仮想メモリの使用パターンのせいで、Windows プラッ
トフォーム上で仮想メモリの断片化によって処理が過度に増大する可能性が
あります。このような状況に陥る可能性を小さくするためSybase IQ では
Windows XP Windows Server 2003 について Microsoft LFH ( 低断片化ヒー
) の使用をサポートしています。
Windows プラットフォームにおけるパフォーマンスチューニングのこの他の
ヒントについては、「第 7 Windows システムでのサーバのチューニング」
参照してください。
UNIX システムの場合にかぎり、Sybase IQ にはメモリの管理に役立つ 2 つの
コマンドライン・オプションが用意されています。
連結メモリ・プール
HP Sun のプラットフォームでは、指定した量のメモリを「連結」メモリとし
て指定できます連結メモリは物理メモリにロックされた共有メモリです
カーネルはこのメモリを物理メモリからページ・アウトできません。
他のアプリケーションが同じマシン上で同時に実行されている場合は、連結メ
モリによって Sybase IQ のパフォーマンスが向上することがあります。ただし、
連結メモリを Sybase IQ 専用に割り付けると、そのメモリはマシン上の他のア
プリケーションから利用できなくなります。
プラットフォーム 使用可能メモリ量
RedHat Linux 2.1
1.7GB Sybase IQ に使用可能
RedHat Linux 3.0
2.7GB Sybase IQ に使用可能
Windows 2000/2003/XP
a
2.75GB Sybase IQ に使用可能
a
このメモリ量を確保するにはWindows 2000 Advanced Server または Datacenter Server
Windows Server 2003 StandardEnterprise または Datacenter Edition、もしくは Windows XP
Professional を使用し、/3GB スイッチを設定する必要があります。このスイッチを設
しないと、2GB に制限されます。これはプロセスに使用できる合計メモリ量です。/3GB
スイッチを設定した場合でも、Windows サーバではバッフキャッシュの合計サイズ
2GB を超えることはできません。詳細については、Windows 用のSybase IQ インス
トールおよび設定ガイド』を参照してください